定番のスノコ型エフェクターボードPedaltrain(ペダルトレイン)を使ってボードを構築してみようと思います。
第1弾となる今回は、ペダルボードの選定と、パワーサプライやジャンクションボックスといったアクセサリーの設置場所を仮決めしていきます!

現在のエフェクターボードは、こんな感じになっています。エフェクターの入れ替えと、ある問題を解決するためスノコ型へ乗り換えることにしました。スペースに起因した問題でもあるのですが、右上の電源ユニットを2段積みに配置したことにより、レイアウトを維持したままエフェクターケースの蓋を閉めることができない状態になっています。
解決策として、当初は適当なサイズのエフェクターボードを追加し、歪み系のボードと空間系のボードに分割しようと計画していましたが、理想のサイズに近いボードに巡り合うことができず断念。裏側のスペースも活用できるスノコ型であれば高さ問題もクリアできるのでないかと思い、ボードに関する情報を集めました。
サイズ選びでは、とても便利な「Pedalboard Planner App」というアプリが活躍しました。Webブラウザ版、iOS版、Android版があり、ボード上にエフェクターを並べてシミュレーションできます。
シミュレーションの結果、Novo 24をチョイス。ツアーケースとソフトケースのどちらにするかで悩みましたが、軽量かつケーブル類を収納できるポケットがあるソフトケース付きのモデルにしました。

では、ペダルトレインの裏側をみてみましょう。すでにジャンクションボックスを取り付けてあります。用途は、TIMELINE(ディレイ)とFLINT(リバーブ&トレモロ)をギターアンプのセンドリターンへ接続するためです。

さらに、SuhrのMINI MIXを使用し空間系をパラレル接続する予定ですが、AC9Vの専用電源アダプターをどうするかという新しい問題が出てきました。歪み系のジャンクションボックスにはCAJのIN and OUTを使用します。

メインの電源ユニットにはSTRYMONのZuma R300を選択。各ポートが500mAの高電流出力に対応し、超低ノイズの電源を供給できます。出力電圧を計測すると9.35Vあり、少し使用した9V電池に相当した電圧でエフェクターへ電源を供給できるのもポイントです。

ペダルトレインにZuma R300を設置すると、丁度いいサイズ感で収まります。

裏側の寸法を計測すると、Zuma R300を仮置したスペース以外はパイプ間の幅が狭いため、用途が限られてしまうことがわかりました。

最奥の面は高さが80mmあり、中央の空きスペースを使って便利な機能を持たせる予定です。

ペダルトレインの本体は航空機にも採用されるアルミニウム合金を使用しており、頑丈さと軽さを兼ね備えたペダルボードです。次回は、Zuma R300をメインに使用した電源ユニットを組み上げていきたいと思います。どうぞお楽しみに!