エレキギターといえば、100Wクラスの大型アンプに接続し、大音量で演奏するというのが一般的でした。しかし、それはもう遠い過去の話になりつつあります。
大型のアンプでしか得られない迫力のサウンドを、擬似的に再現することができるアンプシミュレーターの台頭により、ギターもミキサーやPA機器にライン接続することが可能になりました。さらに近年は一昔前のアンプシミュレーターをはるかに凌ぐ、高音質なモデルが続々と登場しています。
というわけで自分も”アンプレスシステム”を構築したい!と思い始めたわけです。ハイエンドのアンプシミュレーターはなんといってもすんごく高い…
また、個人的に一台の機材で完結させるのではなく、複数の機材を組み合わせたシステム作りの楽しさなんかも味わいたいと思ってしまう次第です。
そう言いながらいろいろ試行錯誤していると、気になるアイテムがたくさん出てきました…
今回は僕の気になる機材を片っ端から挙げていくという企画にしたいと思います!
【厳選( ? )】ギターのライン接続に使えそうなシミュレーター系ペダル~
~キャビネットシミュレーター編~
TWO NOTES ( トゥーノーツ ) / Torpedo C.A.B. M+ スピーカー・シミュレーター
デジタルロードボックスのパイオニア(多分)であるTWO NOTESから新しいキャビネットシミュレーターが出てます。
こちらのモデルはSpeaker out 端子にスピーカー・キャビネット or ロードボックスを繋ぐことで、アンプヘッドのスピーカー出力から入力することができます。スピーカー出力を接続できるということがいかに素晴らしいことかは、皆様ご存知のはず。
パワー管をドライブした至高のチューブサウンドを自宅でサイレントレコーディング出来ちゃいますー
MOOER (ムーアー) / Radar
それでは早速1つ目の機材です!ご存知の方もきっと多いことでしょう。最強のコスパとコンパクトサイズの筐体が魅力のMooerから、キャビネットシミュレーター「Radar」です。
30種類のキャビネットモデルと11種類のマイクモデルに加え、4種類のパワーアンプモデルも搭載している万能キャビシミュです。
スピーカーとマイクの位置などを設定できるモデルはほかにもいくつもある中、マイクの種類とパワーアンプまで選べてしまうというのは、それだけでもギタリスト心をくすぐる最強のペダルだと思います。すごくほしい…
HOTONE (ホットトーン) / BINARY IR CAB
「Radar」が最強のペダルだといいましたが、こちらも最強です(矛盾…)
さきほどと同様にキャビネット、マイク、パワーアンプのシミュレートが可能なキャビネットシミュレーターです。「Radar」に比べると若干値段が上がって2ボタン仕様となっており、よりハンズフリーな操作が可能です。ほしい…
SUHR (サー) / A.C.E.
この「A.C.E」最大の特徴は、”100%アナログ回路”だということです。デジタル回路のIRなどは使用せず、アナログ回路のみでギターキャビネットが持つ厚みのあるサウンドを再現しています。
パワーアンプのシミュレーションなど、細かな設定はできなくてもアナログ回路ならではのレスポンスとオーガニックなサウンドが期待できそうです!
AMT ELECTRONICS (エーエムティーエレクトロニクス) / CHAMELEON CAB CN-1
こちらのCHAMELEON CAB CN-1は、おそらくこの手のペダル型アナログキャビネットシミュレーターの先駆けではないでしょうか。というのも、結構昔からあるんですよねこれ(笑)。
ただ、未だに買えていません…使ってみたいです。
~ギタープリアンプ編~
MXR ( エムエックスアール ) / M133 Microamp ギタープリアンプ
プリアンプといえばコレじゃないでしょうか。ピックアップの出力不足を補ったり、バッファアンプとして使ったり、ブースト用に使ったり。とりあえず迷ってる方は見てほしい1台ですね。ツマミが1つなので、操作ミスも減らせますし、直感的な操作ができます。
RANDALL (ランドール) / RGOD
個人的に好きなブランドであるRANDALL。同社のソリッドステートアンプはかなり有名ですね。僕も所有していました。こちらはいわゆるペダルタイプ・プリアンプ。コントロール類はごく平凡としてもRANDALLの極悪ハイゲインがコンパクトなペダルサイズで手に入ると考えれば僕にとっては垂涎の的です。うおおお、ほしい。
いかがでしたでしょうか。
お気づきかも知れませんが僕、ハイゲインアンプが大好きでして。
ハイゲインアンプは、大型のスピーカーキャビネットを大音量で鳴らしてこそ真価を発揮します。それをスピーカーやパワーアンプを使わずに再現することができるというのは、現代のテクノロジーの賜物です。
数十万円するハイエンドのアンプシミュレーターも良いと思います。しかし、安く実現したいという方や、システムを構築するロマンを追求したい!という僕みたいな人であれば、共感していただけるのではないかと思っています。