
こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は「パワーサプライ」についてお話をしていきたいと思います。
パワーサプライは、複数のエフェクターを使用する場合にはほぼ必須となるアイテムでとても重要です。
エフェクターの性能を最大限に発揮させるためには、自分の環境に合った製品を選択する必要があります
そこで!
パワーサプライについて解説し、オススメ製品をご紹介していきます!
サウンドにこだわりがある方は必見ですよ!!
■ パワーサプライとは?
パワーサプライは、複数のエフェクターに電源を供給することができるアイテムです。
複数のエフェクターを使用する際でも、コンセント1つで済むのでとても便利なものです。
さまざまなメーカーからいろいろなモデルが販売されています。
基本的には、3種類に分けられています。
1: 通常型
1つのレギュレーター(電源供給回路)を使用して、複数の端子から電源供給をするタイプ
2: 分岐型
1つのアダプターから供給された電源をケーブルで分岐させて使うタイプ
コンパクトなエフェクターボードを構築する際にオススメ!
3: アイソレート型
1つの端子に1つのレギュレーターが搭載されているタイプ
ハイエンドモデルの使用にオススメ!
になります。
これらはあくまでも、1つの基準ですので参考程度にしてくださいね!
■ 選ぶ時のポイント?
初心者には、どの製品が自分に合っているのかが分からない方が多いと思います。
なので、購入する際に、確認してほしいポイントを解説していきます!!
○ 電流容量の確認
パワーサプライには「電流容量」というものがあります。
サウンドハウスの商品説明欄に、A(アンペア)やmA(ミリアンペア)で表記される数値があると思いますがその部分です!
これは、接続したエフェクターに安定した電源を供給できる数値を示しています。
例えば、電流容量が「2000mA」だった場合、接続したエフェクターの合計消費電流が2000mAを超えてしまうと、安定した電源供給をすることができなくなる。 といった感じです!
消費電流はそれぞれのエフェクターによって異なりますが、基本的にアナログペダルは消費電流が少なく、デジタルペダルは消費電流が多いです。
最近の販売されているパワーサプライは、かなりの電流容量が確保されているモデルがほとんどですが、購入する際はチェックしましょう!
○ 9Vと18V
基本的に、多くのエフェクターは9Vで駆動しますが18Vのものも存在します。
18V駆動のエフェクターに9Vの電源を供給しても、上手く動作しないことが多いので注意しましょう!
○ 極性について
エフェクターの電源には「センターマイナス」と「センタープラス」の2種類の「極性」があります。
最近販売されているエフェクターのほとんどがセンターマイナスで動作しますが、ヴィンテージエフェクター(旧モデルのRATなど)はセンタープラスです!
「極性反転ケーブル」を使用すれば簡単に変換できますが、ノイズの原因にもなりうるのでなるべく使用しない方が良いと思います。
ちなみにコチラが極性反転ケーブルです!↓
VISUAL SOUND ( ビジュアルサウンド ) / 1SPOT CYR REVERS
それでは、サウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をピックアップしていきましょう!
VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) / POWER CARRIER VA-08 MKII
メタルボディにヘアライン仕上げを施したとてもカッコいいパワーサプライ。
エフェクターボードも一気に華やかになります。
VA-08 MKIIはすべてのポートをアイソレート(独立)した、エフェクトペダル用のパワーサプライなのでノイズに強いという特徴があります。
電源出力は9V/最大で500mAを6系統供給。 さらに9V/12V/18V可変の最大800mAを2系統装備しているので多種多様なエフェクターに電源供給ができます。
LEDが、パワーライト(オレンジ)、各ポート正常時(グリーン)、異常時(レッド)と変化するので何か問題があった時に原因を探しやすいです。
ギタリストはもちろんベーシストにもオススメの定番モデルです!
ポートが12個搭載されたモデルも販売されています!
VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ )/ POWER CARRIER VA-12
大きなエフェクターボードの構築を考えているのであればコチラがオススメです!
軽量かつコンパクトなボディで、エフェクターボードを圧迫しないパワーサプライ。
独立した安定化回路とカスタムトランスで形成された5つの500mA電流出力を装備しています。
18Vのペダルを使用せずに、コンパクトなエフェクターボードを構築したい方にオススメ!
また、かなり頑丈なのでライブやスタジオなど持ち運ぶことが多いミュージシャンにピッタリです。
CUSTOM AUDIO JAPAN ( カスタムオーディオジャパン ) / HUB-6 ver.II
DC9Vアダプターやパワーサプライからの出力を分岐するDCジャンクションボックス。
デジタル電圧計を搭載しているので、電圧の状態を視覚的に確認することができます。
バッテリースナップを使用すれば、9Vバッテリーの電池残量も確認できるそうです!
いざという時に嬉しい機能を詰め込んだユニークなパワーサプライになっています。
以上、「パワーサプライ」の解説とオススメの製品のご紹介をしてきました!
特にノイズに悩んでいる方は、電源となるパワーサプライを見直してみてはいかがでしょうか。
かなり奥深いアイテムなのでいろいろなものを試してみてくださいね!
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