こんにちはコンセルバリオです。
ウクレレを弾く=コードを弾く、と考える人も多いくらいコードというのは演奏と直結しています。
Cのコードをジャンジャン♫G7のコードをジャンジャン♫これだけで音楽になるのでコードというものはすごく便利です。
押さえるのが簡単なものも難しいものもあります。
今回はウクレレを弾く人なら誰しも必ず弾いた事のある”C”というコードを深堀りしていきます。
実はタイトルにもある通りコードというのは形を変えても大丈夫なんです。
出来るだけ分かりやすく解説していきます。
今回は少しだけ音楽理論の話も混ざってきます。
音楽理論、と聞くと構えてしまう人がいるのは分かりますがなるべく簡単な言葉だけで解説するので安心して下さい。
大事な事は理論の学習をする時は必ず音を出しながら(演奏しながら)読んでいって下さい。
なんとなくザーっと読んでしまうと分かった気になるだけで実際には身につきません。
弾いてほしい所はその都度記載するので楽しんで音を出しながら読み進めて下さい。
Cのコードを弾きましょう。

1弦の3フレットを薬指で押さえたらCのコードです。
1度弾いて音の響きを確かめて下さい。
この形のCは最も簡単、と言われる有名なコードです。
こんなコラムまで読んで常に練習を頑張っている人からしたら簡単過ぎるコードかもしれません。
では、ここからが深堀りポイントです。
4弦から1弦に向けて順番に何の音が鳴っているか答えられますか?
……急に聞かれて困った人もいるかもしれません。
慌てずにいつも練習をしている時を思い出しましょう。
練習する時は最初にチューニングをすると思います(してますよね!?)。
4弦から順番にG、C、E、Aに合わせていきます。
Cのコードは1弦の薬指しか押さえていません。
つまり4弦はG、3弦はC、2弦はEというのは普段のチューニングの時と同じです。
最後の1弦の音だけが変わっています。
さて1弦の音は何の音だと思いますか?
正解は”C”の音です。
Cのコードを押さえている時に鳴っている音を全て書くとこうなります。

4弦からG、C、E、Cと弾いているのがいつものCのコードという訳です。
この答えを見て何か気づいた事はありますか?
3弦のCと1弦のCが同じCだ!と気づいた人は素晴らしいです。
正確にはオクターヴが違うので低いCと高いCですが同じです大正解です。
4本の弦を鳴らしているから4つの違う音を弾いていると思いがちですが、実際は3種類(C、E、G)の音を弾いてCのコードが出来ています。
CのコードはCとEとGを弾いている、という事が分かったと思います。
という事はCとEとGが鳴っていればどんな押さえ方でもCというコードになるという事です。
順番が入れ替わっても全く問題ありません。
EGCでも、GCEでも、GECでもいいんです。
試しに下の画像に書いてあるコードを弾いてみて下さい。

あまり実用的ではないものもありますがこれらは全てCのコードです。
ソロウクレレを弾く人で楽譜を持っている人はどの曲でもいいので見てみて下さい。
おそらくタブ譜の上にコードも書いてあると思います。
なんでこの押さえ方でCなの?と疑問に思った事はありませんか?
あれは結局普段の押さえ方とは違うかもしれませんが鳴っている音がCEGなので結局コードはCなんです。
他のコードも同様に押さえ方が違っても鳴っている音が同じなら同じコードです。
全てのコードの全ての押さえ方を紹介していたら私の人生が終わってしまうので(笑)今回はCのコードだけを紹介しました。
”コードは鳴っている音が同じなら同じコード、色々な形がある”という事を覚えておいて下さい。
まとめ
コードは形を変えても大丈夫、という事が伝わりましたか?
分かりづらい所があったら申し訳ございません。
市販のコードブックなどを見るとものすごい数のコードが載っています。
こんな押さえ方のコードいつ使うのよ……というものまで書いてあります。
あれらを全部覚える必要はありませんが、自分が今何の音を弾いているのかは分かっておくと便利かもしれません。
それが出来れば自分でコードを作っていけます。
メジャーコードもマイナーコードも作り方さえ分かれば初めてのコードでも押さえられるようになります。
丁寧にコードを図とタブ譜で書いてある楽譜もありますが、世の中の楽譜の大半はそこまで親切に書かれていません。
コードしか書かれていなくても弾ける状態になったら初心者は卒業です。
興味のある方はコードの作り方と理論の勉強をオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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