
こんにちは!
作曲家のKaoruです!!
今回は、楽譜制作ソフトについてのお話しをしていこうと思います。
私は作曲と同時に編曲に携わることが多いのですが、ギターやベースに関しては自分で宅録することがほとんどですが、ジャンルによっては他のプレーヤーの方にお任せすることがあるので楽譜制作ソフトを利用しています。
しかし、長らく使用している楽譜制作ソフトが古くなってきたので買い替えようと検討しているので改めて楽譜制作ソフトについて調べてみました!!
作編曲家はもちろんですが、バンドマンにとっても、とてもおすすめのツールなので是非参考にしていただければ幸いです!!
「楽譜制作ソフトのメリット」
楽譜制作ソフトなんて必要?
手書きでよくない??
と思っている方に向けてメリットを上げていこうと思います。
○ PDFなどのデータ形式で出力できる
データにすることができるので、いつでもメールに添付して簡単に送ることができます。
バンドメンバー共有のクラウドにアップロードすれば面倒な作業をせずに、データの共有が可能。
また、ほとんどのスマートフォン・タブレット端末で閲覧できるので、ライブ・スタジオ・自宅で確認できます。
書籍とは違い、かさばらないもの嬉しいですよね。
そして何よりも嬉しいのが、必要な場合はプリントアウトできるところ!
最近は、コンビニエンスストアでプリントアウトできるのでプリンターを持っていない方や緊急時でも安心できます。
○ 見た目がとても綺麗
自分で制作して自分しか使わない場合はあまり気にしなくていいのですが、楽譜を人に渡すときは、必ず綺麗な方が喜ばれるに決まっていますよね?
特に、大人数でレコーディングを行う場合は、他の楽器の動きを把握しておきたいなんて場合もありますので多数で音楽制作をする際は、必ず楽譜制作ソフトで作るようにしましょう!
○ ほとんどのソフトがMIDIデータを読み込める
最近はDAWの需要が多いこともあり、譜面が苦手って方多いですよね??
私もそうです!!
しかし、MIDIデータを読み込ませることで、譜面に変換してくれるのです。
(楽器によっては、少し大雑把なので少しの調整が必要になります)
サウンドハウスのオススメ製品はコチラ↓
MAKE MUSIC ( メイクミュージック ) / Finale 26 譜面作成ソフトウェア
業界の標準と言って過言ではない程、多くのプロが愛用しているソフト。
UI(見た目)がとても分かりやすいので、初めての方にもオススメの製品で私も愛用しております。
一般的な五線譜やTAB譜はもちろんですが、あまり一般的ではないような譜面までほぼ全て対応しているので、ジャンルを問わず様々な楽器の譜面作成が可能です。
ショートカットキーを使用することでかなり迅速な譜面編集が可能、ちょっとした修正などが発生した場合でも面倒なことがありません!
音符の入力に、MIDIデバイスを使用することができるので、MIDIキーボードはもちろんMIDIギターを使用することも可能です。
MusicXML形式など様々なファイルをインポートできるので、別の楽譜制作ソフトを使用されている方とのデータのやり取りも問題ありません。
また、最大の特徴としてGarritan Personal Orchestra、Jazz & Big Band、Concert & Marching Band、World Instrumentおよびスタンウェイ社公認のSteinway librariesから、 Tapspace Virtual Drumline"のサウンドも搭載されているので高音質で音を確認しながら楽譜制作が可能になっています。
音楽学校・音楽教室など様々な現場で活躍している実績も信頼できますよね!
Finaleには、3つのグレードがあります。
- Notepad(無償)
誰でも無料で使用できる無料版です。
機能制限はありますが、ソフトの使用感を把握するには十分すぎる程の機能。 - PrintMusic(価格約1万円程)
中間のグレードで機能制限が少ないです。
バンドスコアくらいの編成ならこのグレードでも十分かと思います。
豊富なテンプレートも用意されているので、すぐに制作に取り組むことができます。 - Finale(価格約6万円ほど)
機能制限の無い最上位版。
五線譜数が無制限なので、大編成のオーケストラにも対応できるプロ向けです。
柔軟なカスタマイズが可能なので、自由度が高く使い方次第で色んなことができると思います。
Win/Macに対応しています。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / DORICO PRO 通常版 譜面作成ソフトウェア
CUBASEやNuendoで有名なSTEINBERG社が開発したソフト。
CPUのマルチコアを活かした完全なマルチスレッド化、お使いのシステムの処理能力を発揮できるので抜群のスピード感で作業を進めることが可能。
ギターやその他のフレット楽器の表記法対応を大幅に強化したことによって、特殊奏法にも完全に対応しました。
また、ピッチベンドをペンや線ツールで編集できるようになったことで細かな編集を直感的かつスピーディーに行うことができます。
コメント機能を活用することで、複数人で楽譜制作を行う際にも情報の共有が容易になります。
最近、無料で使用可能なiPad向けのアプリケーションが発表されたのでそちらを使用してみるのも良いと思います。
ラインナップは以下
- Dorico SE 3.5(無料版)
- Dorico Elements 3.5(価格約1万円程)
- Dorico Pro 3.5(価格約6万円ほど)
まだ歴史の短い楽譜制作ソフトですが、他の定番ソフトに劣らない機能を備えています。
特にCUBASEユーザーにオススメ!!!
● MuseScore
無料で使用できる楽譜制作ソフトの中で一番有名なソフトウェア
本当に無料???と思ってしまうほどの豊富な機能を備えており、機能制限もありません。
オーケストラ・マーチングバンド・ジャズ・合唱などにも対応できます。
便利なプラグインも随時更新されているので、自身の制作環境に合わせて試してみると面白いですよ!!
(ほとんどが英語表記なので翻訳して確認してからダウンロードするようにしてくださいね)
以上、楽譜制作ソフトについてまとめてみました。
便利な機能が搭載されており、楽譜が苦手な方にも優しくなっていますね!
是非チェックしてみてくださいね!!
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