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『PLX-1000のパーツが入ってない!?』 ターンテーブルを買ったらまず確認したいこと

2023-03-06

テーマ:DJ

ここ数年、レコードで音楽を楽しむ層が爆発的に増えています。[10年で売上23倍「アナログレコード人気再燃」を支えるのは若い世代だった]という記事にもあるとおり、流行に敏感な若い世代がレコード人気を支えているとのこと!レコードの紙ジャケの質感、針を落とすという行為、プツプツというLo-Fiを感じさせるノイズなんかもひっくるめてノスタルジーを感じさせるエモさがありますよね。

さてさて、自分も家でレコードをかけてチルしたいなぁという人から絶大な人気を集めているのがPioneer DJのターンテーブル「PLXシリーズ」。2モデルあるうちの上位機「PLX-1000」はクラブやレコやでも置いているぐらいの超定番品。
買って、届いて、いざ開封してみると…なんかパーツが足りてないっぽい!?

と、慌てた様子のお客様からご相談をいただくことが頻繁にあります。
今回は、人気のターンテーブルPioneer DJ「PLX-1000」のパーツ(アクセサリー類)が封入されている場所、そしてそれぞれの役割を簡単に解説していきます。
※アクセサリー類の封入場所は「PLX-500」でも概ね同じです!併せてご参照ください。
 

開封&パーツ類の場所はここ!

さっそく「PLX-1000」を開封していきます。

上からのぞき込みまして……

ちょうど中央あたり(今回だと、リサイクルマーク(三角形07))の奥に「ACCESSORY」のシールが!

化粧箱から取り出して……

背面側の「ACCESSORY」シール付近に、なにやら気になる青テープ。
めくってみると……

ありました!
写真向かって左から順にヘッドシェル/シェルウェイト/EPアダプター/サブウェイト/バランスウェイトの計5点!

お次はターンテーブル本体を取り出した後の化粧箱の中。
プラッター(くるくる回転する部分)の横に直方体の白い箱が!

取り出しまして……

中には電源ケーブルが!

さて!これで安心してターンテーブルをセッティングできます。
万が一、付属品が入っていない場合はすぐに購入店、もしくはメーカーサポート窓口までご相談ください!

付属パーツの役割と使い方

さて、青いテープの裏から出てきた5つのパーツ(アクセサリー)ですが、何の役割でどのように使うものか紹介していきます。

  1. ① ヘッドシェル:カートリッジをトーンアームに固定するためのもの
  2. ② シェルウェイト:トーンアームの水平バランスが取れない時、ヘッドシェルにつけて重さを稼ぐためのもの
  3. ③ EPアダプター:7インチサイズのレコード(真ん中の穴が大きいレコード)を再生するときに使うもの
  4. ④ サブウェイト:トーンアームの水平バランスが取れない時、トーンアームのお尻につけて重さを稼ぐためのもの
  5. ⑤ バランスウェイト:トーンアームのお尻につけて水平バランスをとるためのもの

ひとつずつ見ていきましょう。

① ヘッドシェル

ヘッドシェルとは、カートリッジをトーンアームに固定するためのものです。レコード針(=カートリッジ)をネジで固定し、トーンアームに取り付けます。 素材や形状にこだわったモデルや重量感のあるモデルなど、各社よりさまざまなヘッドシェルが販売されています。音質はもちろん、使い勝手や見た目にこだわりたい方は、お好みのヘッドシェルを探してみるのもよいでしょう。

⇒ ヘッドシェルを探す

② シェルウェイト

シェルウェイトとは、使用しているレコード針が軽すぎてトーンアームの水平バランスが取れない時、ヘッドシェルにつけて重さを稼ぐためのものです。ここで言う「水平バランス」とは、カートリッジをトーンアームに取り付けた状態で地面に対してトーンアームが水平になるよう調整することです。セッティング方法を解説した動画もご用意していますので、併せてチェックしてみてください!

③ EPアダプター

EPアダプターとは、7インチサイズのレコード盤(真ん中の穴が大きいレコード、=通称 ドーナツ盤)を再生するときに、プラッター(ターンテーブル中央のクルクル回転する部分)中央の回転軸に置いて使うものです。ヘッドシェル同様、各社よりさまざまなタイプのEPアダプターが発売されています。大型化&重量化させてスタビライザーとしての効果を高めたもの、水準器としても使えるもの、サイズにこだわって国内盤向け(38.0mm) / 海外盤向け(37.5mm)をラインナップするものなどなど。

⇒ EPアダプターを探す

④ サブウェイト

サブウェイトとは、使用しているレコード針が重すぎてトーンアームの水平バランスが取れない時、トーンアームにつけて重さを稼ぐためのものです。先ほど登場した「シェルウェイト」とは逆の使い方ですね。リスニング用途のMC(ムービングコイル)型カートリッジなど、ものによってはサブウェイトを取り付けないと水平バランスが取れないことがあります。一方で、DJ用途に使われるMM(ムービングマグネット)型カートリッジでは多くの場合は、後述のバランスウェイトのみで調整できることが大半です。それゆえにサブウェイトを使う頻度は低いかもしれませんが…失くしてしまわないようにしっかりと保管しておきましょう!

⑤ バランスウェイト

バランスウェイトとは、トーンアームのお尻につけて水平バランスをとるためのものです。取り付ける際の注意点は2つ。「差し込む向き」と「回す向き」です。
「差し込む向き」ですが、数字とメモリが刻印されているほうが内側になるようにしましょう。そして「回す向き」ですが、まずはメモリ刻印側から見て反時計回りに回しながら入れていきましょう。間違えてしまうと、バランスウェイトをトーンアームに取り付けられません。

まとめ

さて、人気のターンテーブル「PLX-1000」のパーツの場所、そしてそれぞれの役割と使い方を解説してきました!初めて購入する方は「これナニ?」となってしまうのもしかたないことです!しゃーないです。はじめてですから。そこで、くじけてしまわぬよう!そしてせっかく買ったターンテーブルでいろいろと遊んでいただければと思いますので、今回の記事も参考に最適なセッティングを目指していただければと思います。

併せてチェック!
Pioneer DJ公式 / PLX-1000取り扱い説明書

DJ担当 / かげやま

硬めのハイハットと柄シャツを愛する大阪出身DJ担当。『スマホでもイケるやろ、知らんけど彡(^)(^)』の精神で高校時代から「GarageBand」で作曲する傍ら、DJアプリ「djay」という超お手軽環境でDJとしての活動をスタート。曾祖父&祖父の設計したスピーカーで聴いたレコードの音に感銘を受け、大学時代からアナログレコードの収集も始める。週末は千葉/東京をメインにアナログとデジタルの両刀使いでクラブを駆け巡る。

Pioneer DJ / PLX-1000 プロフェッショナルターンテーブル

Pioneer DJ

PLX-1000 プロフェッショナルターンテーブル

¥104,500(税込)

ターンテーブル、DJ用/リスニング用、ダイレクトドライブ式、回転数:33 1/3、45rpm、回転数調整範囲:±8/16/50%、ヘッドシェル付属、ダストカバー付属

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Pioneer DJ / PLX-500-K ターンテーブル

Pioneer DJ

PLX-500-K ターンテーブル

¥52,357(税込)

ターンテーブル、ブラック、ダイレクトドライブ式、回転数:33 1/3、45、78rpm、回転数調整範囲:±8%、ヘッドシェル/カートリッジ付属、ダストカバー付属

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