こんにちは、サウンドハウスのヘッドホン担当、山崎です。
2019年に入りあっというまに1ヶ月が過ぎてしまいました。「平成」も残り約4ヶ月。新元号は何になるんでしょうね。
さて、2018年末から、サウンドハウスには色々なビックニュースがありました。
その中でも、私的に非常にうれしいニュースがこれ。
「beyerdynamic」国内正規輸入代理店のお知らせです。
あのbeyerdynamicプロオーディオ・シリーズの代理店になりました。
beyerdynamicと言えば、かの有名なレコーディングスタジオABBEY ROAD STUDIOで、モニターヘッドホンDT100が使用されるなど、プロフェッショナルから信頼されているオーディオ機器ブランドです。
そのbeyerdynamicの世界的ベストセラーのモニターヘッドホンが、このDT770PRO。
beyerdynamic (ベイヤーダイナミック) / DT770PRO 250Ω
今回は、世界的スタンダードのDT770PROと日本のスタンダードSONY MDR-CD900STを聴き比べしてみました。
ちなみに、DT770PROは32Ω、80Ω、250Ωとインピーダンス違いが3種類ラインナップされています。今回試聴したのは250Ωのタイプ。

パッケージはこんな感じです。なかなかしっかりした箱。

ふたの部分を開けると「ENJOY!」という文字が隠れています。だからなんだ、と言われればそれまでですが、、なんか良い。

見た目は、なかなかガッシリとした作りでタフなイメージ。さすがプロ用モニターヘッドホン。
特別、これといったデザインはありませんが、作りがしっかりしていて、なかなかかっこいい。「DT 770 PRO」のフォントもなんか良い感じですね。

プロ用ヘッドホンというだけあって、ほぼすべてのパーツが交換可能です。ヘッドパッドの部分も着脱が簡単なので、ヘタってきたら交換可能。大事に長く使用できます。

横から見るとこんな感じ。耳を覆う大きなイヤーパッドなので、メガネを着用している私でも、メガネフレームと干渉せず、とても良い装着感です。

グレーのベロア製イヤーパッドは、肌触りがよく高級感もあります。
側圧も適度な感じできつ過ぎず緩過ぎず。イヤーパッドに隙間ができにくく、遮音性はMDR-CD900STよりも良く感じました。イヤーマフを装着した時の感覚に似ています。

ケーブルは、レコーディングスタジオや省スペースの作業場でも使い勝手の良いカールコード仕様。プラグは3.5mmステレオミニに、6.3mmステレオ変換プラグが付属しています。

SONY MDR-CD900STと並べてみるとこんな感じ。
比べてみると、結構大きいことがわかります。ハウジングが1周り以上でかい。ヘッドバンドの幅はMDR-CD900STのほうが幅広ですが、パッドの厚みはDT770PROの方が厚いです。個人差はありますが、いつもヘッドホンが小さく感じる、なんていう方にも良いかもしれませんね。

ハウジングを真横から見たところ。まん丸です。なんとなく、レザーっぽい模様がありますが、レザーではありません。樹脂製です。
さて、気になる音質ですが、見た目はこんなにがっちりしているのに、音は非常に繊細です。

音の情報量も多く、解像度も十分。ウッドベースの弦が弾かれた時の振動や指の擦れる微妙な音、ライドシンバルの細かなタッチがしっかりと伝わってきます。
低域はやや控えめかと思います。MDR-CD900STは、低域から高域までフラットな音質と言われますが、MDR-DT900STよりも低域が奥の方で聴こえます。
かといって、低域の存在感が薄いわけではありません。音の締まりがあって上品。モタッとした印象はなく、楽曲全体をピシッとまとめてくれている感じです。さすがMade in Garmany。

音の定位は、DT770PROのほうがやや広いかな、といったところ。
MDR-CD900STの定位は耳にベタッと張り付いて聴こえるような鳴り方ですが、DT770PROは、耳の周りで鳴っているような感じに聴こえました。
MDR-CD900STとDT770PROどっちの音が好みか?と言われると、正直どっちも良い音ですが、DT770PROのほうが、聴きやすい音に感じました。音場も気持ち奥行きがあるので、モニタ-用だけでなく、リスニング用やゲーム用ヘッドホンとしても使えてしまいそうな音質です。
皆さんもぜひ、DT770PROのサウンドを体験してください!
ご注文、お問い合わせお待ちしております!