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QSC ( キューエスシー ) / KS212C パワードサブウーファー

QSC ( キューエスシー )  / KS212C パワードサブウーファー

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パワード・カーディオイド・サブウーハーKS212Cは、3600Wの大出力を誇るクラスDアンプ、最新DSPを搭載。全方向に広がる低音がステージ上やスピーカー背面に回り込むという問題を解決するため、従来は複数のエンクロージャー、アンプ、プロセッサーを駆使して指向性を作り出していたのに対し、KS212Cは革新的技術を取り入れたシングル・コンパクト・エンクロージャーにより、理想的な指向性を実現。オーディエンス方向に限定して力強い低域を伝え、最適なステージ環境をコーディネートすることが可能です。ライブだけでなく、DJ、ダンス、映像プロダクションなど中規模会場で行われる様々なパフォーマンスで圧倒的な能力を発揮します。

■パワードサブウーハー
■12"×2
■3600W
■40.1kg

■タイプ:デュアル 6th-Order バンドパス・カーディオイド・サブウーハー
■LFトランスデューサー: 2 x 12-inch (305 mm), Cone
■周波数レスポンス (-6 dB): 44 Hz - 104 Hz
■周波数レンジ (-10 dB): 39 - 118 Hz
■ノーマルカバレージ: 180? Cardioid (15 dB rear rejection @ 70 Hz)
■最大出力音圧レベル: 132 dB @ 1 m (peak)
■アンプ: Class D
     2 x 1800 W (peak)
■冷却: ローノイズ、可変式スピードファン
■コントロール:
 パワーON/OFF
 ゲインコントロール
 ロータリーエンコーダー
 2 x セレクションボタン
■インジケーター:
 2 x Power LED (フロント、リア)
 Input Signal LED
 Limiter Active LED
■コネクター:
 2 x Locking XLR/F ?-inch Combo
 2 x XLR/M (Loop-Thru Output)
 1 x Locking IEC Power Connector
■電源:ユニバーサル・パワーサプライ100 - 240 VAC, 50 - 60 Hz
■消費電力 (1/8th Power) 100 VAC, 3.6 A
■エンクロージャー
 エンクロージャー: 18 mm Birch Plywood
 カラー:ブラック(RAL 9011)
 グリル: Internal Woofer Cover
■サイズ:幅39.4x高さ62.2x奥行85.1 cm
■重量:40.1 kg
■梱包重量: 48.5 kg
■準拠:CE, WEEE, UL, China RoHS, RoHS II, FCC Class B
■付属品:4 x ローノイズ・キャスター、36インチ・スピーカーポール
■別売アクセサリー:KS212C Cover、KS LOC Lock-Out Cover、SP-16X Extension Pole

KS212Cは小規模の会場に最適な最上位クラスのパワード・サブウーハーです。

KS212Cは、革新的な技術により、単体で指向性のあるサブウーハーを実現。モバイルエンターテイメント、映像プロダクション、機器レンタル、小規模会場などにおける用途において、「低音域を最適化」し不要な低域を最小限に抑えます。

3,600WクラスDアンプによるパワーと、最新のDSPテクノロジーによるプロセッシング、6次オーダー・バンドパス・チャンバーが組み込まれた音飛びの良いデュアル12インチ・ドライバーを搭載、これらの技術全てを密接に働かせることにより、キャビネットの前後で15dB以上の音響エネルギーの差を実現しています。可搬性に優れたキャビネットには持ちやすいアルミ製ハンドルと4個のキャスターを搭載。2つのM20スピーカーホールを搭載し、35mmスピーカー・ポールを使用して、スピーカーを設置することができます。

<一般的なサブウーハーの問題点>
通常、サブウーハーは音が全方向に広がるため、ステージ上に不要な低音が入り込んだり、スピーカーの背面にも低音が回り込む問題が起こります。最近では、サウンドエンジニアによりスピーカーの配置、ディレイ、極性などを工夫したり、サイドとリアに広がる音を調整することにより、サブウーハーにも指向性を作ることができるようになりました。しかし、この技術の問題はコストがかかり、複数のエンクロージャー、アンプ、プロセッサーが必要な点です。

<KS212Cによる問題解決方法>
QSC社は、革新的な技術により指向性のあるサブウーハーを単体で実現。ステージでの不要な低域を最小限に抑え、"最適な低音域"を作り、そのサブウーハーの圧倒的な能力を十分に発揮します。

<主な特徴>
■単体で、指向性のあるサブウーハーを実現
■3600WクラスDアンプ搭載
■指向性を設けることにより、エンクロージャー前後で15dB以上のレベル差を実現
■音飛びの良いデュアル12インチドライバーを搭載
■デュアル6次オーダー・バンドパス・デザイン
■設定可能なクロスオーバー、用途別にシーンの保存、呼出が可能
■TFR(Turbulent Flow Reduction)ポートデザインによる最適なレゾナント・チューニングと高速エアーフローを実現
■様々な用途に対応する洗練されたデザイン
■頑丈で長寿命のエンクロージャー
■2つのM20スピーカーホールを装備、35mmスピーカー・スタンドを使用して、スピーカーを設置可能(36インチスピーカーポール付属)
■KS ロックアウトカバー(オプション)によるコントロールパラメーター保護

