1. はじめに
みなさん、こんにちは!営業の手塚です。
「DASLIGHT / DVC4 HOW TO 講座」 第19回目。今回はDaslight 4 基本編として「灯体の配置」について紹介します。
2. 灯体の配置
灯体ウィンドウに表示されている灯体の位置は、□をドラッグ&ドロップすることにより移動させることができます。
複数の灯体を選択した場合、Aの丸印付近にカーソルを合わせ表示される矢印を移動することにより、選択したグループを回転することができます。また、ツールバーの回転アイコンをクリックすると右左45 度に灯体が回転します。
Bの丸印付近にカーソルを合わせ表示される矢印を移動すると灯体グループ全体の大きさを変更することが可能です。さらに、ツールバーの「ボックス」、「サークル」、「ライン」アイコンをクリックすることにより、それぞれのアイコンと同じ形状に灯体を配置することができます。
3. マトリクス形式による位置決め
灯体は、マトリクス(行列)形式により位置決めをすることができ、「Dimensions」のRowsまたはColumnsの数値を変更し、配列を変更します。灯体の順序は「Advanced positioning」により変更することができます。
※Rows:行、Columns:列
4. グループ
簡単に灯体をグループへまとめることができます。また、複数のグループにそれぞれ異なるインデックスを付けて、それぞれ固有のエフェクトを作成することも可能です。
グループを作成するには、グループに含めたい灯体を選択し、灯体ウィンドウの「+」をクリックします。
初期設定では、グループに「1」、「2」、「3」などのラベルが付いています。グループのフルネームを確認するには、右矢印「▶」をクリックしてグループバーを開きます。
さらに、グループを右クリックして様々なオプションを選択することができます。
■ ショートカット
① Edit DMX Mapping
DMX INをシーンにマッピングします。また、0-127のDMX値はシーンを停止、128-255のDMX値はシーンを再生します。
② Edit Keyboard Mapping
コンピューターのキーボードの任意のキーをシーンにマッピングします。SHIFTと組み合わせることも可能です。
③ Edit MIDI Mapping
個々の MIDIメッセージ・コンポーネントを変更することができます。 MIDI INメッセージは左側から、MIDI OUTメッセージは右側から設定できます。
- Type: MIDIメッセージタイプ
- チャンネル: チャンネル番号: 1-16
- Number: ノート/CC/PC 番号: 0-127
- On: シーンを再生
- Off: シーンを停止
- Enable Note Off and velocity/Value 0: ノートオフメッセージのみ受信可能。
- Feedback when data received: MIDIコントローラーのボタンが押されたとき、MIDI OUTメッセージを送り返します。※使用するMIDIコントローラーにより動作が異なる場合があります。
④ Edit Port Mapping
シーンにドライコンタクトポートのポートをマッピングします。Deviceには「DVC4 Gold」など接続しているデバイスが表示されます。また、ポートが既に使用されている場合は、「*port: 1」のように*がポート名の隣に表示されます。
- 名称変更: グループの名前を変更します。
- Update: 現在選択されているグループの内容を更新します。
- 削除: グループを削除します。
5. まとめ
今回は、灯体の配置を行うときに便利な機能を紹介しました。
灯体を任意の位置に配置することもできますが、ツールバーのアイコンをクリックするだけで簡単にサークル状などにきれいに配置することができます。
これからDASLIGHTの導入を検討されている方は、事前にDaslight 4ソフトウェアを無料でダウンロードして操作性を確認することが可能なのでどんどん試してみてください!
https://www.daslight.com/ja/download.htm
それではまた次回をお楽しみに!
DASLIGHT ( ダスライト ) / DVC4 GOLD 標準型 DMX照明ソフトウェア&USBインターフェイス
DASLIGHT / DVC4 HOW TO講座
第1回「ムービングヘッド - サークルエフェクトのプログラミング方法」
第2回「MIDIコントローラーの使用方法」
第3回「マルチユニバースの設定」
第4回「Scan Libraryエディターの使用方法」
第5回「3D Visualizerの使用方法」
第6回「シーンを同時に再生する方法」
第7回「Scan Libraryエディターの使用方法・ムービングヘッド編」
第8回「USBインターフェースDVC4 GOLD ZM編」
第9回「USBインターフェース 番外編・ドライ・コンタクト」
第10回「USBインターフェイスDVC4 FUN編」
第11回「USBインターフェイスDVC4 GOLD編」
第12回「Daslight4 基本編 ~パッチ~」
第13回「Daslight4 基本編 ~フェーダー~」
第14回「Daslight4 基本編 ~灯体ウィンドウ~」
第15回「DASLIGHT / DVC4 FUN アップグレード方法」
第16回「XHL-NAP エラー対処方法」
第17回「macOS Big Surの互換性について」
第18回「Scan Libraryエディターの使用方法・新規作成編 ~その1~」