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もっと、カヴァってちょ。- LAIBACH(ライバッハ)/ ゲット・バック

2018-04-12

テーマ:カヴァーソング

もっとカヴァってちょ。


LAIBACH(ライバッハ) / GET BACK

オリジナルの演奏はいわずと知れたザ・ビートルズです。一方、この曲をカヴァーするのは、LAIBACH(ライバッハ)というスロベニア(旧ユーゴスラビア)のバンド。LAIBACH(ライバッハ)はスロベニアの首都リュブリャナのドイツ語名。1988年当時、この曲を初めて聴いたときには「こういう解釈でしか人の曲をカヴァーしてはいけない国もあるんだなー」などと本気で思ったものです。彼らの音楽はインダストリアル・ミュージックの傾向が強く、楽曲的には非常に無機質な印象を受けます。LAIBACH(ライバッハ)も自分たちの音楽を新スロベニア芸術という芸術運動の一部として位置づけており、そのLAIBACH(ライバッハ)という名前自体も、スロベニア各地を占領しドイツ化を推し進めたナチス・ドイツを連想させるとして、第二次世界大戦以降は使用が控えられてきました。音楽性や制服の着用など、あくまでファシズムに対するパロディの一環であると彼らは主張していますが、音楽ファンをはじめ右翼・左翼の双方から攻撃を受け、ユーゴスラビア時代には政府から監視されることにもなりました。


THE BEATLES / GET BACK

「GET BACK」が収録されているのはラストアルバム『LET IT BE』。ビルの屋上でのラスト・ライブが有名です。実は、LAIBACH(ライバッハ)、「GET BACK」だけではなくこのアルバムを丸ごとカヴァーしています。でも全編こんな感じです。丸ごとカヴァーと言いながらタイトル曲の「LET IT BE」が抜けているのが、味噌というか何と言うか。何にせよこのカヴァーにより、LAIBACH(ライバッハ)の知名度が上がったことは間違いないようです。色々なカヴァーのあるザ・ビートルズですが、これはパロディなのか?芸術なのか?音程を無視し、高圧的に歌う「GET BACK」は聴く者をどこかに連れて行ってしまいそうな迫力です。LAIBACH(ライバッハ)はその後も、刺激的な作品を作り続け、現在も活躍中です。


LAIBACH / GET BACK


なかじまやすお

自由気ままに雑多なことを書きなぐっていきます。根底にあるのは「愛と音楽」。世の愛すべき事象にスポットを当て、音楽好きに共感してもらえる記事を執筆していきます。サウンドハウスでは、メディア編集担当として活躍。プライベートでは、週末となればドラムを叩き、ライブや映画、展覧会などを楽しむアクティブ派。

 
 
 
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