国内ミュージシャンの商品レビュー

今回は、知人の結婚式にてQSC CP12(メインスピーカー)、KS212C(サブウーファー)をレンタルしました。150名ほどの来賓者の来る、カジュアルな結婚パーティでした。用途してしてはラウンジライクなDJプレイと、ギター・キーボード・ドラムの3ピースバンドでのジャズライブの余興用でした。カジュアルで上品かつグルーヴィーな雰囲気を求めていたのですが、スピーカーもウーファーも求めていた雰囲気をばっちりと演出してくれ、とても品質が良かったです。特にサブウーファーは低音の輪郭がくっきりと出ていました。当初は必要ないかもしれないとレンタルを迷いましたが、会場全体のグルーヴ感を演出するのに必須だったと終わってみて気付き、レンタルして良かったと思いました。カジュアルで大人数のパーティなどにはもってこいの機材だったので、スピーカーだけでも十分かもしれませんが、いつものパーティに特別感を出したい、プラスアルファで全体のグルーヴ感を引き出したい、という時には特にお勧めのアイテムです。次回もぜひセットでレンタルしたいと思います。

Chilly Source

ABOUT
Chillで気持ち良い音楽をテーマにラジオ配信、楽曲制作、映像制作、アパレル制作、空間プロデュースなどを総合的に行うライフスタイルレーベル。毎週日曜日、YouTubeで22時からDJやゲストアーティストによる様々なChillout musicを配信している。また、アーティストやDJ以外にも、ビデオグラファーやデザイナーなどのクリエイターも所属し、約30名ほどのメンバーがチームで活動をしている。

MESSAGE
Chilly Sourceは皆さんへ、新しいライフスタイルを提案します。レストランやカフェで、いつもよりご飯が美味しく、会話が楽しく、最高にリラックスしている。そこには自然と体にしみこんでく、Chill Out MusicつまりChilly Sourceの音楽が聞こえてくるから。皆さんに最高の音楽をお届けします。ちょっと僕らのChilly Source味見してみませんか?

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http://chillysourcetokyo.com/

SoundCloud
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Instagram
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国内ミュージシャンの商品レビュー②

QSCのスピーカーはよく使っていて、変なピーク感の無いフラットでナチュラルな印象を持っていたのですが、今回初めて使ったこのモデルCP12も印象は変わらず良かったです。今回は会場も小さな体育館位のスペースに300人程のイベントでしたので若干パワー不足も否めませんでしたが、「キャパmax100人まででデカ目のカフェでドラム無しのパーカッション」とかですと、バッチリかと思います。
上位モデルK.2シリーズになるとパワーは増しますが、DSPの設定等もあり、ちょい専門的になるので、こちらですと予めプリセットされたツマミをカチカチ回して「いいな」と思ったとこで止めればよいのであまり機材に詳しく無い方でもオススメです。

このシリーズに初めてサブウーファーKS212Cを入れてオペしてみましたが、歌、ピアノやアコギのツヤ感が、あると無いとでは全く違います。また指向性を持たせているとの事ですが、ステージ上への回り込みが本当に少ないのには驚きました。
これにより、ステージ上の演奏者はスッキリとモニターする事が出来ます。
アコギも低音がハウったりしにくいですし。ベース&ドラムがいるバンド編成ですと必須なものだとは思いますが、今回のようにギター&パーカッションのような編成でも表現の幅が広がり、一台導入する事でワンランク上のサウンドになるように感じます。

石本 大介

高校よりギターを始め、ヘヴィメタル一本槍。徐々にブルースやジャズに目覚め、大学在学中から渋谷エッグマンなどへの出演を中心に本格的に音楽活動を始める。2005年に自身のユニットにて住友紀人氏プロデュースによるアルバムをリリース。2007年頃から作編曲家としての活動を始める。「UTAGE」「CDTV」他、CM、ドラマ、映画の音楽制作に関わる。また都内ライブハウス等での音響エンジニアやイベントの開催運営など様々な分野にて活動中。studio SOUKOオーナー。

海外レビュー

Flight of Voicess、 QSCと共に活動の場を広げる

様々な音楽を扱う人たちにとってQSCは素晴らしい存在

米国カリフォルニア州ロサンゼルス(2019年4月11日)

素晴らしい音楽を上質なワインに例えるなら、ロサンゼルスを拠点に活躍する音楽集団「Flight of Voices」はソムリエです。優れた音楽を多数準備し、音楽を選ぶ手助けをしています。Malibu’s Saddlerock Gardensから伝統のVillage Studios、ビバリーヒルズにある全体がピンク・ソルトでできた部屋でのコンサートまで、幅広い個性のある屋内外の会場で演奏しています。それにはパワフルで軽量、使いやすいPAが必要です。彼らはパートナーとしてQSCを選びました。ミックスダウンとレコーディングにはTouchMix-30 Proを使用。メインにK12.2パワードスピーカー、サブウーハーにKS112、そしてモニター用としてK10.2を3台使用しています。
創業者でオーナーでもあるSophie Ills氏、共同オーナーのAlex Nimier氏、サウンドエンジアのRobert Richardson氏に話を聞きました。

