バイオリンをおさえるためのアイテム肩当て。皆さんはその脚ゴムを交換したことはありますでしょうか。ゴムという特性上、長く使っていると劣化して固くなってしまうことが多いかと思います。今回はその肩当ての脚ゴムを実際に交換してみましたので、その紹介ブログです。
交換する肩当ての紹介
今回交換する肩当てはWOLF ( ウルフ ) / 肩当て Forte Secondo バイオリンです。とある人に譲ってもらったものなのですが脚ゴムが付いていなかったため交換しようと思った次第です。
WOLF ( ウルフ ) / 肩当て Forte Secondo バイオリン 4/4-3/4
また脚ゴム交換のために、新たに交換用ゴムを4点購入しました。この商品は1点ずつの販売なので、肩当ての脚ゴムをすべて交換する場合は4つ必要です(筆者は間違えて最初1点だけ購入しようとしました)。
ちなみに肩当ての脚ゴム交換がめんどくさい!という方は脚ごと交換できる下記商品もあります。
肩当て脚ゴムの交換方法
肩当てのゴムを交換するには、基本的に事前にゴムの内側に滑りやすくするためのもの(例:オイルなど)が必要です。交換用のゴムをいきなり肩当てに装着しようとすると、当然ながら摩擦で中まで押し込むことができず、うまくはめることができません。こういったものに一度浸すことでゴムを肩当てに装着することができます。
ゴムに浸すものはどんなものがいいか
ではゴムを何に浸せばいいかと疑問に思われると思いますが、正直これを書いている筆者もよく知りませんでした。なので今回4本交換が必要なので、この機会にゴムを通すのにはどんなものが一番通しやすいかいろいろなもので実験してみることにしました。今後の肩当てのゴム交換に参考にしていただけると幸いです。
その① 水
誰でも簡単に入手できる物かと思います。
その② 中性洗剤
台所にある中性洗剤を使ってみました。
その③ 弦楽器用 指板リカバリーオイル
Lapella ( ラペラ )が販売している弦楽器の指板に使用できるリカバリーオイルです。
Lapella ( ラペラ ) / 弦楽器用 指板リカバリーオイル
その④ 潤滑油
自転車などに使われる滑りをよくする目的で使われるオイルです。
それぞれ使ってみた感想
① 水
実際に使ってみた感想ですが、ゴムが最後まで固くて入れることができませんでした。これは使えそうにないです。
② 中性洗剤
水と変わって中までで入れることができますが、今度は逆に摩擦が効かなくてゴムを止めることができませんでした。これもだめそうです。
③ 弦楽器用 指板リカバリーオイル
問題なく挿入することができました。綿棒で塗っても垂れてくることがなく、特に不自由なくゴム脚を入れることができました。
④ 潤滑油
挿入自体は問題ないですが、ちょっと触った感じがベトベトで扱いづらかったです。ゴム脚の内側にしか塗っていないので、そこまで影響はありませんが、綿棒で塗るのも少し大変でした。
~総評~
今回試してみた4つの中では「弦楽器用 指板リカバリーオイル」が一番扱いやすいという結果となりました。
また水と洗剤についてはうまく挿入することができませんでした。潤滑油については挿入できなくもないが、できれば避けたいという結果となりました。
こちらが交換完了したWOLFのバイオリン肩当てです。
いかがでしたでしょうか。今回初めて肩当ての脚ゴム交換をしてみました。ゴムの内側にはオイルを塗るとうまくいくという結果となりました。皆さんの自分のお気に入りの肩当ての脚ゴムが古くなって固くなってしまった場合は、このブログを参考にゴム部分の交換を検討してみてください。