
こんにちは! 作曲家のKaoruです!
今回は、レコーディング・ライブのサウンドをワンランク上げてくれる「ダイレクトボックス(DI)」についてお話していきたいと思います。 特にギタリスト、ベーシスト、キーボディストは必見!
まず、「ダイレクトボックスって何?」「聞いたことあるけどどんな役割があるの?」と疑問に思っている方が多いと思いますので解説していきましょう。
■ ダイレクトボックスとは
ダイレクトボックスは、楽器(主にエレキギター・ベース・キーボード)で使用する機材。 楽器のアンバランス出力をバランス出力に変換してくれます。 バランス出力に変換することで、ノイズの影響を受けにくいバランス信号でミキサーへ送ることができます。
基本的にシンプルな設計のダイレクトボックスが多いので初心者にも使いやすいのもメリットだと思います。 また、各モデルごとに特徴があるのでとても奥が深いです。 外部電源が必要なアクティブタイプと不要なパッシブタイプがありますので使用する環境にも合わせることができます!
■ どんな場面で必要なの?
なかなか注目されることが無い機材なので、どんな時に必要なのかわからない方が多いと思います。 簡単に解説していきます!
レコーディング:
プロが使用するレコーディングスタジオは勿論ですが、宅録をされる方にも使用することを勧めます! 特に個人で宅録をされる場合、ライン録りが多いと思いますので導入すべきだと思います!
もし、使用しているオーディオインターフェースの「Hi-Z」スイッチが搭載されているのであればONにしてレコーディングしましょう!
ライブやパフォーマンス:
ライブハウスなどでライブを行う場合、主にアコギやエレキベースで使用されることが多いです。
楽器→ダイレクトボックス→ミキサー→スピーカー
という流れで出力させることで音質劣化の少ないパワフルなサウンドを鳴らすことができるのです!
このようにちょっとした工夫を凝らすだけで楽器の性能を発揮してくれます!
それではサウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をピックアップしていきましょう!
COUNTRYMAN ( カントリーマン ) / TYPE85 定番ダイレクトボックス(DI)

超ド定番のダイレクトボックス。
僕がお世話になっていたライブハウスに常設されていた記憶があります!!
メタルボディのシンプルな筐体で耐久性抜群! 激しいライブパフォーマンスにも耐えてくれます。
コンパクト、軽量、なので利便性も抜群! これを使用することで5弦ベースの超低音もこもることなく気持ち良く鳴ります!
シンプルな設計なので面倒なセッティング不要。 最初の一台にオススメのモデルです!
COUNTRYMAN ( カントリーマン ) / TYPE85S ステレオDI

コチラは同性能のステレオタイプ! 目的に合わせて購入してください!
SAMSON ( サムソン ) / MDA1 アクティブDI

高コスパでありながらも、頑丈な筐体と安定した性能を備えているダイレクトボックス。 5000円以下でここまで良い製品が買えるなんて良い時代ですね、、。
バッテリーまたはファンタム電源で動作するアクティブ設計を採用しているので様々な環境にマッチ! サウンドは原音に忠実なのでサウンドメイクがしやすいです。
ブルーのカラーリングも珍しくて良いですよね!
RUPERT NEVE DESIGNS ( ルパート・ニーブ・デザイン ) / RNDI
数多くの名機を世界中に発信しているニーブのダイレクトボックス。 内部に使用されているパーツは厳選された高品質ばかり、妥協のない製品に仕上がっています。
レコーディング界のレジェンドとして知られる「Rupert Neve」が手掛けているというだけでワクワクします。
ベース、ギター、アコースティック楽器、キーボード、シンセサイザーはもちろん業務機のライン出力まで、多くの楽器で使用可能。 一台持っておくと心強い製品です!
特にアコースティック楽器との相性が抜群! アコギの倍音や空気感まで正確に捉えてくれるので演奏が上手になった気がします!(笑)
RUPERT NEVE DESIGNS ( ルパート・ニーブ・デザイン ) / RNDI-S
コチラは同性能の2chタイプ!
SUMMIT AUDIO ( サミットオーディオ ) / TD100
上記で紹介したタイプとは異なるハーフラックタイプのプリアンプ/ダイレクトボックス。
一流ベーシスト・音楽プロデューサーとして知られる亀田誠治さんも愛用しているというだけでかなり信頼できますよね。 こちらは真空管を搭載しているので真空管ならではの太いサウンドが得られます。
また、入力インピーダンスが調整できるローディングコントロールを装備。 本体背面にはPHONE OUT端子が装備されているのでそのまま確認することができます。
以上、「ダイレクトボックス」についてお話ししてみました! 楽器本来のサウンドを最大限に発揮させるには必須のアイテム!
音質・音圧で悩んでいるのであれば導入を検討してみてはいかがでしょうか! きっと「もっと早く買っておけばよかった、、。」ってなるでしょう! 是非お試しください!
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