こんにちはConservario(コンセルバリオ)です!
今回の記事はオススメのアルペジオをご紹介します。
「ストロークもコード・チェンジも結構出来るようになってきたから、更に新しい技術に挑戦したい!」という方に向けた記事です。
アルペジオが出来るようになると歌の伴奏の幅が広がります。
更にソロ・ウクレレの技術も上がるので一石二鳥です。
初心者の方も参考になるように分かりやすく書きますので安心してお読み下さい。
アルペジオ
アルペジオとは、音を分散させて一本ずつ弾く弾き方です。
言葉で表すのは難しいのですが、ストロークがシャン!シャシャン!という感じならアルペジオはポンポンポンポンという感じになります。
まずは親指でアルペジオの練習をします。
コードは一弦三フレットを押さえるCでいいと思います。
親指で四弦から一本ずつ下に向かって"ポンポンポンポン"と弾きます。
ストロークは一気に四本の弦を弾きましたが、アルペジオは一本一本弾く感じです。

コツはあまり深く親指を当て過ぎない事です。
ストロークの時よりも当たりが強くなる方が多いので注意して下さい。 音がビーンというノイズのような音になっていたら強く弾き過ぎです。
四弦から一弦まで弾いたらまた四弦に親指を戻して一弦まで弾きます。 これを繰り返すとアルペジオになります。
ストロークは一回シャン!と弾いたら音量がどんどん小さくなって音は止まってしまいます。 しかしアルペジオは音が止まる前に繰り返し弾いていれば永遠に音を伸ばす事が出来ます。
タブ譜で書くとこうなります。

慣れたら次は一弦から弾くパターンを練習します。 先程の四弦から弾くパターンはストロークの動きにも少し近いので簡単だったと思います。
しかし一弦から逆に戻ってくる動きは慣れないと難しいかもしれません。 親指で下から戻ってきます。
四弦から弾く時と右手の動きがあまり変化がないようにして下さい。
動きがぎこちなくなる方が多いので、鏡などがあればそれを見ながら練習して下さい。

ウクレレはチューニングの関係で一弦から戻ってくるアルペジオも明るく綺麗な感じになります。 ギターでもアルペジオは定番の弾き方ですがギターはチューニングが違います。
ギターは一弦から六弦に向かって太くなっていくので音も低くなっていきます。 六弦から一弦へのアルペジオはまだウクレレとも近いのですが、一弦から六弦へのアルペジオはどんどん音が低くなっていき暗く迫力がある感じになります。
ウクレレは四弦から弾いても一弦から弾いても明るい響きになります。 四弦から、一弦から、どちらも出来るようにしておきましょう。
慣れたらコードを変えてみましょう。 CやAmなど簡単なコードで練習するのがオススメです。
難しいコードで練習するのもいいですが、右手の当たり具合や音量が適当にならないように注意して下さい。 タブ譜はこうなります。

最後にスリー・フィンガーという弾き方をご紹介します。
文字で書くと複雑に感じるかもしれませんが、慣れるとかなりカッコいいので是非練習してみて下さい。
① 親指と中指で四弦と一弦を同時に弾きます。
② 親指で三弦を弾きます。
③ 人差し指で二弦を弾きます。
④ 親指で四弦を弾きます。
⑤ 中指で一弦を弾きます。
⑥ 親指で三弦を弾きます。
⑦ 人差し指で二弦を弾きます。

最初に親指と中指で二本同時に弾くのが難しいと思います。 まずはゆっくり番号で書いてある七つのステップを守って練習して下さい。
コードは中指で二フレットを押さえるAmがオススメです。 スリー・フィンガーは昔の歌謡曲などにピッタリの弾き方だからです。
無理をする必要はないのですが早く弾けると一気に"それっぽい"感じになるので試して見て下さい。 スピード・アップのコツをよく聞かれるのですが、反復練習しかありません。
近道や裏技があるなら出し惜しみせずご紹介しています…何より私も知りたい(笑)
最初に紹介した親指だけのアルペジオに比べて音量を揃えるのが難しいのがスリー・フィンガーです。 名前の通り三本の指を使うからです。
出てくる音が全て均等になるように意識して弾いて下さい。 タブ譜はこうなります。

まとめ
三種類のアルペジオをご紹介しました。 ストロークと同じで他にも様々な種類のアルペジオがあります。
右手のアルペジオが慣れてきたら左手のコードを色々変えていきましょう。 しつこく書いて申し訳ないのですが、右手の当たり具合や音量に注意して練習して下さい。
最初に練習する時にこういった細かい所まで注意していると、あなたのウクレレ人生は必ずいいものになります!
慣れてしまえばどんな曲、どんな技術に挑戦する時も最高の演奏が出来るようになります。
今回は私のオススメを紹介しましたが、他にいいアルペジオがありましたら是非お知らせ下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PUK300 ソプラノウクレレ

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