「歌ってみたを録音してみたけど、どうも思った音にならない…」
「環境ノイズやリップノイズが消えなくて困った…」
「毎回MIX師さんに頼むのも予算的に苦しい…」
そんな歌い手の皆様の悩みを解決できる、おすすめプラグインを5つご紹介します!
iZotope / Velvet
AIを活用したプラグインでお馴染みiZotopeの、次世代ボーカルプロセッサーです。
録音されたボーカルトラックを編集するときに、DAW内蔵のノイズゲートなどを通すと不自然に加工された感じになったり、音がこもったりしてしまうこともあるかと思います。とはいえ歯擦音やリップノイズは取り除きたいし、加工されまくった音よりも「自分らしい音」にしたいと悩むシンガーさんも多いのではないでしょうか。そうした悩みをたった一つのプラグインで解決できるとしたら…2025年5月に新発売された iZotope / Velvet はそんな夢のようなプラグインとなっています。
■ 主な特徴
- インテリジェント・ディエッシング|耳障りな音をスマートに除去
- Velvetは、シビランス(歯擦音)とトーナル(音色成分)を分離して処理することで、不快で耳障りなサウンドだけを自然に抑えます。
- 直感的なディクリック機能|大切なテイクを救出
- マウスサウンド/ポップノイズ/クリックノイズが気になる場面でも、VelvetのDe-Click機能がしっかり対応。フェーダーを下げるだけでノイズ検出と修復を自動で行います。録音したままのニュアンスを損なわず、ボーカルだけを際立たせます。
WAVES / Clarity Vx
定番プラグインメーカーWavesのノイズサプレッサー。
「最高なテイクなのに家の中で鳴った音が入ってしまった…録りなおしか…」
そんな思いをした経験は数知れず、歯痒い思いをされた方は多いのではないでしょうか。Clarity Vxがあればノブひとつでボーカルをクリーンにすることが可能です。このプラグインの素晴らしいポイントは操作が少なく、すぐに効果を実感できるところ。考えることが少なく済むので、DTM初心者にもやさしい商品となっております!
▼ メーカーデモ動画
ANTARES / Warm
オートチューンプラグインなどボーカル向けプラグインを多数リリースしているAntaresのサチュレーター。歌い方、表現の部分では満足できているけど、どうしても存在感が物足りなかったり、音がクリーンすぎて音源と馴染まなかったりするときに、Warmのようなサチュレーターはいい仕事をしてくれます。
動作の軽さもこのメーカーのプラグインの良いところなので、PCのスペックを過剰に要求しないのはうれしいポイントですね。リバーブやEQなどもあるので、気になる商品があったらぜひチェックしてみてください。
▼ メーカーデモ動画
(00:46くらいからボーカルの比較があります!)
SOFTUBE / Weiss Deess
WarmのようなサチュレーターやEQで味付けしていった結果、歯擦音が目立つようになってしまった!!そんなときにはディエッサーを使いましょう。
プラグインメーカーSoftubeのWeiess Deessはスタジオクオリティのディエッシングが可能です。
▼ メーカーデモ動画
■ ディエッサーとは…
ボーカル向けに用いられるエフェクターの一つ。「ディ」「エッサー」でエスを消すというような意味の言葉である。(中略)サ行の音には空気が歯に当たる時に発生する歯擦音(しさつおん、シビランス)が多く含まれている。この歯擦音は数KHz程度の高い周波数成分を持ち、マイクで録音すると目立ちすぎる事があるため、この部分だけを狙ってコンプレッサー処理を施す事に特化したものである。
CELEMONY / Melodyne 5 Studio
ピッチ調整、ボーカル補正の決定版。
録った歌の表現は気に入っているが少しリズムやピッチがよれてしまった…そんなマジックテイクを救う唯一無二のピッチ補正プラグインといってもよいでしょう。定番と言われているだけあって操作性に優れ、ユーザーインターフェイスも直感的で非常に分かりやすいため、ボーカリストにとって必須のプラグインかと思います。
何より、Mixを依頼する際「ボーカルエディットはこちらで済ませておきました」と言えるだけで「お、結構本気でやってるんやな」と思ってもらえて、依頼先との信用関係を築くことができると思います。
さいごに
商品を買い揃えていくにあたっての予算の問題も、定期的にセールが開催するのでそのタイミングでまとめ買いしちゃえば解決します。波形編集の知識も、歌唱技術の向上に役立つこと間違いなしなので、少しずつレベルアップして他の誰にも負けない音源製作を目指していきましょう!