古今東西、さまざまな歴史をもつパーカッション。
とくに民族打楽器は慣習や伝統に基づいた、その土地独自の進化を遂げたものがたくさんあります。
今回はその中でも異彩を放つユニークな民族打楽器をご紹介します!
ウドゥドラム
怪しげな壺のような風貌の打楽器!雰囲気のあるインテリア雑貨として並んでいても違和感なく溶け込みそうです。ウドゥドラムとは、側面に穴が空いている陶器製の楽器です。ナイジェリアのイボ族が発祥で、祭事や儀式のために演奏されます。
壺を叩いて出る音ってそんなにバリエーションがあるのかな・・・?と疑問でしたが、下記動画でさまざまな楽器と一緒に演奏されているのを見て、いろんな音楽に取り入れられそう・・・!とわくわくしました。
LP ( ラテンパーカッション ) / LP1400-UG ウドゥドラム
LP(ラテンパーカッション)のウドゥドラム。たくさんのユニークな形がラインナップされています。
陶芸家のFrank Giorgini(フランク・ジョルジ二氏)によって開発され、アフリカの伝統に基づいて設計されています。
レインスティック
レインというその名の示す通り、雨が降っている音がする楽器、レインスティック。
アフリカが発祥とされている伝統的な楽器で、雨乞いの儀式で使われてきました。
傾けると、サーサーと雨音を再現することができます。自然の心地よい音をぜひご自宅で・・・。
NINO ( ニノ ) / NINO-SRS1-L レインスティック
NINO(ニノ)のレインスティックは軽量樹脂を採用!小さなお子さまにもおすすめです。
シンギングボウル
シンギングボウルの発祥は、3000年前にさかのぼるといわれています。インドやネパールのチベット寺院にあったものを鳴らすと良い音がなったことから、楽器として広まったとされています。
ボウルの縁をこすったり、叩いたりすることで、倍音が豊かで不思議なサウンドを得ることができます。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 260 シンギングボウル
パーカッションメーカーSELA CAJON(セラカホン)のハンドメイドシンギングボウル。
Sela Harmony Singing Bowlsはすべてインド製で、チベットの伝統に基づいて製作されています。マレットやフェルトリング、巾着も付属します。
シェケレ
カラフルなビーズが巻き付いているこちらの楽器。シェケレとは、西アフリカのヨルバ族が発祥の伝統的な民族楽器です。宗教儀式で使われていたものが楽器として広まりました。ヒョウタンの周りに豆や種、ビーズなどを通した網を巻き付けたものが、元になっています。振ったり叩いたり、揺らしたりと、工夫次第でいろいろな演奏をすることができます。
PEARL(パール)製、キレのあるサウンドが特徴のシェケレ!アジャスタブルテンションビーズをコントロールしながら、振ったり叩いたりして演奏します。軽量かつ温湿度の影響を受けないファイバーグラス胴を採用し、耐久性に優れています。
クイーカ
クイーカとは、フリクションドラム(擦奏太鼓)に分類される打楽器です。太鼓の内側の皮に棒がつけられており、濡らした手や布で擦ることでユニークなサウンドを奏でます。中南米が起源とされており、サンバなどブラジル音楽に多く用いられています。クイーカにまつわるさまざまな逸話があり、古くは狩猟のために用いられたという説や、遠くにいる家族や仲間への合図として用いられたという話もあります。
LP ( ラテンパーカッション ) / LP3408 クイーカ
LP(ラテンパーカッション)のクイーカ。ヘッドにはヤギ皮、シェルにはブラスを採用しています。ストラップも付属するため、すぐ演奏を始められます。
文化や宗教などその地域の風習に基づいた個性の光る民族打楽器。
その文化のジャンルの音楽で用いるのはもちろん、ジャンルを問わずポップスやロックなどの曲でアクセントとして用いても、良い味を出してくれそうです。ぜひ気になるものをチェックしてみてください!