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コレクターという馬鹿者。

2018-04-16

テーマ:コレクター道

長年、音楽仲間とつるんでいると、音楽を楽しむという行為の中に、演奏だけではなく「コレクションをする」という趣味を持つ人と出会うようになります。レコード・コレクター、楽器コレクター、アンダーグランドの音源コレクター、音楽グッズのコレクターなどなど。そういう人たちのこだわりや自慢話を聞くのは、実に楽しく興味深いです。かく言う私もレコード・コレクターだと思っています。自分で言っていたら世話ないという感じですが、さまざまな自称コレクターと話をするにつれ「あっ!俺、この人たちと一緒だ」という点が山のようにあるのです。まずバカなのは、欲しいと思ったアイテムには手段と金額を選ばない傾向があります。オークションでは意味もなく負けず嫌いなところがあり、結果どツボにはまりがちです。でも引き際も理解していると自負しています(このルールは個人ごとに違い、一般的には理解されてないレベル)。また、自慢したいけど仲間がいないことには何も出来ない人種であり、いざ同胞を見つけると一方的に話し始め、コミュニケーションを取ろうという姿勢が欠如します。どうです?面倒なやつらでしょ?私はコレクターの私が嫌いです。

ところが昨年、私の燃えたぎるコレクター魂に水をぶっ掛ける出来事が起こりました。それは親父の葬式でのこと。「あ、棺にはビニール製のものは入れられません。ご遺骨に色が付いてしまうので。」「何ですって!レコードは入れられないのですか!?」と、親父の棺に入れようとしたものはレコードではないのですが、なぜかその時に自分の葬儀の心配をする私がいました。コレクションは自分の趣味。子供に引き継がせるつもりもないし、子供も迷惑だろう。かと言って、友人に託すには散財した金額がでかすぎる。当然ながら、そんなつもりはこれっぽっちもない。要は、せっかく集めたコレクションと死ぬ時も一緒にいたいというのが本心でした。我ながら、これは気持ち悪い。

さて、コレクターの心理などとネットで調べようものなら、ロクなものが出てきません。特に「彼氏がコレクターだった場合」なんて余計な対処法を書いたページまであります。ぜひ参照してください(あ、参照しなくていいです)。

私のコレクター第一歩は、母親の買ってくれたマンガ本から始まりました。それは「愛と誠」第6巻。なぜ、中途半端に6巻!しかも前後のストーリーがまったくわからない。結果、始めの5巻は少しずつお小遣いを貯めては買って、7巻以降も発売日に買っていきました。話はちんぷんかんぷんながら、断片的に物語が繋がっていく過程がとてつもなく面白かったのです。そして全巻揃った時に、頭から読む快感。全巻揃わないと気が済まない性分も、この出来事によって育まれました。


なぜ、母はこのマンガを?未だに不明。でも名作。


レコードを買うようになると、これまた「愛と誠」と一緒で、気に入ったアーティストは全アルバム揃えて頭から順番に聴いていかないと気が済まなくなりました。するとそのバンドの音楽経歴を俯瞰で見る(聴く)ことができます。ファン心理とは裏腹、毎回アルバムの方向性が同じバンドでも常に変化していくと気がつくのは、こんな変な聴き方をしてからでした。友達にも「贅沢だ」と言われましたが、実際には贅沢ではなく、なけなしのお小遣いを貯めて揃えていくので、本来ならもっと違うアーティストのアルバムを聴ける時間とお金を無駄にしていたのです。結果、ひとつのアーティストにのめり込むことになります。そしてどっぷりファンになれば、「もっともっと」と限定アイテムがほしくなるという泥沼に自ら足を踏み入れていくのでした。(つづく…)


自慢のコレクションのひとつ。 (結局、自慢か~い!)
国内盤シングル 【ジェネシス / これが幸福(しあわせ)さ】 時価10万円以上!



なかじまやすお

自由気ままに雑多なことを書きなぐっていきます。根底にあるのは「愛と音楽」。世の愛すべき事象にスポットを当て、音楽好きに共感してもらえる記事を執筆していきます。サウンドハウスでは、メディア編集担当として活躍。プライベートでは、週末となればドラムを叩き、ライブや映画、展覧会などを楽しむアクティブ派。

 
 
 
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