山の上、洞窟、スタジオなど、私たちは、いろいろな場所でコンサートを行います。毎週Guitar Centerから機材をレンタルしていたときも、いつもQSCを使用していました。会場が常に変わるため、Flight of Voicesのサウンドシステムは、拡張性があり会場の雰囲気にフィットし、小回りがきく必要があります。私たちが行うショーは観衆が12人から200人と様々です。屋内、屋外にかかわらず、同じセットアップで使用できます。システムのサウンドは素晴らしく、K12.2は2000Wもの出力があります。最大規模の観衆のときでも十分な音飛びがあり、少ない観衆のときでも、演奏のニュアンスが伝わるハイファイなサウンドを届けます。他のスピーカーと違ってボリュームを落としても明瞭さが失われることはありません。
聴く人が多岐に渡っているだけではなく、様々なジャンルのサウンドを組み合わせ、毎回異なる音楽体験を届けています。ジャズシンガーとフォークシンガーを組み合わせたり、ソウルシンガー、ラテンパーカッションなどともセッションを行っています。同じ組み合わせのアーティストが何度かショーを行うこともありますが、初めてのメンバーで演奏することもあります。
TouchMix-30 Proはたくさんの便利な機能を持っています。様々なボーカルと楽器に対して素早くセットアップできるシーン設定、会場毎のハウリング防止とルームチューニング、タブレット端末からのリモートコントロールなどです。「WiFiルーターに接続してネットワークをセットアップします。iPadでTouchMixをコントロールしながら会場を動き回り、各スポットのサウンドをチェックします。演奏の邪魔になる長いケーブルを観客の足下に這わせる必要はありません。iPadの操作画面はTouchMix本体と全く同じです。二つの間に動作状態の違いや遅れなどはありません。実際にショーの最中にTouchMix本体を操作する必要はほとんどありません。
TouchMixの音質は、プリアンプ、EQ 、コンプレッション、エフェクトなど全てが一級品です。会場とアーティストが様々なため、チャンネル毎にEQ を設定し、全てをサウンドに凝縮、必要に応じてコンプレッションやリバーブをかけます。これらの調整はいつも素早くできます。
先週土曜日に行われたVillage StudiosのMoroccan Ballroomでのコンサートでは、8人のミュージシャンが演奏しました。フラメンコギター、カクテルドラム、ウッドベース、サックス、フルート、クラリネット、アコースティックギター、グランドピアノ+ボーカルによる演奏は素晴らしいの一言。そしてQSCのサウンドシステムは会場にぴったりで、とてもマッチしていました。
Flight of Voicesチームは、TouchMixシリーズを高く評価しています。特にマルチトラックレコーディング機能とステレオミックスをコンピューターを使用せずに直接ハードドライブに保存できる点です。我々の根幹はライブです。しかし、およそ6ヶ月前、様々なアーティストを組み合わせて、オリジナルだけでなく、カバー曲に驚くような編曲をし、YouTubeビデオのセッションを作り始めました。
セッションのときは、照明と撮影もやります。セッションのレコーディングには後で編集可能なトラックを、確実に作ることができるシステムが必要です。TouchMixに接続したハードドライブに保存できるので、ラップトップは必要ありません。TouchMix-16は軽量小型だけでなく、十分すぎる性能があります。
その軽さは魅力的ですね。屋内外問わずに、搬入はとても楽です。様々なジャンルの音楽に関わっている人にとって、QSCは本当に素晴らしいものだと思います。

世界的ベーシスト、Darryl Jones氏が、QSCパワードスピーカーK.2シリーズとパワードサブウーハーKS212Cを採用。

米国カリフォルニア州ロサンゼルス(2019年2月11日)

