5月24日、青山迎賓館で行われたウェディングパーティーのPAシステムとして、ショールームに展示しているQSCの機材を持ち込んでお手伝いさせていただきました。
今回使用した機材はコチラ↓↓↓
・QSC TouchMix-16 デジタルミキサー
・QSC CP12 メインスピーカー
・QSC KS212C サブウーファー
・QSC K8.2 フロアモニター
・Aspen Pittman Designs Spacestation v.3 キーボードアンプ&モニター
・Beyer Dynamic TG-V70D ボーカルマイク
スピーカースタンドやケーブル諸々を含めると、我が愛車スバルサンバークラシックに載せられるギリギリの機材でした(笑)

パーティー会場は、横25m、縦15mくらいの広さ。ザックリこんな感じの配置でセッティングしました!!

特に事前打ち合わせはしていませんでしたが、さすが百戦錬磨のミュージシャンたちです!実際の会場を見て、テーブル配置とかセンター位置を考えて、スピーカーや楽器の位置を調整して場所決めはスムーズに決定!!
メインスピーカーCP12は、Compact Poweredが売りということもあり、12インチながら重量13.7kgと軽く、自分ひとりでも頭位置より少し高いくらいのスタンドに載せることができました。

リハーサルを始めて少し時間が経ったところで問題発生!!
曲の途中で電源が落ちた!!
結果を先に言ってしまうと原因は、一か所の電源回路からすべての機材の電源を引っ張っていたことでした。事前にサウンドチェックをした際に、十分な音量ですべてのスピーカーを鳴らした状態で測った消費電力が約8Aだったのでいけるだろうと推測していたのが甘い考えでした。幸いにもその会場は両サイドからの電源用意があり、半分ずつに分けてリハーサルを再開したところ、見事に解消してひと安心!!すぐに対応でき本当によかったです。
使用したTouchMixは、大型カラータッチパネルを持つデジタルミキサー。トリムだけはアナログで「ツマミ」としている点が1つ特徴と言えます。

マイクやキーボード、DJコントローラーなどを接続した後、各チャンネルのメーターがしっかり振れるようにトリムを適宜調整しました。また、TouchMixはWi-Fi接続でリモートコントロールが可能なため、トリム調整した後、iPadを持って、外音のバランスをチェックしに会場の中央後ろまで行き、ボーカル、キーボード、バスドラム、シンセベースのバランスを自分なりに取って完了!
今回は音作りに十分な時間を割けなかったので、QSCが用意しているボーカル、バスドラム、キーボード用のプリセットをそのままロードして時間短縮しました。フロアモニターK8.2の音量バランスもミュージシャンの近くに行ってiPad上でAUXのバランスを調整するだけだったので難しくはありませんでした。
メインスピーカーCP12は6種類のプリセットが搭載されていて、サブウーファーを併用する際に使うプリセット「Default Ext Sub(80Hzハイパス)」を選択。KS212Cは同じクロスオーバー周波数「80Hzローパス」に設定しただけでしたが、簡単にバランスの取れた聞きやすいサウンドが得られました。

演奏してくれたミュージシャンは、さいとうりょうじ(Vo、Gt)、ヤマザキタケル(Key)、馬場智也(Dr)のお三方!!成田市の町おこし音楽イベント「ナリタのオカゲ」にP.O.Pというバンドで来てくれたときに知り合ってから、けっこう時間経っちゃいましたが、またこのメンバーの演奏が、しかもこんな近距離で聴けるとは思っていなかったので個人的に喜びもひとしおでした。


本番が上手くいくか、不安な気持ちでいた自分にかけてくれた言葉でとても心強かったのが、
音が出ればなんとかなる!!
でしたw
実際、本番は終始盛り上がり、曲が終われば拍手喝采。急な飛び入り、リストにない曲のリクエストにも柔軟に対応して、会場にいるみんなを楽しませていました。本番前の曲決めや段取りのやり取りも見せていただいたのですが、そこまでガッチリ打ち合わせをしなくても、求められている以上のパフォーマンスを提供できてしまうところは、さすがプロの仕事だなぁと感心してしまいました。




簡単操作でハイグレードなPAシステムを構築できるQSCの機材と、音が出れば何とかしてくれるというプロフェッショナルなミュージシャンのみなさんに助けられ、無事にイベントを終えることができました。
そして今回もたくさん勉強させてもらいました。次回以降、電源周りのこともそうですが、もっとケーブルを綺麗に引き回したり、各楽器やメインスピーカーのEQを微調整したり、もっと整ったステージ環境で演奏してもらえるようなセッティングを心がけていきたいと思います。