みなさんどうもこんにちは!ギターアンプ沼の住人こと、きとうゆうき です。 今回はタイトル通り、めちゃめちゃかっこいいギターアンプを見つけたのでご紹介していきます。そうです、「SUPRO」です。

1. SUPROの概要
まず、SUPROと聞いて何をイメージするでしょうか?全くイメージがわかない方も多いかもしれませんが、LedZeppelinのジミーペイジが愛用していたことで、もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんね。
ツェッペリンやジミヘンの使用により、60年代にピークを迎えたSUPROですが、元々はValcoという会社の傘下のブランドだったらしいです。しかし、1968年にValcoそのものが廃業となってしまい、SUPROもその影響をモロに受けて共倒れとなってしまいます。
そのため、2013年まではSUPROアンプはビンテージしか入手できないレアで高額なアンプだったんです...が!2013年に見事に復興を果たしています。本当にありがとう...!まさかサウンドハウスでSUPROアンプを買える日が来るなんて思ってもいませんでした。
2. SUPROの魅力
SUPROの魅力その1:クラシックなクリーンと歪みの共存
見事な復活を遂げたSUPROですが、では何がそんなにいいのか?クリーン系ならFenderのデラックスリバーブやツインリバーブがあるし、歪みならマーシャル1959を買えばいい。そういう考えの方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、SUPROの一番素晴らしいところは「美しいクリーンと粘り気のある歪み」が同居しているところじゃないかな?と思います。
クリーントーンはどこか60-70年代のロックやソウルを思わせるようなメロウなトーンを出すことが出来るし、ゲインを上げていけばそれこそツェッペリンのような粘り気の強い歪みを出すことができます。確かに歪み量でいくと最近のマーシャルには敵わないですが、サチュレーションや粘り気が豊富なのでそこまでゴリゴリにゲインを上げなくてもソロが気持ちいいところは他のアンプブランドにはない良いところだと思います。
フラッグシップモデルの「1699R Statesman」は特に、チャンネルが2つあるため歪みとクリーンをスイッチ1つで変えられるとても便利な逸品です。
また、チャンネルが単一のアンプでも心配することなかれ。SUPROでクランチサウンドを作っておいてギターのボリュームでクリーントーンを作ることができます。ソロやドライブサウンドが欲しい場合はMXRのMicro Ampのようなクリーンブースターを使うことで解決できます。
ジャズコーラスでクリーンブースターを踏んでも歪まないですが、SUPROのような真空管アンプなら簡単に歪んでくれるのでかなりかなりお手軽にすみます。
SUPROの魅力その2:圧倒的にかっこいいビジュアル
もちろんSUPROのコンボアンプも最高にかっこいいんですが...そんなコンボアンプのビジュアルを軽く超えてしまうのがアンプヘッド!
「1696RTH Black Magick」を見てみるとわかるんですが...この矢印みたいなグリルがとても個性的だし、SUPROに共通するアンプ上部のストライプもめちゃめちゃかっこいい。昔のミニクーパーの両サイドについているレーシングラインを想起させるような素晴らしいデザインになっています。
アンプを手で持つ時用にレザーハンドルも用意されていて、デザインと耐久性を兼ね備えていてもう...仮に音を出さなかったとしても超オシャレなオブジェにすることができます☆
3. タイプ別、おすすめしたいSUPRO
最後に、ギタリストのタイプ別におすすめのSUPROをご紹介していきます♪
単にジャンル別ではなく、「どう使いたいか」という希望も加味していきます。
● アンプでクリーンと歪みを両方作りたい人
確かにエフェクターで歪みを作れるけど、せっかくならアンプでどっちもできた方がエフェクターボードが重くならないですよね。そんな方には、1699R Statesman Comboをオススメします!
50Wという圧倒的な出力と2chのプリアンプ構成によってクリーントーンも歪みも爆音で鳴らすことができます♪Statesmanのヘッドもかっこいいけど...残念ならが取扱終了とのこと!コンボだとスピーカーを持ち歩く面倒臭さはなくていいですよね。
SUPRO ( スプロ ) / 1699R Statesman Combo

● ステージ映え最優先な人
ステージ上でかっこいいアンプが見えるだけで、ミュージシャンはテンションがあがってしまうものですよね。僕も自分の後ろにSUPROがあったら最高の気分で演奏できそう...というあなたには、1696RTH Black Magick Reverb Headをオススメします。
2ch搭載なうえに、スプリングリバーブまで搭載しています。10kg弱とアンプヘッドの中でも軽い部類なので持ち運びもそこまで大変じゃないので、スタジオのマーシャルのキャビをよく使う方にもオススメです。
● とにかくブルージーな音を出したい人
ブルースやR&Bが大好き!ブルースやソウルのレジェンドみたいな音を出したい!そんな方にはDelta King 12 Tweed & Blackをオススメします。FenderのBlues Jr.と同じ感じかな?と一見すると思われるかもしれませんが侮るなかれ。Delta Kingはもっと色々できます。
FET駆動のブースターを搭載しているだけでなく、ハイゲインのドライブモードも搭載しています。なので、クリーンからクランチ、ドライブの3種類の音色を1つのアンプで作れてしまいます。15Wと出力は小さめですが、キャパ300まで位なら全然通用するので問題ないはずです♪
ドライブサウンドはSUPROのお墨付きで、Statesmanに通じる粘りの強い歪みを作ることができるようになっています。
SUPRO ( スプロ ) / Delta King 12 Tweed & Black
今回はSUPROアンプについてご紹介させていただきました!コンボアンプもアンプヘッドも、どちらも魅力的なルックスと粘り気の強いトラディショナルな音の出せる面白いアンプじゃないかな?と思います♪
是非これを機にチェックしてみてください!
関連リンク
■ Supro アンプ プロダクト ラインナップ
■ Supro レビュー
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