1.はじめに
みなさん、こんにちは!営業の手塚です。
「DASLIGHT / DVC4 HOW TO 講座」 第10回目。今回は「USBインターフェイスDVC4 FUN」の機能についてご紹介します。
2.USBインターフェイス
Daslight4を使用する上で必要不可欠なUSBインターフェイスには、下記の3種類があります。
- エントリーモデルの「DVC4 FUN」
- スタンダードモデルの「DVC GOLD」
- ハイエンドモデルの「DVC4 GOLD ZM」
パソコン(WindowsまたはMac)とインターフェイスをUSBケーブルで接続し、LEDパーライトやムービングヘッドなどを制御します。
Daslight4という共通のソフトウェアを用いてコントロールするのですが、インターフェイスのグレードにより使用できる機能に制限があったり、制御が可能となるDMXチャンネルの総数が異なったりします。
3.DVC4 FUN
それでは、エントリーモデルの「DVC4 FUN」を見てみましょう。
DASLIGHT ( ダスライト ) / DVC4 FUN DMXソフトウェア&インターフェイス

「FUN」には、XLR3ピンの端子が備わりDMXコントローラーと同様にUSBインターフェイスと灯体をDMXケーブルで接続します。

Live Mode(ライブ・モード)、Stand Alone Mode(スタンドアローン・モード)では、いずれも1ユニバースのうち128チャンネルまで使用できます。
エクスプレス(簡易版)・モード時は、1シーンにつき32ステップまで作成でき、同時に4シーンまで再生を行えます。※有償アップグレードあり
スタンドアローンでは、内蔵された64kBのフラッシュメモリにUSB経由でシーンを保存することにより、パソコンを不要とするような小さなイベントやショーウィンドーなどの空間演出に使用できます。
また、パソコンが故障した場合のバックアップとしての役割があります。
※スタンドアローンのメモリ容量は、チャンネルの数によって変わります。使用するチャンネル数が多ければ多いほど、使用可能なステップが少なくなります。
※DVC4 FUNは、最大512chとフルバージョンのソフトウェアを個別に使用できるようにアップグレードできます。
※SUT(Smart Upgrade Technology)を使用すると、DVC FUNを有償アップグレードできますが、インターフェイスをインターネット経由で定期的に同期する必要があります(1080時間ごと)。
※パソコンがインターネットに接続されると、残りのオフライン時間は1080時間にリセットされます。
下記のdmxsoft.comで有償アップグレード!
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※1ユニバースは512チャンネル。下記の内容をチェック!
→ DASLIGHT / DVC4 HOW TO講座 第3回「マルチユニバースの設定」
4.まとめ
DVC4 FUNは、はじめてDMXコントローラーを使用した照明演出を検討している人にぴったりのDMXソフトウェア&インターフェイスです。ステップ数や同時再生数に上限があるため、LEDパーライトをオリジナルのパターンで点灯させたいなどシンプルな照明演出に向いています。
ムービングヘッドによる迫力のあるダイナミックな照明演出や、同時に複数のシーンを再生したい場合は、スタンダードモデルのDVC4 GOLDやハイエンドモデルのDVC4 GOLD ZMをおすすめします。 通常のDMXコントローラーでは、実際に照明を点灯させて動作確認をしなければ保存したシーンがどのように動作するのかわからないことがありますが、パソコンではシーンに名前を付けて保存でき、パソコンの画面上で3D映像による動作確認を事前に行うことができるためとても便利です。
ショーウィンドー、バー、カラオケ喫茶、ライブハウスなど、さまざまな場所の照明演出におすすめするUSB対応のDMXソフトウェア&インターフェイスです。
それではまた次回をお楽しみに!
DASLIGHT / DVC4 HOW TO講座
第1回「ムービングヘッド - サークルエフェクトのプログラミング方法」
第2回「MIDIコントローラーの使用方法」
第3回「マルチユニバースの設定」
第4回「Scan Libraryエディターの使用方法」
第5回「3D Visualizerの使用方法」
第6回「シーンを同時に再生する方法」
第7回「Scan Libraryエディターの使用方法・ムービングヘッド編」
第8回「USBインターフェースDVC4 GOLD ZM編」
第9回「USBインターフェース 番外編・ドライ・コンタクト」