1993年からRolling Stonesの一員としてツアーやレコーディングをしてきたベーシスト、Darryl Jones氏は、パワードスピーカーK10.2に単一指向性を持つパワードサブウーハーKS212Cを組み合わせ、ギタリスト兼バンドリーダーのMike Stern氏と一緒にヨーロッパ・ツアーを行いました。
最近行ったヨーロッパ10カ国のツアーでは、Mike Sternに加えてドラマーのKeith Carlockとサックス奏者のBob Malachも参加。そこでK10.2パワードスピーカーとKS212Cパワード・サブウーハーのペアが採用されました。
「K.2シリーズ・パワードスピーカーは低音を本当に美しく再現するタイトなサウンドを持っているね」とDarryl Jones氏がコメントしています。「KS212Cパワード・サブウーハーから、ローエンドを鳴らすための出力は、それほど大きなものである必要はありません。それでも、普通のベースアンプからは聞こえないような低音を発生させます。」
Darryl Jones氏は、彼自身のソロ活動と同様に多種多様なアーティストとレコーディング、演奏をしています。彼はMiles Davisと5年間にわたり、ツアーとレコーディングを行い、1983年に大きくブレイクしました。その後、Stingの最初のソロバンドに参加し、Peter Gabriel、Madonna、Herbie Hancock and the Headhunters、Eric Claptonなどとも演奏。彼自身のDarryl Jones Project、リーダーを務めるStone Raiders、3 Brave Souls、Chi Town Social Club、そしてMiles Electric Band(Miles Davisフュージョン時代のオールスターバンド)とも共演しています。
K.2シリーズのスピーカーは、Darryl Jones氏が演奏する音楽のジャンルに応じて調整でき、パワフルながらもバランスの良いサウンドを提供します。「もっとフュージョン向けのベースサウンドが欲しい場合は、よりクリーンなプリアンプを使用するんだ」と彼は言います。Darryl Jones氏はMike Sternツアーで、AvalonプリアンプとQSC K.2とKS212Cを使用してプレイしたことがあります。「もちろん良い音がするベースは重要。自身の会社であるJones Musical Instrumentsで自分がデザインし、製造したベースを演奏した時は、EQさえも使用しませんでした。」
「よりダーティなサウンドを求める場合は、チューブアンプを使うだけで温かみのあるサウンドが得られます。スウェーデンのベーシストJonas Hellborg氏が開発に携わるWarwick Amplificationによって作られたNeveのような暖かさと丸みを持つプリアンプを使いました。K.2シリーズのスピーカーの前にこのようなプリアンプがあれば、それだけで素晴らしいサウンドの完成です。」

多くのベースプレーヤーがそうしたように、Darryl Jones氏はJaco Pastoriousの音を真似ることに最初は夢中になっていました。しかし、Danny Wilsonが70年代後半にJeff Lorberと演奏しているのを聴いて、Danny WilsonのベースMusic Manによる、Gallien-Kruegerのアンプヘッド、PAスピーカーから出力するベースサウンドを聴いたとき、それがJaco的なサウンドではないことに気づきました。Jacoは確かにとても美しく、特別なサウンドを作り出しました。しかし、Danny Wilsonの演奏を聴いたとき、「いや違う。Danny Wilsonの演奏こそ、真のベースサウンドだ」と思い、そしてそれが自分が欲しかったベースサウンドであることに気がつきました。そして、K.2シリーズスピーカーを使って、そのサウンドを手に入れられたのです。
Darryl Jones氏のQSC K.2とKS212Cの組み合わせは、大きな出力のサウンドを得られます。しかし、Darryl Jones氏は「別にただ大きな音を出したいわけではないんだ。十分なヘッドルームを持つKS212Cサブウーハーなら、クリーンかつ十分なパワーによる思い通りのベースサウンドが得られるんだ。」と強調しています。

単一指向性サブウーハーQSC KS212Cのメリット

By Lee Glynn. 2018/04/03

今回はQSC KS212Cサブウーハーを使って、単一指向性サブウーハーの特徴と、ライブ機材に入れるとどのようなメリットがあるのかを紹介します。

単一指向性サブウーハーの利点について聞いたことがあっても、ライブサウンドにとって単一指向性であることがどのくらい重要なのかを認識している人は少ないと思います。今までは単一指向性サブウーハーは存在せず、選択の余地がありませんでした。しかし、KS212Cがリリースされ、ライブに急速に使用されるようなると、以前のように低域を相殺させるようなセッティングは必要がなくなりました。KS212C単体で単一指向性が実現できるようになったのです。DJ、ライブ・ミュージシャン、演奏会場のオーナーに対して、単一指向性サブウーハーが最高のサウンドクオリティと共に、どのようなメリットをもたらすか報告したいと思います。

単一指向性サブウーハーの利点

単一指向性サブウーハーの利点を理解するには、その効果について知る必要があります。
単一指向性について考えるとき、PAシステムのカバレージ、またはマイクの録音エリアを表すハート型をイメージすると分かりやすいと思います。(下図参照)
例えば、単一指向性マイクは、下図のハート型エリアの通り、その指向性によりマイクの後ろより前のほうがよりクリアに音を捕らえることができます。
では単一指向性サブウーハーの利点とは何でしょうか?

