今回は即興演奏に役立つ作曲をしてみましょう!
むずかしいことは考えずに音を当てはめていけばいいのです。

左の四角の中に四分音符が4つ並んでいますね。これに「ド・レ・ミ」のどれかを当てはめて弾いてみよう。
たとえば「ド・レ・ミ・ミ」や「ミ・ミ・レ・ド」こんな風にならべてひいてみましょう。
この4つの音が1つのフレーズ(フレーズとは短いメロディーのこと)になります。
そのフレーズを3回繰り返しましょう。
ポイントは、長くて複雑なメロディーよりも、人は短いメロディーを何度も聴くほうが印象に残って覚えやすいのです。繰り返しって今日を印象付けてくれるパワーがあるんです。

伴奏をつければこの単純なメロディーだけでもしっかりメロディーに聴こえてきます。
それだけ繰り返しにはパワーがあるんです!
でも、1つ大事なポイントがあります。それは「ただ繰り返しても聴き手が飽きてしまう」ということ。
丸で囲まれた最後の4音は少し変化を加えてあげることが大切です。メリハリをつけるために、ここでは新たに「ソ」を使ってみますね。
例えば「ソ、ミ、レ、ミ」のように弾きます。ドレミより高いソの音が加わると聴き手に「おっ!新しい音がきたな」と印象付けることができます。
ここもポイント!
メロディーは、高い音ほど印象に残ります。はじめに低い音を繰り返したからこそ、最後のソの音がいきてきます。野球で例えるなら、ストレートを3回見せたからこそ決め球の変化球が生きてくる。というわけなのです。

では今度は伴奏についてお話します
- ① 右手がメロディー左手はコード
コードは基本全音符で弾いてみます。慣れてきたら躍動感のあるリズムに変えていけばグレードアップできます。 - ② 左手にベース音も含ませていく
例えば4拍子であれば「C」をド・ドミソ・ソ・ドミソを四分音符で弾いていきます。(オルタネーティング) - ③ 左手のコードをアルペジオに崩す
アレンジしたい曲に合う伴奏をその都度考えてつけていけばよいのです。 - ④ サビをオクターブ上で弾いてみる
この4つの作業でかなりいい感じになると思います。
まとめ
私はピアノ、エレクトーンとは別に小4から作曲を習い、以来9年間でさまざまなことを教えてもらいました。なかでも作曲や即興には「ひらめき」がかなり大切になっているということは今でも大切にしている学びです。様々なジャンルの本を読むといろいろな事を知ることが出来たり学べたりすることと同じで、いろいろなジャンルの曲を片っ端から聴いてきました。そうすることで作曲や即興に強くなり、その先の編曲もできるようになりました。
「迷いを捨てる」という言葉を、私の恩師がよく話していました。音楽は理屈というより発想力やチャレンジ精神をたくさん取得しているとうまく出来るかなと思います。
アーティストは自分のやりたい音楽を世に送り出したくて活動していると思っています。実際に人気が出る事と自分のやりたい音楽がマッチする事は少ないかもしれませんが……まずは自分の大好きなジャンルから手を付けていくのが一番の近道だと思っています。さあ~悩まず作曲してみましょう!