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テクニカルスタッフの走り書き P.9 「MACKIE ProFXv3/ ProFXv3+シリーズ 配信の“音バラバラ問題”はループバックで解決できる!」

2026-06-16

Theme:PA

配信や動画制作で『なんだか音がまとまらない……』と感じたことはないでしょうか。
マイク、BGM、ゲーム音など、それぞれの音は出ているのに“ひとつの音”としてまとまっていない。
じつは配信初心者がつまずきやすいポイントのひとつが、この“音周り”です。
今回はそんな「音バラバラ問題」をシンプルに解決する方法をご紹介します。
では、この問題をどう解決すればよいのでしょうか。
そこで活躍するのが、「ループバック」という機能です。

■ ループバックとは

パソコンで再生している音(BGMやゲーム音など)をUSB経由でミキサーへ戻し、マイク音とまとめて再びパソコンへ送る仕組みのことです。

通常の環境では……

  • マイクの音
  • PC内の音(BGMやゲーム音など)

が別々に扱われるため、配信ソフト側で複雑な設定が必要になります。

しかし、ループバック機能を使えば……

  • マイクの音
  • BGM
  • ゲーム音や通話音

などをミキサー側でまとめて調整し、1つの配信用音声として出力できるようになります。
つまり、あとから配信ソフト側で細かく調整するのではなく、最初からまとまった状態の音を配信ソフトへ送れるのが大きなポイントです。
こうしたループバック機能を活用することで、配信環境はぐっとシンプルになります。

では、実際にどんな機材を選べばよいのでしょうか。
配信用途で考える場合、ポイントはシンプルです。

  1. ① マイク入力に対応していること
  2. ② PCとUSB接続できること(USBオーディオ対応)
  3. ③ ループバック機能に対応していること

この3点が揃っているだけで、音の扱いやすさは大きく変わります。
例えば、MACKIE ProFX6v3 をはじめとした MACKIE ProFXv3シリーズ は、USBオーディオとループバック機能を搭載しており、配信環境を構築しやすい機材の一例です。
例として、ProFX6v3を使った配信構成を考えてみます。

  • マイクを ProFX6v3 のXLR入力へ接続
  • ミキサーとPCをUSBケーブルで接続

そのうえで、配信ソフト(OBSなど)の入力デバイスを「ProFX」や「ProFX USB Audio」など、MackieのUSBオーディオに設定します。

ミキサー側では、以下のバランスを調整。

  • マイク音
  • PCから戻ってくるBGMやゲーム音

調整された音は「Main Mix」からUSB経由で配信ソフトへ送られ、1本の配信用音声として出力されます。

ざっくり説明すると……

  • マイク音はミキサー側のゲインやEQで調整
  • PC音はループバック(USB戻し)でミキサーへ入力
  • 両方をミキサー側でまとめてバランス調整

したうえで、配信ソフトへ送る流れになります。
つまり「あとから配信ソフトで頑張って調整する」のではなく、最初からまとまった音を送れることが、ループバック対応ミキサーの大きなメリットです。

■ 設定方法

ProFXV3シリーズ

MACKIE ProFXv3シリーズのUSB接続は、「USB 1-2」と「USB 3-4」を用途に合わせて切り替えるのがポイントです。

パターンA: USB 1-2 ルーティング

メインスピーカーからはPC音を出さず、手元のヘッドホンのみで安全にモニターする設定。

  • Win PC再生デバイス設定 「コントロールパネル」>「サウンド」 ➔ スピー カー ProFX1, 2 を既定値に設定。
  • Mac PC再生デバイス設定 「Audio MIDI設定」➔ ProFXの「スピーカーを構成」でAnalog1をL側・R側両方に指定。

【ミキサー 本体側のスイッチ操作】

  1. ① [TO PHONES/CONTROL ROOM] ボタンを押し込む(ON)
  2. ② [BLEND] ノブをセンター(真ん中)に設定
  3. ③ [PHONES] ツマミを上げてモニター音量を調節

パターンB: USB 3-4(ループバック・配信)