マイクの指向性パターンのように、単一指向性サブウーハーは自分の後ろ側に漏れる無駄な音を減らし、音量が落ち込んだり、周波数特性が低下したりするのを防ぎます。これにより聴衆やダンスフロアの人が聴くサウンドの音量バランスや音質が向上します。
つまり、壁の近くに設置したスピーカーの裏側から発され、壁から反射してくる音がほとんどゼロになるということです。屋外では全てが観衆に向かって出るようになり、明瞭にサウンドを聴くことができ、音域も広がります。フェス会場では低音を感じることができないことも多いのですが、単一指向性サブウーハーなら感じられるはずです。
下図では普通のサブウーハーと単一指向性サブウーハーのエネルギー分布を表しています。この図から、ライブ会場のセットアップでは単一指向性サブウーハーを使用したほうがより優れたサウンドが得られることは明らかです。

一般的なサブウーハー
音響エネルギー分布


一般のサブウーハーは指向性を持たず、エンクロージャー全体から360°均一に音場が発生するため、ステージ上に不必要な低域が回り込み、両サイドとリア側にも音場が発生します。

カーディオイドサブウーハー
音響エネルギー分布


KS212Cサブウーハーは指向性を持ち、低音域を「必要な場所に限定」することができ、キャビネットの前後で15dB以上の音響エネルギーの差を実現しています。

今日まで、単一指向性サブウーハーは製品として販売されていませんでした。サウンドエンジニアが様々な機材を駆使して調整したり、サブウーハーの配置を変えたりして対応してきました。
このような方法をとらなくてはいけないと考えるだけで疲れてきます。
QSCのチームが今までのライブ会場セットアップの常識を変えてしまう解決策を生み出しました。もうPAシステムを設置するのに物理学の学位を取得する必要はありません。

世界で最初の単一指向性サブウーハー

QSC KS212Cは、世界で最初の最上位クラスのシングルボックス単一指向性サブウーハーです。ライブ会場のオーナー、フェス運営会社、サウンドエンジアに単一指向性のメリットを提供します。以前のように特定周波数をキャンセルするためにPA機材に角度をつけて設置する必要もありません。また、それによる信号のロスもありません。
ライブで演奏している人、会場内の観衆など、ハイクオリティーなサウンドを求めている人にとって素晴らしいオールインワンのソリューションです。
小規模コンサート会場で演奏するとき、低音を必要な所にだけ鳴らすのに理想的なサブウーハーです。また、ステージでの調整は必要なく、低音を管理したり、余分な低域を少なくすることができます。
3600WクラスDパワーモジュールを搭載。大音量フルパワーで演奏することができます。さらに、最新のDSPテクノロジーとデュアル12インチ・ドライバー、6次バンドパス・チャンバーにより、キャビネットの前後で15dB以上の音響エネルギー差を実現しています。

単一指向性はどうして必要なのでしょうか?

まだその音を聴いていないなら、そのメリットに驚くと思います。15dBの差は明らかです。この単一指向性は簡単な操作で実現できます。また、キャスターとハンドルによって簡単に運べます。

15dBという数値がどのくらいの差なのか想像できない場合、30Wと1000Wの差と考えると理解できると思います。単一指向性サブウーハーを使用すると、確実に観衆に音声が届けられます。

不快な唸り音や不明瞭な音はほとんどありません

サウンドエンジニアはステージ上で発生する可能性がある不要な低域について良く分かっています。それが、不明瞭なミックスを作り、ステージでの唸り音が、楽器の音やミックスを聴きにくくしてしまいます。この不要な低域の大部分はサブウーハーの後ろ側に発散する低音によって引き起こされます。QSC KS212Cサブウーハーはステージ上の唸り音を著しく減少させ、ステージ上で低域が拡散するのを防ぎます。そうしてマイクが拾う低音を減少させることにより、ミックスをクリーンに保ちます。

低音の問題はこれで解決

野外コンサートやライブ演奏ではサウンドに何らかの制約があるのは当たり前です。低音は非常に遠くまで届くため、近くの住民や他のステージで演奏しているアーティストから苦情が出ることもあります。単一指向性サブウーハーはその問題を解決し、低音がステージの後ろ側と住宅地には響かないようにすることができます。これが単一指向性サブウーハーの最も大きなメリットです。

QSC KS212C Subwoofer In Review

QSC KS2112Cサブウーハー
デュアル12インチ単一指向性サブウーハーKS212C

By Craig Leerman, 2018/04/26

KS212Cは、デュアル12インチ・コーン・トランスデューサー、クラスDアンプを搭載した1800W出力を持つ単一指向性サブウーハーです。6次バンドパス方式設計を採用、ウーハーの両側にポートチャンバーを設けることにより迫力のある低音を生み出します。
音飛びの良いサブウーハー、最新のDSPテクノロジー。これらの技術全てを密接に結びつかせることにより、指向性を持たせ、キャビネットの前後で15dB以上の音圧レベル差を実現しています。さらにQSC独自のTFRTM(Turbulent Flow Reduction)ポートデザインにより最適なレゾナント・チューニングと高速エアーフローを可能にしています。

最大出力音圧レベル132dB@1m(ピーク)、周波数特性39Hzから118Hz(-10dB)を実現。
厚く塗装されたバーチ製エンクロージャーはサイズ幅39.4x高さ62.2x奥行85.1cm、重量40.1kg。M20ソケットに35mm径のポールを差し込みスピーカーを設置することができます。アルミ製ハンドルと4個のキャスターにより設置しやすく、可搬性に優れています。また、別売アクセサリーとして専用カバーが用意されています。

