こんにちはコンセルバリオです。
私に限らずウクレレとギターの両方を弾ける方は多いです。
見た目や弦の数は違いますが共通点が多くあるからです。
両方弾けるとどちらのプレイにもいい影響があります。
ギターにも興味があるウクレレプレイヤーはぜひお読み下さい。
■ 左手で弦を押さえ右手で弦をはじく
自分で構える弦楽器はほとんどこれが当てはまります。
ウクレレとギターだけでなくベースもヴァイオリンもチェロも全て同じです(ヴァイオリンやチェロは正確には弦をこすって音を出しています)。
右利きの方は見慣れた光景ですが、左利きの方が演奏する場合逆に構える事も多いです。
その場合弦の張り方も逆になっています。
左手で押さえて右手で弾く、というのに慣れていると楽器が変わっても不思議とすぐに弾けます。
もちろん持った感じや弦の数やチューニングは違うのですが少し弾くとコツが掴めます。
車の運転に近いと個人的に思っています。
車にはそれぞれ癖がありハンドルやギアチェンジも違いますが運転は出来ます。
楽器が変わっても弾けると自分のメインの楽器が違った視点で見られるようになります。
そうすると音楽の実力がグンと上がります。
周りに色々な楽器を持っている人がいたら是非弾いてもいいか聞いてみて下さい。
もちろん経済的に余裕のある方は自分で色々な楽器を買ってもいいと思います。

■ 左手のテクニックがそのまま使える
ハンマリング、プリング、スライド、その他…
これら左手のテクニックはギターでもやり方は一緒です。
ウクレレでもこういったテクニックを丁寧に練習しておくとギターに持ち替えても問題なく出来ます。
ただ、ギターを弾いた事のある方は分かるかもしれませんが、ギターの弦とウクレレの弦は違います。
ギターの弦はスチール弦と呼ばれる鉄で出来た弦が張ってあります。
それがウクレレとは違うジャキジャキしたギターの音になる要因の一つです。
音の伸びや耐久性はありますがはっきり言って固くて押さえづらいです。
なのでウクレレと同じ程度の力の入れ具合ではきちんと音が鳴りません。
ガチの筋トレは必要ないのですが指のトレーニングをきちんとしておかないとせっかく覚えたテクニックが使えません。
実際にギターを触りながら練習するのが一番いいですが、ギターがない場合はウクレレで違いを意識しながら練習しましょう。
■ 右手のテクニックもそのまま使える
左手と同様、右手のテクニックもそのまま使えるものが多いです。
ストローク、指弾き、ブラッシング、ミュート、その他…
ギターというとピックで弾くものと思っている方が多いですが、指で弾く事も多い楽器です。
ウクレレで鍛えた右手をギターでも使えるのでウクレレプレイヤーはギター初心者より有利です。
更にウクレレでピックを使ったプレイに慣れている方はかなりギターも弾きやすく弾けます。
ウクレレ上級者の特殊技術であるバトキンやロールストロークも出来なくはないですがコツがいります。
私もたまにやりますが、やはりギターは弦が多いです。
更に弦も固いので中々ウクレレ程は上手く出来ません。
しかしギターで指弾きの練習をしていてバトキンやロールストロークのような動きは普通はやらないので指の練習としては最高です。
ギタリストの前でギターでバトキンが出来れば必ず驚かれます。
ウクレレをやっていて良かったと思える瞬間です。
もしギターで指でストロークの練習をする時は爪が削れやすいので注意して下さい。
ウクレレと同じ強さで弾くと危ないので最初は優しく弾いて下さい。
■ まとめ
ウクレレとギターの共通点を紹介しました。
ウクレレが弾ければギターを弾けるようになるのも早いです。
ただコードを形で覚えている方は注意して下さい。
指の形が同じでも全く違うコードになったりします。
例えばウクレレのGというコードをギターで同じ形で押さえるとDになります。
これはチューニングの違いが関係しています。
しかしコードを音名のドミソやレファラと覚えていれば楽器が変わっても普通に弾けます。
なのでコードを弾く時に余裕がある方は自分が何の音の積み重ねを弾いているか意識するといいと思います。
そうすればコードを覚えるのも早くなり、自分でソロウクレレのアレンジなどが出来るようになります。
興味のある方は簡単そうな理論書で勉強するのがオススメです。
ウクレレにはウクレレの、ギターにはギターの良さがあります。
ギターは弦の本数が多く、低音も高音もウクレレより出せます。
慣れるとウクレレでは弾けなかったプレイが可能です。
実際に弾けるようになると両者の良さが更に分かります。
是非ギターにも挑戦してみて下さい。
ギターが弾けたらベースも自然と弾けるようになるので、音楽家レベルが一気に上がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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