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初心者向け!「マスタークロックジェネレーター」について語りたい

2020-07-22

テーマ:sound&person

こんにちは、ネモトです。

マスタークロックジェネレーター

ひと昔前はプロしか使わない機材でしたが、時代の変化に伴いポピュラーになってきていますが、まだマニアックな機材と呼んで差し支えないでしょう。今回はマスタークロックジェネレーターについて、わかりやすく語りたいと思います。

*この記事での説明は初心者向けに書いています。専門用語を使い正確に説明するのではなく、多少の語弊があってもわかりやすい言葉で書いています。説明を鵜呑みにせず、大体こんな感じだと思ってください。よくわかっている方はスルーをお願いします。

 

そもそもどんな機材?

マスタークロックジェネレーターは正確なクロックを「作成、供給、同期」するための機材です。クロック(デジタルクロック)とはサンプリングレート(44.1kHzとか96kHzとか。以下レート)だと思ってください。
デジタルオーディオでは録音機器も再生機器も指定されたレートに合わせて動くので、クロックジェネレーター自体は様々な音響機器に内蔵されています。ただ、殆どの内蔵ジェネレーターは揺れ(デジタルジッター、以下ジッター)がかなり生じます。
ジッターによる音質劣化を防ぎ、正確なクロックを「作成」それを色々な機材に「供給」するのがマスタークロックジェネレーターの役割です(「同期」は後述)

 

なんでプロしか使わない機材だったの?

プロオーディオの世界では様々な機材を同時に使用するのが普通ですが、同時使用する機材でレートそのものが違ったり、ジッターの生じ方も違うのです。例えば3つの機材(A、B、Cとします)を使って録音するとします。Aのレートは44.1kHzで、ジッターにより3秒に1度43.8kHzに。Bのレートは44.1kHzで、ジッターにより1秒に1度44kHzに。Cのレートは48kHzで、ジッターにより5秒に1度47.8kHzに変化するとします。レートもジッターの生じ方も異なるため音質に悪影響を与えます。これは機材が増えれば増えるほど影響が大きくなります。そこでマスタークロックジェネレーターを使用します。例えば、A、B、C全てのレートが48kHz、ジッターにより30秒に1度47.9kHzに変化するようにします。
機材を増やしても悪化することは原則的にありません。このようにレートはもちろんジッターの生じ方も「同期」させることにより音質の劣化を最低限に抑えて録れるようになります。

プロしか使わなかった理由は多くの機材を同時使用する際に、レートやジッターのバラツキによる音質低下を防ぐために開発されたからです。

現在でも機材の同時使用をあまりしない人向けではありません(最大限の効果を発揮しづらいというだけで、音質向上の効果はあります)。
(注)ジッターを感覚的に理解していただくためにわかりやすい数字で書きましたが、実際はこんな動き方はしません。

 

アマチュアならどういう人向け?

一言で言うと上を目指す人です。本気で音楽制作を行いたい人に向けた機材だと言い切れます。使っているだけで「本気で音楽やってる」と感じます。キャリアを示す機材ではなく、音楽に対するある種の意気込みを示す機材でしょう。

 

おすすめある?

宅録を行う人ならば単体で買わず、マスタークロックジェネレーターが搭載されたオーディオインターフェイスを使うのが手っ取り早いです。ジェネレーターまで気を配っているならば、全てについてこだわり設計された証しであり、まず間違いなく一定以上の品質を持つ製品と考えられます。

ブランドを挙げるとANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)。ジェネレーターの定番ブランドであり、多機能なオーディオインターフェイスも作ってます。結構高額ですがトータルでのコスパを考慮すると優れた製品だと思います。
→ ANTELOPE AUDIO オーディオインターフェイス 一覧

単体で購入し、現状のシステムに組み込むならばMUTEC MC-3をおすすめします。クロックインが無くても様々な機材に繋げるという素晴らしさ。

MUTEC / MC-3+ Black

聞き専ならばRMEのADI-2 DAC(ADI-2 PROからオーディオインターフェイス機能を省略したもの)がおすすめです。高品質なADコンバーターやイコライザーも搭載されており、デジタルオーディオならこれ一つでいいです。私はfinal d-8000(ヘッドホン)と組み合わせて使っています。初めて使った時は感動しました。

RME / ADI-2 DAC FS

 

具体的な使い方は?

ジェネレーターの使用方法は簡単で、使用したい機材に繋いでレートを指定するだけです。繋ぐことにより各機材の内蔵ジェネレーターが作ったレートはバイパスされ、マスタークロックジェネレーターが作ったレートで動くようになります。

レートを上げればより細かいところまで録音、再生が可能になります。つまりレートは上がれば上がるほど、音質が上がると考えてください。

逆に言うとレートを上げるほどに荒っぽさは消えます。勢いや荒さを重視した音作りをする場合ならレートは下げた方がいいでしょう。ならば、ガレージロックのような荒っぽさを信条にした音楽ならジェネレーター自体が要らないんじゃないか?と思う方もおられるでしょうが、ジッターを管理できず、音質にムラが出てしまうのは問題です。

ここでこの記事は終わりです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

ネモト

親指弾きにこだわる多弦好き。かつてベースとPAを担当。1度音楽を辞めて10年程経ってから再開しました。真面目に活動をしていないため音楽歴は長いけど下手。よしなに。
最近はレリックが楽しいです。
twitter https://twitter.com/amaze3551

元プロでベーシストのネモトと、クラフトマンでベーシストのCheenaによる、楽器への深すぎて自由すぎるこだわりトーク
→ C&N Crafthouse

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