PC音(BGM等)をミキサーに完全に戻し、マイク音と合流 させてメイン出力・配信へ回す設定。

  • Windows:再生デバイス設定 「コントロールパネル」>「サウンド」➔スピー カー ProFXv3 USB3, USB4 を選択。
  • Mac:再生デバイス設定 「Audio MIDI設定」➔ProFXの「スピーカーを構成」でAnalog3をL側、Analog4をR側に指定。

【ミキサー 本体側のスイッチ操作】

  1. ① 右端ステレオchの[USB 3-4] ボタンを押し込む(ON)
  2. ② 同chの[LEVEL]つまみを「U」位置(基準値)へ 上げる
  3. ③ [MAIN] または [PHONES] で全体の音量を調節

ProFXV3+シリーズ

最初に知っておくべき「3つの録音モード」
ミキサー本体の【MAIN METERS】左横にある【REC】ボタンを押し、液晶画面を見ながらモードを選択します

配信向け設定

【ループバック(LOOP BACK)】
ミキサーの音にPC側の音声(BGM等)をミックスしてPCへ戻す(ストリーミング向け)。

  • Windows: 「コントロールパネル」>「サウンド」の再生タブで [ProFX 3-4] を選択。
  • Mac: 「Audio MIDI設定」>「スピーカーを構成」で [Analog3]をL側、[Analog4]をR側 に指定

本体【MAIN METERS】左横の【REC】ボタンを押して [LOOP BACK] モードを選択します。
USBステレオチャンネルの [USB 3-4] ボタンを押し込みます(ON)。
同チャンネルの [LEVEL] を「U(基準位置)」まで上げ、手元の各ツマミでマイク音とPC音のバランスを整えます。

録音向け設定

PCから流すオケ(伴奏)を聴きながら、マイクや楽器の音だけを純粋にDAWへ録音する設定(オケが二重に録音されるループを防ぐ)。

【スタンダード(STANDARD)】
エフェクトを含むミキサーの全音声をPCへ送る(通常の録音・配信向け)。

【インターフェース(INTERFACE)】
エフェクトをバイパスし、チャンネル1-2の音だけを純粋にPCへ送る(DAW録音向け)。

  • Windows: 「コントロールパネル」>「サウンド」の再生タブで [ProFX 1-2] を選択。
  • Mac: 「Audio MIDI設定」>「スピーカーを構成」で [Analog 1]をL側・R側両方 に指定。

本体の【REC】ボタンを押し、用途に合わせて [STANDARD] または [INTERFACE] モードを選択します。

  • エフェクト(リバーブ等)をかけたまま録りたい場合 ➔ [STANDARD]
  • エフェクトをかけず、後からDAW側で加工したい場合 ➔ [INTERFACE]

ミキサーの [TO PHONES] ボタンを押し込んだ状態(ON)にし、[BLEND] ノブをセンターに合わせ、[PHONES] ツマミでモニター音量を調節します。

■ まとめ

ループバック機能を使うことで、
「マイクだけ聞こえる」
「BGMが配信に乗らない」
「OBSの設定が複雑すぎる」
といった配信時のトラブルを、シンプルに整理できます。
特に

  • これから配信を始めたい
  • 動画制作をもっと簡単にしたい
  • ゲーム配信環境を整えたい

という方にとって、ループバック対応ミキサーは非常に便利な選択肢です。

配信用ミキサー一覧も掲載しておりますので、機材選びの参考にぜひチェックしてみてください。

配信用ミキサー一覧

Yuto Nakata

高校時代にRIJF2017へ行ったことをきっかけに、音楽の世界に興味を持ちました。 演奏は得意ではありませんが、裏方として支えることにやりがいを感じています。音楽には「支える楽しさ」で関わるタイプです。 気分転換には自然の中を歩くのがいちばん。大自然を感じる時間が何より好きです。

MACKIE / ProFX6v3 Analog Mixer with Effects

MACKIE

ProFX6v3 Analog Mixer with Effects

¥29,800(incl. tax)

Analog mixer, 4 channels (2 mono + 1 stereo), built-in effects, USB I/O

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ブログ有り 動画有り

在庫あり

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