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【徹底解剖】Discrete 4 Pro Synergy Core詳細レビュー!(Edge Note含む)

2023-05-10

テーマ:DTM・DAW

以前Discrete 8 Pro Synergy Coreのデモ機を試聴して以来、そのサウンドの素晴らしさにすっかり魅了されてしまい、ついに同シリーズ「Discrete 4 Pro Synergy Core」を個人的に入手してしまいました!
常に手元にあり、いつも触っているからこそ分かることをレビューしていきたいと思います。

旧モデルからの進化

まず、旧モデルDiscrete 4 Synergy CoreからDiscrete 4 "Pro" Synergy Coreへと名称も変わったことで、どのように進化したのでしょうか?
特にサウンド面での完成度が高かったDiscrete 4 Synergy Coreから名称も大きく変わらないことからマイナーアップデートになると予想していましたが、これがいい意味で大きく予想を裏切りました。

左・Discrete 4 Pro Synergy Core 右・Discrete 4 Synergy Core(旧モデル)

上・Discrete 4 Pro Synergy Core 下・Discrete 4 Synergy Core(旧モデル)

以前のDiscreteシリーズはDiscrete 4とDiscrete 8で音質等も異なるものになっていましたが、Proシリーズでは同等となっており、Discrete 4はスペックの上昇幅がより大きくなっています。
モニター出力のダイナミックレンジはなんと121dBから130dBへ大きく進化しています。
あくまで数値の話なので体感上はそこまで変わらないかと思っていましたが……、一聴してわかるぐらいの歴然とした差に驚きました!
クリアすぎて視覚的に音が見えるような錯覚を覚えるほど。ボーカルやギタリストなど、人の気配を感じるぐらいに臨場感や空気感のあるサウンドです。同等クラスのインターフェイスと比較しても明らかにリアリティあるサウンドに正直驚きました......
ヘッドホン出力も、歪みのない音場の広いサウンドに進化しています。大音量で鳴らしても分離がよくミックスしやすいです。
続いてマイクプリアンプをチェック。アコギの録音を試してみました。他のプリアンプと比較しても、クセがないのに存在感があり、どんな場面でも安心して使えるサウンドだと思いました。

セッティング

ANTELOPE AUDIOは初心者には敷居が高いと思われることが多いようですが、インストール作業も非常に簡単でした。
購入して最初だけアクティベーションが必要となりますが、ANTELOPE AUDIOのHPでアカウント作成して「ACTIVATE NEW DEVICE」をクリックして進めていたら、気づくとドライバのインストールもアクティベーションも完了していました。
あとはAntelope Launcher上でアップデートやコンソール・アプリケーションの起動もできるため、マニュアルも読まずしても迷うことなくセッティングできました。

Antelope Launcher

シンプルにインターフェイスとして使用する際は、最低限の操作でコンソールの全体像を意識することなく使えます。アウトボードを使う場合や4つあるヘッドホン端子からそれぞれ別の信号を出力したい場合など、一歩踏み込んだ設定をしていく際には、Discrete Proシリーズの新しい「バーチャル・パッチベイ」が活躍します。

バーチャル・パッチベイ

Synergy Coreエフェクト

そして、やはり特筆すべきはSynergy Coreエフェクト。アウトボードのプロセッサーを活用する感覚でエフェクトをインサートできます。
モニターにのみエフェクトをかけることもでき、もちろんエフェクトの掛け録りも可能です。
Overloudと共同開発されたアンプシミュレーターも付いているため、シールド直挿しですぐにアンプサウンドを出せるのはギタリストには大変便利です。個人的には好みのアンプシミュレーターとエフェクトをインサートした状態でプリセットを保存して、思い立った時にすぐにギターを鳴らせるセッティングにしています。
エフェクトの種類も、オプトコンプやFETコンプ、PULTEC系のEQなど定番どころがしっかり押さえられているため、各種録音時にも迷いなく処理できます。

Synergy Coreエフェクト(アンプシミュレーター)

Synergy Coreエフェクト(EQ・コンプ)

