
こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、定番のギターアンプである「JAZZ CHORUS」というギターアンプについてお話をしていきたいと思います。
さまざまなスタジオやライブハウスに常設されていることもあり、触ったことがある!という方も多いのではないでしょうか。
JAZZ CHORUSは、日本の有名楽器メーカーである「Roland社」によって開発/製造されており、製品名の頭文字をとって「JC」と呼ばれています。
基本的にはクリーンサウンドに定評がありますが、クリーンだけでなくハードロックなどのプレーヤーにも愛用者が多いのです。
また、世界的なギタリストにも愛用されています。
日本を代表するギタリストである布袋寅泰さんも愛用されているところをよく目にします。
また、オーバードライブやディストーションといった歪み系エフェクトが馴染みやすいので激しいサウンドも自由に出すことができますので基本的には「オールラウンダー」なアンプだと思います。
JC本体だけのサウンドメイクでも歪み・モジュレーション・空間系など、さまざまなエフェクトを加えることができるのでほとんどのことを完結することができます。
■ Rolandとは?
Rolandは1972年に梯郁太郎氏によって大阪で創設され、現在は静岡県浜松市を拠点に世界中に発信しています。
高い技術力を活かし、ギターアンプ・エフェクター・鍵盤楽器・電子ドラム・オーディオインターフェースなどさまざまな音楽家へ向けた製品を幅広く展開しています。
現代の音楽シーンにとても影響を与えており、数多くのミュージシャンが注目する日本の代表的な楽器メーカーといえます。
他にもエフェクター/ギターアンプを「BOSS」というブランドで販売してたり、V-MODAというヘッドホンを販売したりしています。
ちなみに創業者である梯郁太郎氏は長年にわたって電子楽器の発展や普及に努めた多大な功績により、1991年には米国バークリー音楽大学から名誉音楽博士号を授与されています。
また、DTMに欠かすことができない電子音楽の規格「MIDI(Musical Instrument Digital Interface)」の制定に貢献したほどの偉業を残しています。
つまり、音楽シーンが盛り上がったのもDTMが僕たちの身近にあるのも梯郁太郎氏のおかげということです!
■ JCアンプの特徴
JCは1975年に誕生し、45年以上もの間さまざまなマイナーチェンジを繰り返してきました。
伝統的なデザインを継承しながらも、その時代に沿った進化を遂げることでロングヒットしているんですね!
JCにはさまざまなモデルが販売されているのでご紹介していきます。
ROLAND ( ローランド ) / JC-120 ギターコンボアンプ
JCシリーズの中でも最も有名で需要の高いモデルです。
全国のスタジオに常設されているのもこのモデルが一番多いと思います。
特徴としてはクリアでナチュラルな切れ味のあるストレートなギターサウンド。
真空管を搭載されておらず、ソリッドステート仕様になっており、シャキシャキとしながらもワイドレンジな音域を鳴らすことができます。
豊富なコントロールノブを搭載しており、かなり自由度の高いサウンドメイクが可能です。
搭載された2つのスピーカーは完全に独立しており、片方はギターサウンドをダイレクトに出力し、もう片方はピッチを少しいじったサウンドになっておりこれらにより立体感のあるステレオサウンドになっています。
簡単に説明すると「ダブリング効果」のようなものを簡単かつシンプルに得られます。
出力も高くレコーディングやライブにも向いていますし、別途フットスイッチ接続することで使用できるのでライブパフォーマンスの幅をぐんっと広げてくれることでしょう!
地味に嬉しいのは、移動させやすいようにキャスターが付いているところ!
価格は約100,000円ほどになっています。
プロ仕様のアンプにしてはかなり安いですよね!
ROLAND ( ローランド ) / JC-40 ギターコンボアンプ
このシリーズJC-120をそのままコンパクトにしたモデル。
出力は40w(20w+20w)の仕様になっています。
基本的な性能は従来の120シリーズと同様ですがギターアンプでは珍しいステレオ入出力でとても広がりのあるサウンドが得られます。
また、リアパネルの外部エフェクトも搭載されているのでステレオインサートも可能になっています。
また、空間系エフェクトにリバーブ、ビブラート、ディストーションを搭載したことで様々なサウンドメイクがこのアンプ1つで完結できるのでエフェクターをつないだ際のサウンドの劣化などがありませんのでノイズが極めて少なくクリーンなサウンドが得られます。
デザインはこれまでのものと変わらず伝統を受け継いでおりながらも出力が下がった分サイズや重量も抑えられているので持ち運びや自宅での使用にピッタリ。
インテリアとしてもかなりオシャレですよね!
価格は約63,000円ほどになっています。
ROLAND ( ローランド ) / JC-22 ギターコンボアンプ
上記のモデルよりさらにコンパクト化されたモデル。
出力は30w。
コントロールノブも少し減っていますので上位モデルに比べるとサウンドメイクの幅は狭くなります。
しかし、自宅などの大きな音が出せない環境で使用することが前提になると思いますので十分なスペック。
価格は約40,000円程。
以上、定番ギターアンプ「JC」についてお話ししてみました。
音質・デザイン・機能性どれも素晴らしいアンプだと思います。
みなさんもお試しあれ!
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