こんにちは、新人の工藤です。
2ヶ月ほど前からポータブルキーボード(持ち運びもできるキーボード)の担当になったのですが、その中にPLAYTECH/PRP-61 ロールアップピアノというものがあります。
もそもロールアップピアノって何だろう、弾き心地はどうか、本当に持ち運べるのかなど、いろいろ検証したいと思ったので、今回は実際に商品を触ってレビューしてみたいと思います!
商品はサウンドハウスのショールームで見ることができます。
実物はこんな感じ!鍵盤の幅も普通のピアノと同じです。

↓家にある電子ピアノと比較してみました。

中央の丸いボタンが電源スイッチです。電源を入れるとLEDディスプレイが光ります。音色の番号やテンポが表示されます。

たたむとこんな感じ。トートバッグなどにすっぽり収まります。
重さも1.2kgしかなく、どこにでも持っていけるのはうれしいですね。

弾いてみて、まず最初に感じたのが「弾き心地が意外といい」ということです。
ロールアップできるくらいなので鍵盤がペラペラかと思っていましたが、実際はかなりしっかりしていました。鍵盤の部分は立体的になっており、一鍵一鍵がボタンのように押し心地があるため、意外と弾いてる感があります。

立体感があり、押すとへこみます。

表面は柔らかく触り心地がいいです。やわらかい分、グリッサンドをやるのは難しかったです。
適度に重みがあり、裏のすべり止めもしっかりしているので全くズレません!とても快適に弾けました。

滑り止めはこんな感じ!接地面と一体化しています。
そして、もう一つ驚いたのが「機能が充実していて楽しい」ことです。
5000円程度なのに、多くの機能がついています。
いくつかピックアップしてご紹介します。
■ 128の音色
ピアノ、オルガン、シンセ系、ウィンド、ストリングス、効果音系、パーカッションなど一通りの音色が入っていました!
■ リズム
リズムも音色と同じ128種類。テンポも変えられます。フィルインボタンは押すタイミングによってフィルインの種類が変化します。
また、ドラムキットボタンを押すと各鍵盤がさまざまな打楽器の音になり、手動でリズムを叩くこともできます。
■ サステイン・ビブラート
サステインボタンを押してから弾くと、鍵盤から指を放した後も2秒ほど音が伸びるようになります。
ビブラートボタンを押してから弾くと、音にビブラート(波状の揺れ)が出ます。試しにピアノの音色にビブラートをかけてみたら不思議な音色になりました。いろいろな音色で試してみても面白そうです。
■ メトロノーム
メトロノームはボタンを押すごとに拍子なし→2拍子→3拍子→4拍子と変化します。
■ 自動伴奏
Syncボタンを押した状態(リズムが鳴ります)でsingle ボタンを押すと、指一本で伴奏できるようになります。低音域の鍵盤を一つ押すと、リズムに合わせた伴奏が流れます。リズムを変えれば伴奏の形も変わるので楽しいです!
■ OKON機能
使っていちばん楽しかったのが、OKON機能です。
デモ曲30曲の伴奏部分が鳴り、それに合わせてメロディーを弾くことができる機能です。ちなみにどの鍵盤を押しても正しい音が鳴るので、練習というよりリズムゲームのような感じで楽しめます。複数人で遊んでみても面白いのでは!
5000円と手を出しやすく、機能も充実しているロールアップピアノ。
61鍵で、音色・リズムともに充実しているため、ちょっとした伴奏などはこれ1台でこなせてしまいます。作曲のアイデアを膨らますこともできそうですね。
また、お子様が楽しみながら鍵盤に親しむきっかけにも良いと思います!
他にも、長期の外出や引っ越しなどで鍵盤が恋しくなった方・どこでも持ち運べる鍵盤が欲しいという方にもオススメです!