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完全DIY機材への道!!2024年 第一弾 番外編 アンプトラブルシューティング 3選

2024-02-27

テーマ:実録 ! サービスマン日記, ギター, PA, Tips&お役立ち

大変申し訳ございません!
今月の「The Fuzz」制作記事は間に合わず、来月に持ち越します。
なぜかと言うと、忙しくて極悪トランジスターをまだ探せていない……(反省の色無し)

という訳で、今月はアンプにまつわるトラブルシューテイングを書くので、世のギタリストは心して読むように。

01真空管アンプのヒューズが飛ぶ

よくあるトラブルで、真空管アンプ(Marshallを筆頭にFenderやME SA/Boogieその他)のヒューズが飛ぶ(切れる)というのがある。
この事態に遭遇した時、どうすれば良いのか?

理想的な回答は「すぐに使用を中止してアンプの電源を切り、修理屋に持っていく」だ。
ヒューズを交換しても何も解決しない。
それどころか切れたヒューズを交換したために、さらに事態が悪化する可能性もある。

まずこの内容について、説明しよう。
アンプによってはメインヒューズとHTヒューズが簡単に装着されているものがある。
メインヒューズが切れる症状の理由は、「アンプの消費している電力が多すぎるから」だ。
何故、消費電力が多いのか?
それはアンプ内のどこかで電源がショート、もしくはショートに近い状態になっている部分があるから。

それなのにヒューズが切れたからと言って、新しいヒューズに交換したらどうなるのであろうか?
もちろんショートしている部分や原因となっている部分はそのままなので、またまたヒューズはあっという間に切れる。
ショートしている部分がどこなのかは知らなくていい(むやみに中を開けていじくりまわすのは大変危険なので)。
ただ、この場合は素直に修理屋さんに任せよう。

02急に音が出なくなる…しかし少し時間が経つと復活する

次のトラブルは、真空管アンプではないのだが急に音が出なくなる……しかし少し時間が経つとなぜか何事も無かったかのように復活する。
これはアンプ内部のパワー素子の異常発熱が原因となる事が多い。
つまり、連続使用時間が長すぎたり、限界を超えるような大音量で鳴らし続けたりすると、これ以上熱くなるとアンプ自身がヤバいと判断して勝手に休憩してしまうのだ。
アンプを使用しているプレイヤーにとっては、そんな勝手気ままに休憩されてはたまったもんじゃない。
ライブ本番中に、聴かせどころのソロに入った瞬間「あ、ごめん。アッチーからちょっと休むわ」と言って音が出なくなるようなアンプは、スカイツリーの展望台から地上に叩き落としたくなる!と思うのは私だけではあるまい。
この内容のトラブル原因は2つ。
無理な稼働をさせているがための冷却不足か、シャットダウン機能の動作不良のどちらかである。

ココで豆知識を一つ!

冷却が必要な主なアンプはトランジスター(FET)アンプであり、真空管アンプに冷却はさほど関係ないと言う事。
真空管アンプに、パワー管を冷やすための冷却FANが取り付けてあるアンプを時々見かけるが、ハッキリ言うと「百害あって一利なし」だ。
FANを稼働させるための電源をどこから工面する?アダプターを使用してACの差し込み口をアンプの電源部分と共有するしかない。
もしそのアダプターがスイッチング電源だった場合のスイッチングノイズや、トランス電源だった場合の誘導ノイズの処理、あるいはパワー管のすぐそばでFANのモーター音が鳴っている場合、パワー管がモーター音を拾わないと言う保証はない。

また、真空管を冷やすことに意味は無いが、ソケットを含む基板やその他のパーツを冷やす事には大いに意味がある。
電解コンデンサーや抵抗は動作保証温度があって、何度~何度までならちゃんと仕事しますよと表示されている。

真空管にそんな事書いていましたっけ?

03チリチリノイズが不定期に出る

最後のトラブルは音を出すとチリチリノイズが不定期に出る、だ。
原因のほとんどがコレだ。
「アンプの近くにスマホを置くな!!」


今月はここまで。
THE FUZZ製作その3は次回のブログまでお待ちください。

技術サポート / 盛 寿

Bogner、 ENGLのカスタマーエンジニア経験を経てあらゆるメーカーのAMPを修理し続け早や20年、中でもMarshallの修理では他の追従を許さぬほどの経験値あり。Noasharkエフェクターの回路設計者でもあり、あらゆる音響機器に造詣が深く、自分用のエフェクターは自分で作るがモットー。しかしただのビンテージコンデンサーフェチではないか?と噂されている事を本人は知らない。

 
 
 
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