こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、「ディレイについて解説し、オススメの製品をご紹介していきます。
リバーブというエフェクターは、「空間系」というカテゴリーに分類されています。
効果としては「やや遅れてギターの音が返ってくる」というもので「やまびこ」のような感じというふうに捉えていただければいいと思います。
この効果により、サウンドに広がりを持たせることができます。
ギターはもちろん、ベース・ストリングス・スネアなどとても多くの楽器で使用されているエフェクト。
一説によると「レスポールの生みの親であるレス・ポール氏が初めて使用した」と伝えられます。(諸説あり)
ディレイといってもアナログディレイとデジタルディレイの2種類があります。
それぞれの特徴をまとめていきましょう。
■ アナログディレイとは?
アナログディレイは磁性体の劣化や信号が次々と電気回路を通過したりすることで音質が劣化したりすることがあります。
劣化することで、特に高音域に影響が出てしまうといった変化があります。
しかし、アナログならではのナチュラルで温かみのあるサウンドはバンドアンサンブルによく合うので好む人が多いようです。
一癖ありますが、製品ごとの個性が出やすいので面白味があるエフェクターといえます。
かつては「エコーマシン」とも呼ばれていました。
■ デジタルディレイとは?
デジタルディレイは、入力された原音をそのまま繰り返すことができるといった特徴があります。
つまり、音質の劣化が無く扱いやすいと思います。
メリハリのあるサウンドを返してくれるので、シンセサイザーとの相性が抜群、組み合わせて使用している方が多い印象です。
アナログに比べて機能性が優れており、設定次第でさまざまなことができます。
初心者では使いこなすのが少々難しいと感じる方が多いです。
■ 基本的な使い方
ディレイの効果はシンプルですが、使い方やセッティング次第でさまざまな役割を果たしてくれます。
代表的な使い方をご紹介していきます。
○ ショートディレイ
短い間隔で遅延させることで、疑似的にリバーブをかけるといった使い方。
アルペジオのような奏法で使用されることが多く、かなり効果的です。
モノラルディレイでディレイタイムを20ms程度、フィードバックを0にしてディレイ音が1回しか返ってこないようにすることでダブリング効果を得るといった使い方もできます。
○ ロングディレイ
長い間隔(ディレイタイム200ms程度)で遅延させることで、やまびこ効果を得るといった使い方。
ギターソロで使用されることが多いです。
場合によっては、アルペジオなどにも馴染むので試行錯誤が必要。
○ その他
遅れてやってくるディレイ音と、今弾いているギターの音をハモらせる
といった使い方もあります。
なかなか高度な技ではありますがとてもカッコいいサウンドを作り上げることができます。
■ 各ツマミの役割
基本的に搭載されているであろう「Time」「feedback」の役割を解説していきます。
機材選びの際に重要なポイントになりますので把握しておくと良いでしょう!
○ Time
ディレイタイムをコントロールします。
ディレイタイムとは、ディレイ音を遅らせる「時間的な長さ」のことを指しています。
直感的にセッティングしたり、多機能なモデルでは4分音符や付点8分音符のように音符的な設定も可能。
タップテンポ機能を搭載しているモデルであれば、フットスイッチを踏む間隔でタイムを設定するといったこともできます。
○ feedback
フィードバックは、ディレイ音が返ってくる回数をセッティングすることができます。
ツマミを回していくほど増えていきます。
それでは、サウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をピックアップしていきましょう!
BOSS ( ボス ) / DD-200 DIGITAL DELAY
耐久性の高いメタルボディに多くの機能を詰め込んだ次世代のデジタルディレイペダル。
この1台で
- STANDARD
- ANALOG
- TAPE
- DRUM
- SHIMMER
- TERA ECHO
- PAD ECHO
- PATTERN
- LO-FI
- DUAL
- DUCKING
- REVERSE
これらの計12種類のディレイを搭載。
また、視認性抜群のディスプレイを装備しているので暗いステージでも安心して使用できます。
「デジタル」ならではの強みを全て備えているので、パフォーマンスの幅がぐーーんと広がることでしょう。
また、ルーパー機能も搭載しているのも魅力的ですね!
BOSS ( ボス ) / DD-8 Digital Delay
プロ・アマ問わずとても愛用者が多いデジタルディレイ。
BOSSならではのコンパクトサイズでありながらも
- ANALOG
- STANDARD
- TAPE
- WARM
- REVERSE
- +RV
- SHIM
- MOD
- WARP
- GLT
- LOOP
計11種類のディレイモードを搭載しています。
豊富な入出力を搭載しているので、完全独立ステレオ/ パンニング/ ワイドステレオにも対応。
また、最大40 秒録音可能なルーパー機能搭載しています。
別途フットスイッチ/エクスプレッションペダルを使用することで更に面白い使い方ができます。
こんなに豊富な機能を備えながらも直感的な操作ができるのはとても魅力的だと思います!
BOSS ( ボス ) / DM-2W ギター用エフェクター ディレイ
Bucket Brigade Device(BBD)による、暖かいサウンドはアナログならでは!
1984年の生産完了以降も人気が衰えないことで、復刻したモデルです。
オリジナルの特徴を引き継いだスタンダードモードと、現代音楽に対応したカスタムモードを搭載しています。
「音の劣化」を楽しむことができる使い込みたくなるエフェクターに仕上がっています。
以上、「ディレイ」の解説とオススメの製品をご紹介していきました。
「アナログ」「デジタル」両方とも魅力があるのでどちらも捨てがたい!
皆さんも是非お試しください!!
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