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初めての弾き語りライブ ~会場選び編~

2022-11-14

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 音楽全般

このコラムは、これから初めて弾き語りライブを計画している方に向けて、これまでの私ゲンダユウの様々な経験をもとに綴っています。今回は「会場選び編」。少しでも参考になれば幸いです。

まずは会場をリサーチ

ギターやピアノで弾き語りを練習してきた。オリジナル曲もいくつかできた。友達に聴かせてみたら、そこそこ評判もいい。まぁ、身内ゆえの過大評価かも知れないけど、でもここは勇気を出して演奏できるお店で披露してみたい!そんな想いを持つ方もいらっしゃるかと思います。
でもそこからの進め方は意外と誰も教えてくれなかったりしますよね。

そんな時はまずはどのようなお店があるか調べてみましょう。
例えばネットで「ライブバー」、または「弾き語り ライブハウス」で検索してみてもある程度出てきます。まずは情報収集も兼ねてあらゆるお店のサイトを見てみましょう。

必要な情報は殆どサイトに掲載されていると思いますが、必ずチェックしておきたいことは出演条件と出演形式です。特に費用に関わる部分はしっかり確認しておきましょう。いわゆる集客ノルマが課せられていて、お店側が定める人数に達しない場合は、出演者側でその人数分の入場料(チャージ料)を負担することになりますので予め把握しておくことが必要です。

なお、ノルマ制ではなく、定められたチャージ料のみ払えば出演できるお店もあったりします。
弾き語りの場合は持ち時間30~40分で3~4組のミュージシャンが出演するブッキング形式が多いようです。また、会場によってはオーディションや音源審査がある場合があります。

一度お店に足を運んでみよう

目ぼしいお店が見つかったら、一度お店に足を運んでお客さんとしてライブを観てみると良いと思います。
出演者が上げているYouTube等でのライブ動画でも会場の雰囲気はかなり分かりますが、やはり直接行ってそのお店を肌で感じることは大切です。最初はなかなかそこに自分が立つイメージが湧かないかも知れませんし、上手な出演者を間近で観て物怖じしてしまうかも知れませんが、まずは情報収集を目的に様々なことを観察しておきましょう。
私もこれまで必ずそうやって確認してから出演を決めていました。

ちなみに、ひとりで知らないお店に行く勇気がなかなか出ない!という人もいるかも知れません。でも大丈夫です。大抵、薄暗いですし、出演者がメインなので、お客さんが注目されることはまずありません。1人で来ている方もたくさんいますし、店員さんが話し掛けてくるようなことも殆どないと思います。出演者の知り合いかのように涼しい顔して遊びに行きましょう。

入店時に入場料を払ってドリンクをオーダーするお店が多いです。誰を観に来たか聞かれたら、一番興味がありそうな出演者の名前を言えば良いでしょう。(その方の集客成績にもなります)

自分に合ったお店を選ぼう

しっかりリサーチしたら、次に出演するお店選びです。
これまでチェックしてきた出演条件を比べて、候補会場を絞ってみましょう。

会場によって出演者のジャンルやレベル、活動目的や年齢層も異なることが見えてくると思います。初めてのライブの場合は、本気でプロを目指している人達の登竜門的なお店ではなく、趣味として音楽を楽しむ人たちを対象としているようなお店から始めた方が良いかも知れません。
また、仲間に声掛けすることを考えると、場所やアクセスのしやすさ、入場料の金額等も加味しておくと良いでしょう。

とは言え最後は、現地に出向いた時に直感的にいいなと思ったお店、居心地が良いなと思ったお店を大事にして欲しいと思います。経験上、マスターとの相性も意外と大事だったりします。いずれにしても、そのお店のことを好きになって一緒に盛り上げていこうという気持ちが持てると良いですね。

お店へのアプローチ

出演したいお店が決まったら、早速アプローチします。

電話でも良いですが、リハーサルやライブ中の可能性もあるので、メールやSNSからのメッセージが妥当でしょう。
「ライブ出演のご相談」や「ライブ出演に関するお問い合わせ」等のタイトルならすぐに認識してもらえると思います。メールには簡単な自己紹介と使用楽器、自身の音源サンプルがあった方が良いと思います。ネットに上げているならURLでもOKです。ライブ未経験であることも正直に書いても良いと思いますが、そのお店で歌いたいと言う意欲や熱意は必ず伝えるようにします。

また、WEBサイトでは確認できなかったこともこの機会に聞いておくと安心です。
さらに、予め出演希望時期や曜日を伝えておくと、先方もスケジュールを組みやすいかと思います。

言わずもがな最低限の礼儀やマナーを持ってアプローチすることは大前提です。

オープンマイクで腕試しも

いきなり持ち時間30~40分のブッキングライブに出演するというのは、初めての人には少しハードルが高いかも知れません。そんな時は、最近様々なお店で企画されているオープンマイクというイベントで事前に腕試しすることもお勧めします。

希望者が複数人集まり1人10分程度の持ち時間でステージに立てるというもので、お手頃な入場料でミニライブ体験ができるだけなく、同じような仲間と出会える可能性が広がることも魅力です。そして何より、自分が出演してみたいというお店でオープンマイクが企画されていたら、一番のブッキングライブ事前体験になることと思います。

これらの手順を踏んでライブ日程が決まったら、曲順を考えて、あとはひたすら練習して本番に備えます。
同時に集客についても考えなくてはいけません。でも、まずは初ライブを準備も含めて本番を楽しむ気持ちを持つことが大切です。そして、いくつかのお店で出演するうちにホームとなるような会場が定まってくることもあります。あなたの記念すべき初弾き語りライブが素敵な時間になることを願っています。

※ピアノ弾き語りの場合は、お店に常設されている88鍵の電子ピアノで演奏することが殆どだと思いますが、自宅や外出先で気軽に練習したい時は61鍵のキーボードでも十分かと思います。私も愛用しているカシオトーンCT-S400はコンパクトでスタイリッシュなお勧めの一台です。

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青栁ゲンダユウ

1976年東京生まれ。現在は鎌倉市在住。会社員の傍らシンガーソングライター活動を継続し、90年代J-POPをルーツとするオリジナル作品は150曲を越える。叩きつけるようなピアノ奏法と小ネタを織り交ぜたステージが特徴。
FACEBOOK https://www.facebook.com/gendayu1009
※毎週金曜日深夜から「クルマの中から弾き語り生配信」実施中
Twitter https://twitter.com/gendayu_piano
アメブロ https://profile.ameba.jp/ameba/pianoman1009

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