今回のレビュー用にQSC社のK10.2フルレンジ・パワードスピーカー・ペアを用意しました。

さらに詳しく

この新しいサブウーハーを箱から取り出して最初に目に付いたのは、3インチの大型キャスターでした。殆どのサブウーハーはキャスターがついていないか、別売になっています。KS212Cに付いているキャスターは丈夫な上、演奏中に振動したりカタカタと音を出したりしません。デュアルポートが印象的なキャビネットの外観は美しく、ゴム足がついていて、対面にはゴム足を受ける溝があり、積み重ねたときに位置を固定できます。キャビネットはフロントポートをつかんで簡単に立たせることができます。逆に設置状態から移動用に倒すのも簡単です。リアパネルにポートが2つあり、コントロールパネルに対しバランス良く配置されています。左側に電源コネクター、ファン、電源スイッチがあり、右側にはTRS/XLRコンボ端子とXLR出力が2チャンネル用意されていて、コントロールノブ1つで両チャンネルとも調整できます。使いやすいディスプレイと2つのプッシュボタン、メニューを選択する大型のノブが搭載されています。単一指向性特性は工場出荷時に精密に調整され設定は固定されています。クロスオーバー、ディレイはDSPを利用して調整することができ、さらに設定した内容はシーンとして保存と呼出ができます。KS212Cには2つの基本的なシステム構成が用意されています。1つは一般のPAシステムで使用されている構成。左右それぞれ1台、または複数台を左右両サイドのスピーカーとして使用します。もう1つはサブウーハーとして1台のみを設置し、ステレオトップと組み合わせた構成です。その際にはAB入力にミキサーからのステレオ信号を送ることにより、チャンネルAB「thru」出力端子経由でフルレンジスピーカーにステレオ信号を送ることができます。サブウーハーが2台も必要ない小規模な会場にはちょうど良いかもしれません。

コントロールとI/O(リアパネル)

開梱してからシステムセットアップまではとても簡単。すぐにデモトラックを再生することができました。エンクロージャーの後ろ側に回ると期待通りに、高い減衰率を実感。サウンドエンジニアの1人が「1台のボックスで強い単一指向性が得られるのは素晴らしい。サブウーハーを2台以上積み上げて同じ結果を得ようとすると結構大変だからね。」と言ってました。KS212Cは殆どの音楽ジャンルに必要な音量を得られ、その低音はしっかりとしてタイト。小さなボックスからアタック感のある音を鳴らします。

QSC KS212Cサブウーハーをいろいろな会場でテスト

キャスター付き。移動は簡単。保護用に専用カバーが用意されています。

予め評価する項目を全て確認した後、KS212Cをいろいろな会場に設置してテストしました。最初のテストはある会社のイベント会場で行いました。ミーティング・セッションの前後にロビーで音楽を流しながら発表を行うという内容でした。このイベントの会場設置はここ数年、毎年行っていて、最近の音楽で構成された曲目に少し低音を効かせたいと思っているのは分かっていました。ロビーのコーナーに三脚を使用してK10.2ペアを設置。それから少し離れたところ、壁の真ん中あたりにサブウーハーを置き観葉植物で隠しました。1台でも十分な低音が得られ、強い単一指向性により低音はそのまま、お客様とバーテンダーの会話は邪魔しません。これは普通の無指向性サブウーハーではできないことです。次のテストは同僚のサウンドエンジニアが関わっている教会のバンドと共に行いました。前のテスト同様、K10.2フルレンジスピーカーをペアでスタンドを使用して設置し、KS212Cは重低音が得られるようにステージの中央前に横置きに設置しました。

演奏を行うステージは小さく、床から70cm程度の高さにあり、ステージスカートが設営されていました。友人のサウンドエンジニアが「ステージ前に置くと低域のサウンドによりステージがガタガタと振動してしまう」と忠告してくれました。「でもKS212Cは単一指向性が強くそのような問題は起きない。しかも1台しか使わない」と言ったら、冗談だろうって言われました。

テストトラックを再生した瞬間、単一指向性のすごさにサウンドエンジニアの表情が驚きに変わりました。やがて彼の顔はにんまりとしてそれが他のバンドメンバーにも伝わりました。彼らが先に会場に到着してステージとKS212Cの回りを歩いたときには、低音に指向性があるなんて信じていなかったようです。次の会場では、KS212Cを壁面から1m離れた所に設置して単一指向性が本当にうまく働くかどうかテストしました。我々の耳には指向性があることがはっきりとわかりました。さらに全員の一致した感想として出たのは、KS212Cをペアで使用するとステージ上の低音抜けをうまく避けることができるということです。

