こんにちは!「YOITOKOめぐり旅」担当スタッフSです。
第11回目の今回は初の東北エリア!岩手県宮古市にお邪魔しました。
このブログでは本編でお伝えしきれなかった“よいとこ”を中心にお届けしていきます!
福島県にハワイアンリゾートがあるのは有名ですが、岩手県にも南国リゾートを象徴する楽器「ウクレレ」が鳴り響いているとの噂を聞きつけ向かった今回の旅。
成田市から車で7時間とちょっと。日本って広い!
到着した岩手県宮古市は、リアス式で有名な三陸海岸沿いの漁業が盛んな街。美味しい海の幸がたっぷり楽しめるエリアです。(グルメレポートは後ほど♪)
レレサポ山本千香さん
今回密着させていただいたのは、宮古市を中心に活動されているウクレレサポート協会(通称:レレサポ)代表の山本千香さん。今年の4月から宮古市田老地区の地域おこし協力隊にも就任され、ウクレレを使った地域活性化を実践されています。
詳しくはYOITOKO本編をチェック! → https://www.soundhouse.co.jp/yoitoko/miyako/

山本さんに案内していただき、ウクレレの活動と、その舞台となる宮古市の“よいとこ”をたっぷり取材してきました!
鍬ヶ崎公民館
最初に取材にうかがったのは、レレサポが定期コンサートをしている「鍬ヶ崎公民館」。震災の被害に遭われた山本さんのご実家のすぐ近くに、3年前に建設された新しい公民館です。

入口横にあったスケジュール表を見ると、土日平日関係なくイベントでいっぱい!
仮設住宅へ慰問に訪れたミュージシャンやパフォーマーが、今でもここに来てくれるのだそう。
公民館長さんに取材のご挨拶に行くと、給湯室で手挽きのコーヒーを振舞ってくださいました。コーヒーをいただいている間、館長さんから、宮古市は昭和の初めまで花街だったこと、遠く京都との繋がりがあったことなど、興味深いお話をたくさん伺いました。宮古では「ありがとう」を「おおきに」と言うんですって!

コンサートには、山本さんと、レレサポメンバーの美香さん、坂下さんの3人が出演。音色の違うウクレレでポップスや童謡、ハワイアンなど10曲を演奏。バンジョーウクレレが入るとさらに軽やかなサウンドに♪美香さんのフラダンスも優雅で素敵でした!
白い浜辺とウミネコの群れ

「浄土ヶ浜」は、青い海と白い岩々のコントラストが美しい宮古市の景勝地。岩と同じ白い石が敷き詰められた浜辺はとても幻想的です。
そんな浜辺で幅を利かせているのが「ウミネコ」たち。積極的な彼らに鳥が苦手なレポーター柴山は…頑張りました!

浜辺で山本さんに1曲弾き語りをしていただきました。波の音に乗るウクレレの音色はとても心地良かったなぁ。
くるびあじがする
三陸に来たら外せないのは海の幸!お昼をいただいたのは、道の駅たろうの敷地内にある「善助屋食堂」。
こちらのオススメは「どんこ唐揚げ丼」。“どんこ”とは三陸の地魚で、カラリと揚がったフワフワの白身が堪らない逸品です。

先日の人気夜ふかし番組でも取り上げられたそうですが、この辺りでは美味しいときに「くるびあじがする(くるみの味がする)」と言うそうです。特別な行事の料理にくるみが使われることから、美味しいもの=くるみ味、と表現されるようになったのだとか。名物どんこ唐揚げ丼も「くるびあじ」がしましたよ♪
「産直とれたろう」で食べられるのが、田老名物「真崎焼き」。タコの代わりに田老名産の「真崎わかめ」の茎がたっぷり入ったタコ焼き、という説明が分かりやすいかな?

田老の漁協では「Oh YES!~真崎わかめの歌~」をリリースして大プッシュしています!

わかめの歌カッコいいぞ!!
このCDをくださったのは漁協の前田宏紀さん。お祭りなどの際には音響まわり全般を担当されているそう。地域のイベントはこういう方に支えられているんですね。

俺とピアノ以外はサウンドハウス
そう言ってくださったのは、宮古市のライブハウス「カントリーズカフェ」のマスターいとうひろしさん。レレサポライブのPAも買って出ているレレサポの良き理解者です。かつては武道館など大きな現場でも仕事をしていたそうですよ。PA台に座る姿がシブい!

カントリーズカフェには震災以降、市内はもちろん全国から多くのミュージシャンが訪れているそう。
この日、カントリーズカフェで演奏してくださったのは、レレサポの最年少メンバー、中学3年生の藤澤亜美さんと、市内のシンガーソングライターMIHOKOさん。
まずは亜美さんの繊細なウクレレソロ。レレサポ代表山本さんいわく「亜美ちゃんはレレサポで一番音感がイイ!」と頼もしげ。

MIHOKOさんは、震災を機に30年のブランクを経て活動を再開。雰囲気満点のブルージーなギター弾き語りに心が奪われました。

音楽にまったりと浸れる素敵な空間。くつろげるカフェスペースもあり、ついつい長居してしまいそうです♪

田老総合事務所のみなさん
今回の取材では田老総合事務所の皆さんにもたくさんご協力いただきました!役場の方々の努力によって、田老地区の復興は着々と進んでいます。

今回サウンドハウスから、普及に役立ててほしいと山本さんにウクレレをプレゼントしたところ、「お渡ししたい人達がいるんです!」と真っすぐ向かったのが田老総合事務所。

役場の皆さんに直接お渡しすることができました。前田所長の少年のような笑顔が忘れられません。山本さんによると、さっそくボディの裏にステッカーが貼られているそうです♪

浄土ヶ浜旅館
取材班が2泊お世話になった「浄土ヶ浜旅館」。実はこちらの女将さんもレレサポメンバー!演奏聴きたいです!というワガママに応えてくださった女将さんに大感謝!
その模様を動画でどうぞ!
旅の終わりは三王岩で
最後に、田老地区のシンボルになっている「三王岩」に案内していただきました。波の侵食でできた巨大な岩の塔です!なんてダイナミック!そのうちブラ●モリも取材に来そうだなぁー。

今回の宮古市の旅でも、素敵な出会いがたくさんありました!山本さんをはじめ、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
宮古市には、町歌や市民歌など、町のために作られ根付いている歌がいくつかあるそうです。昔から音楽が生活の中に溶け込んでいるんですね。
サウンドハウスのYOITOKOプロジェクト