

はてさて今日は?
怖い〜!
ん?
怖いよ〜!
何が?
コワイよコワイよー!
理由を言ってくれないとこちらが怖いです……
リスクってさ!
リスク?
あるよね!?
ま、まあ……
バンドマンやってたら、危険がいっぱいじゃない?
そうですか……ね?
そうさ!だから今回のテーマはリスク低減!
お、本題?
リスクヘッジなのだー!
パチパチパチパチ……って保険屋さんみたいなこと言い出して、どういうことですか?
バンドマンは身体が資本!まずは怪我をしないためのリスクヘッジ!
なるほど……で、バンドマンが怪我する場面とは?
1番身近なのは弦!
弦?
リスクヘッジその1、弦を張ったあとの余り処理は大事です!
なるほど。弦の先端ってけっこう鋭利ですもんね。
ペグに巻いて余った弦はギリギリまで切ろう。僕はこれぐらい切ります。
意外とキッチリですね。
おう!たまに全くカットせずにツンツンさせたままのギタリストも見ますけど、パンキッシュなイメージのカッコ良さがあるよね!
ありますね。リスクを背負っても体現したい美学。そういえば、GASTUNKというバンドのベーシスト・BABYさんは、昔スタインバーガーのコピーモデルやフェルナンデスのヘッドレスを使ってらしたと記憶してますが、その弦をカットせずに弾いてたような……あれ、周りはもちろん、自分もかなり危険だったと思います…
近づけない……ベースだと余った弦の長さ太さも結構あるよね……それは怖い。
この話題、通じる人いるかな?いたらお友達になりたい(笑)
いるといいねー。で、1番怖いのは、1、2センチ残してカットするパターン!
怖いですか?カットしてるならなんの危険も無いような…
この状態のギターをケースに入れて運んだら……
あ……
ほら!内臓壁がズタボロじゃー!
ヒイィィィ……というか、内臓壁って(笑)
イッヒッヒ……
でも確かにこれが人間の皮膚だったらと思うと怖いですね…それに、これだけの長さでも刺さったりしたら痛いですし、衣装などを引っ掛けでもしたら悲惨ですね。
ね!まずは弦で怪我するリスクを減らそう!ていうか無くそう!
そうですね。自分はヘッドレス使いであるが故にそういうリスクと無縁ではないですね。で、やはり余り弦はカットして、さらに、ケース内がズタボロになるのを避ける意味でも、弦の先は折り曲げてます。
おお、気遣ってる。
で、ベースによっては、この状態でもケース内が傷つく場合もあるので、その際はカットした弦先をリストバンドなどでくるむようにしてカバーしてました。
いいアイデアだね。他にもリスクはあるかな?
楽器で、ですか?うーん……なんだろな……昔、自分は今よりもブリッジ寄りでピッキングしてたんですが、あまりにガシガシ弾き過ぎて、ブリッジの、多分イモネジにぶつけて知らない間に流血してたことありましたね。終わって右手見たら血が垂れてたという……
以前言ってたね……お大事に!僕もテレキャスターのブリッジでやはりぶつけたことあったな。
それ以降、そのベースのブリッジのイモネジにはガムテ貼ったり、ちょっとした布をあてたりしましたね。とりあえずは、それで怪我することもなくなったんですけど……いっそのことブリッジカバー付けようかな、と思ったりもしました。こういうヤツ。プレベでもジャズベでもなかったけど。
MONTREUX(モントルー) / PB bridge cover CR
なるほど〜。弾き方としてのブリッジミュート奏法はやりづらくなりそうだけどね。
本来ブリッジカバーは怪我防止で付けられてた訳でもないですけどね。スポンジミュートを付けるためだったかな?
無駄な残響音を無くすため、かな?僕もテスコのブリッジカバー下にスポンジ入れてたことあるよ。
でも、こういう風に楽器で怪我することってないですか?特に我々って変わったシェイプの楽器を好むじゃないですか。
ドキ!ちなみにスペクトラム5のアームの持ち手、尖ってるんだよなぁ…。
メタルの人が使ってる楽器も危険そうですよね。あちこち尖ってたりして……好きですけどね。ああいうカタチ。
ホーリーは好きだよね。尖ったヤツ。でも、ああいう楽器は周りのメンバーも気を付けないと危険だね。
そうですね。で、自分で楽器を弾いてて、ここのパーツは危険そうだなと思ったら、カバーするなりしたほうがいいですね。ステージの上では知らない間にアクションも大きくなって普段は当たらないパーツにぶつけちゃうこともあるでしょうし。小さいお子さんのいる家庭でテーブルの角をカバーするみたいに……
それはまぁそうなんだけど、楽器の尖った部分にカバー付けてるのはねぇ……
誰もそこまでは言ってません(苦笑)さっきも言ったじゃないですか。「リスクを背負っても体現したい美学」があるって。その辺の匙加減は自分で判断して。でも、なるべく怪我は無いように。
だな。ヨシ!あとは電気系とかもリスクあるとは思うのだけど僕はそっち方面のスキルも事故経験もないのだ。
電気系というと、マイクに唇が触れた瞬間に「ビリッ」とするヤツですか?所謂感電するという……
そうだね。過去には、海外で死亡事故も起きているというほどの危険……?
ステージが大きくなると扱う電力も巨大になりますもんね。怖いなぁ……自分もあまり経験がないのですが、簡単な対処法だと、アンプの電源プラグの差し込む向きを逆にする、とかですかね。
そうだね。後は、アンプによっては電源スイッチの向きを逆でオンにするとか、かな。
ギターやベースなど楽器を持ちながらマイク使う人は、これらを試してみるといいかもしれませんね。それから、マイクにカバーを付けるとか?スポンジカバーとかありますよね。ザ・キャプテンズでもよく使ってたような…あれはやはり感電対策ですか?
対策半分、見た目半分、かな。
でも、やはりPAやスタジオのスタッフさんに言って対処してもらうのが一番安全ですかね。お願いしてアース取ってもらったり。
だね。それが一番確実かな。で、後はライブに関するリスクかな?というわけで、我々が経験豊富な方面のリスクヘッジを提案しよう
妥当ですね。
では次のリスクチェック、ステージ編は…また次回!そう、すべては?
愛ゆえに!
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