十分すぎる性能

最後にテストしたのは、ホテルの大会場で行うDJ機材との組み合わせです。長期にわたるイベントの最後に行われる300人以上が参加するディナーとダンスパーティでKS212Cを評価しました。いつもは18インチ・フロントロード・サブウーハー・ペアと共にK10.2と同じ性能の小型フルレンジスピーカーをペアで使用しています。チームメンバーも同様に、KS212Cは、2台の大型サブウーハーによる構成と同じかそれ以上の性能を発揮するだろうと期待していました。そしてその通りの性能を発揮してくれました。ダンスフロア前方の床に、スタンドを使用して観衆より高い位置にK10.2を設置しました。KS212Cに搭載されているディレイは、サブウーハーより数メートル後ろにあるトップと同期させるのに役立ちました。いつものように、イベントが始まる2,3時間前にDJが到着したときにはシステムの設置は完了していました。DJはサブが1台しかないのを見て直ぐに、これでは不十分だなと感じているようだったため、彼がコンピューター・プレイバック用機材を設置した後すぐに、何曲か再生してみるようにお願いしました。彼は十分な低音が響くBruno Marsのモダンダンスセレクションを選択しました。私はステージのDJステーション横にいる彼の隣に立ちました。彼は首を振ってやはり低音が足りないと言ったため、私はダンスフロアまで確認しに行こうと言いました。そしてそこで彼の驚く顔を見たのです。ダンスフロアには予想以上の十分な低音が響いていました。イベントの開催中、後で彼のコメントを聞きました。彼は通常のPAシステムのような低音を感じることができなかったことに少し不満を持ちました。なぜなら、今まではステージで響く低音がDJステーションまで伝わってくるのを感じていたからだそうです。しかし、筆者としてはステージでのパフォーマンスは大きく改善され、特に低音ノイズが拡散することが少なくなったことは特筆に値すると思います。KS212Cは素晴らしいコンパクトサブウーハーです。必要なユニットを追加することにより、大きな会場にも使用できます。低音はタイトで、単一指向性によりステージ上での低音拡散を防ぐことができるため、スピーカー配置の自由度が増します。また、軽量で1人でも運べます。ポールを取り付けるとサブウーハーの上に他のスピーカーを設置することができ、非常にコンパクトで安定したシステムを構築できます。今回のレビューでは率直な感想として、既存のサブウーハーを試した後、KS212Cと取り替えて使ってみることが、その価値を分かってもらう一番よい方法だと思いました。

基本操作メニュー

背面パネル詳細

  1. 1ディスプレイ
  2. 2メインニューに戻る
  3. 3サブメニュー、数値の選択
  4. 4選択した数値の確定
  5. 5SIG: 信号が入力された場合LEDが点灯
  6. 6ゲイン調整
  7. 7LINE: コンボ入力端子
    A/B: ライン入力
  8. 8XLR Thru端子 A/B: 入力A/Bに入力された信号を出力
  9. 9電源スイッチ
  10. 10電源コネクター

アプリケーションガイド

KS212C単一指向性サブウーハー

サブウーハーから出力される低域は、サウンドのコントロールが最も難しく、放射パターンは、側面、後ろを含む全方向において無指向性です。
通常、音響エネルギーの殆どが観衆の方向だけではなく、望まない方向に及びます。後ろに拡散するエネルギーはほぼ無駄になり、近隣に迷惑をかけることもあります。さらにライブ演奏にフィードバックを引き起こし、振動によりレコード再生などに影響を与えることもあります。
サブウーハーが持つ無指向性の問題を解決するテクニックはいくつかあります。昔から行われているその方法は非常に複雑です。単一指向性パターンを作るために、複数のサブウーハーと、アンプを使用し、綿密に計算したシグナルプロセッシングによりディレイと音の大きさを決め、低音域を干渉させることにより、打ち消し合わせなければなりませんでした。

qsc KS212C アプリケーションガイド1

QSCは単一指向性を実現するために、適正な計算により問題を解決

単一指向性サブウーハーQSC KS212Cは、精密なデジタルプロセッシング(DSP)、3600W出力のアンプと12インチドライバー2台を、前後にバスレフポートを設けたデュアル6次バンドパスエンクロージャーに搭載するなど、複雑なシステムの問題を1台のサブウーハーの中で解決しています。統合されたシステムとして、前後のドライバーに対するタイムディレイとエネルギーの割り当てが常に最適化するようにDSPが調整することにより、優れた単一指向性を実現しています。
指向性パターンは広い前葉を持ちながらも、後方へのエネルギーは低く保たれています。その結果、前後比で15dB。すなわち、32倍のパワーの違いを実現しています。

KS212Cにはユーザーがパラメーターを調整できるDSPが搭載されています。

  • クロスオーバー周波数:K.2シリーズ:80Hz、KW、KLA、旧Kシリーズ:100Hz
  • ディレイ:0~100msec、トップとサブの時差をディレイ時間により調整
  • シーン:DSP設定を含む5種類のユーザー設定シーンを搭載

近隣住民に迷惑をかけません。

多くの人はコンサートやパーティが大好きです。ただしそれに参加していない近隣住民は例外です。最も障害となるのは、サブウーハーが出す低音です。壁を通り抜け、長い距離に拡散していきます。ときには近隣住民から苦情が寄せられたり、警察が来たりすることも考えられます。ところが一般的な無指向性サブウーハーの代わりにKS212Cを使用すると、重低音を拡散させたくない住宅地を避けてセットし、観衆には優れた低音を届けることができます。