Edgeシリーズ モデリングマイク

ANTELOPE AUDIOのインターフェイスと組み合わせることで、さらなるアドバンテージを発揮できる機材があります。それはモデリングマイクの「EDGE」シリーズです!
EDGEシリーズは、憧れのビンテージマイクからどのスタジオでも目にする定番マイクまで、多様なエミュレーションが可能なモデリングマイクです。
ペンシルマイクのEdge Note、コンデンサーマイクのEdge Solo、2chの出力でよりリアリティを高めるEdge Duo、360°の録音を可能にするEdge Quadroなど、用途に応じて選べます。
「モデリングマイク」ではあるものの、通常のマイクとして使っても自然で繊細なサウンドです。個人的にはこの素の音が好きで、男性ボーカルやコーラスの録音によく使用します。
今回は、その中でも最も直近に発売となったペンシルマイク型の「Edge Note」をアコースティックギターの録音でテストしてみました。

モデリングをOFFにしたマイク本体のサウンドは、スモールダイアフラムのマイクらしい、シャープで透明感のあるサウンド。
スチール弦の煌びやかさを立ち上がりよく綺麗にキャプチャーしてくれます。そのうえで下の帯域もバランスよく拾うため、耳に痛いサウンドにもなりません。
続いてモデリングのサウンドを適用してみます。
Edge Noteは下記の13種のマイクのモデリングが可能です。

  • Aalborg 4006
  • Berlin 184
  • Berlin K53
  • Berlin K54
  • Berlin K86
  • Freiburg 6
  • Hamburg 40
  • Hamburg 211
  • Hamburg 441
  • Illinois 7B
  • Illinois 57
  • Perth 55
  • Vienna D112

名称だけでもNEUMANNやAKGやSHURE、Sennheiserなど、どのマイクのエミュレーションか何となく見当が付きますが、GUIで見るとさらにピンときます(笑)

エミュレーションを適用させるためには、インターフェイスのミキサー・アプリケーションよりモデリングをオンにして、マイクを選択するだけです。

実際に使ったことのあるマイクを試してみると、確かに記憶にあるそのマイクの特徴と似ているように思います。特に中高域にその特徴が再現されているように感じます。強調されすぎることもなく、自然なバランスを保ってモデリングされています。Stereo Setで2本並べて使うとその特性はより際立ちます。
録音するソースによって柔軟にマイクを選択できるのはレコーディング現場でも安心感がありますね。

EDGEシリーズは他社製のオーディオインターフェイスでもDAW上のプラグインとしてインサートすることで利用可能です。その際にはiLokキーが必要となります。
ただ、ANTELOPE AUDIOインターフェイスと組み合わせることで、CPUに負荷をかけない「オンボード・プロセッシング」を可能にしたり、モニターのサウンドにモデリングが適用できるためゼロ・レイテンシーで使うことができたりと、よりフレキシブルにその強みを発揮できるのは間違いありません。

まとめ

Discrete 4 Pro Synergy Coreの特徴を見てきましたが、抜群の音質に加え、各種機能も実用性の高いものとなっています。
この音質に触れてしまうと、他のインターフェイスを使う気になれないぐらい満足度の高い買い物でした。

そして、いまANTELOPE AUDIOのインターフェイスを購入すると、前述のEdgeマイクが手に入るキャンペーンを実施しています。これは私が購入した際には実施していなかったため、非常に悔しい思いをしております(笑)。
マイクだけでもなかなか良いお値段になりますので、いかにお得なキャンペーンかお分かりいただけると思います。プレゼントされるマイクは購入モデルにより異なりますので、興味が湧いた方はぜひ下記のバナーから詳細をCheckしてください!

ANTELOPE AUDIOインターフェイス購入でモデリングマイクなどプレゼント!

サウンドハウススタッフ

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

ANTELOPE AUDIO / Discrete 4 Pro Synergy Core【値上前旧価格・在庫限り】

ANTELOPE AUDIO

Discrete 4 Pro Synergy Core【値上前旧価格・在庫限り】

¥168,000(税込)

オーディオインターフェイス、USB/Thunderbolt 3

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