野外イベント

下図は少人数ロックバンドやDJが出演する野外イベントの例です。結婚式、企業の野外親睦会、公園、裏庭など、住宅地の中で行われるイベントです。
KS212C単一指向性サブウーハーを使用すると、迷惑がかかりそうな方向を避けて音を出し、イベントを盛り上げることができます。

qsc KS212C アプリケーションガイド2

野外フェスティバル

KS212CはKLA12ラインアレイと音を補完し合うスピーカーとしても使用できます。
野外フェスティバルのようなイベントには、ラインアレイの音響パターンを、単一指向性サブウーハーの音響パターンにマッチさせることができます。もちろん、近隣住民にも迷惑がかかりません。

qsc KS212C アプリケーションガイド3

フィードバックを抑える

観衆に音楽を理屈抜きに楽しんでもらうのは、ミュージシャンにとって最高の喜びです。その中でサブウーハーは重要な役割を果たします。しかしながら、サブウーハーの低音はステージの機器に影響します。そしてその振動はマイクとスタンド、ドラムスネア、真空管アンプなどにも伝わります。この振動は音響機器に歪みやフィードバックを起こします。単一指向性サブウーハーは低域をコントロールするのに有効なため、欲しい所に低音を送り、不要な所からは遠ざけることができます。
このシステムはサブウーハーがステージ真正面から、または正面やサイドに向かって設置されている場合に特に有効です。一般のサブウーハーは低音がステージにあふれてマイクに入り、フィードバックを起こすこともあります。KS212Cをメインスピーカーの面より前に設置して、タイムアライメントを使用して数ミリ秒ディレイをかけることにより低音を(演者でなく)、観衆に向けて届けることができます。

qsc KS212C アプリケーションガイド4

安定したレコードの再生

レコードを回すDJはサブウーハーが観衆を楽しませる最高の機材であることを知っています。しかし同時にターンテーブルを振動させるやっかいものでもあります。この振動がレコードに伝わったとき、レコード針とカートリッジを動かします。ひどいときは、溝から完全に外れてしまうこともあります。
ここでKS212Cが再び登場します。サブウーハーの後ろ側を機材に向けて設置すると、ダンスビートによりターンテーブルが揺さぶられることはありません。複数のサブウーハーを下図のように向けて設置するとターンテーブルやレコード針への影響を最小限にすることができます。K.2スピーカーをKS212Cの上にポールマウントで設置すると、明瞭でクリーンなサウンドが得られます。

qsc KS212C アプリケーションガイド5

ドラマーが演奏に集中できる

ドラマーがモニターに使用しているサブウーハーは、ドラマーが演奏に集中するのに重要な役割を果たします。KS212Cサブウーハーはその単一指向性により他のバンドメンバーの演奏に影響を与えません。

単一指向性サブウーハーの設置(一般のサブウーハーとは異なります)

qsc KS212C アプリケーションガイド6

壁面

無指向性による余分な低音解消のため、壁に対して、または角にサブウーハーを設置する技術についてある程度知られていると思います。これは無指向性サブウーハーには有効でも、単一指向性サブウーハーには効果がありません。KS212C単一指向性サブウーハーの場合、フロントとリアのポートから出る音響経路を確保するためにトップとサイドにスペースが必要です。このスペースによりフロントとリアポートから出る音が干渉し、指向性パターンが生まれます。
KS212Cを壁から全ての方向に対して最低50cm以上離して設置します。過去の経験からステージの下には置かないほうが良いという結果が得られています。どうしても置かなければならない場合、ステージ上に置いたときと同様、エンクロージャーから周囲50cmの範囲に何もない位置に設置してください。

複数の単一指向性サブウーハーを設置

一般のサブウーハーを音響効果を高めるため設置する際によく使われるのは互いに密着させる方法です。この方法を採ると、複数のサブウーハーが1つの大きなサブウーハーとして機能します。
この手法は単一指向性サブウーハーにはあまり良いとはいえません。もし、この方法を適用して互いを密着させ設置すると、フロントとリアポート間における音響経路の長さを変えてしまい、リアキャンセル効果が薄れてしまうからです。結果として単一指向性がかなり失われてしまいます。
壁、ステージ、その他障害物に対して、縦置き、横置きに拘わらず、最低50cm以上離して設置してください。

qsc KS212C アプリケーションガイド7
qsc KS212C アプリケーションガイド8

サブウーハーを積み重ねる

どうしてもサブウーハーを積み重ねなければならない場合があると思います。この場合でも理想的とはいえませんが、KS212Cを横置きにして2台までなら、縦に積み重ねても単一指向性が得られます。フロント・リアの音響エネルギー差は12.5dB、十分許容できる範囲です。この場合でも3台以上積み重ねることは推奨できません。また、縦置きにして縦に積み重ねることは絶対に避けなければなりません。

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QSC (キューエスシー)
KS212C パワードサブウーファー

商品ID:243700

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