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ムービングヘッドのゴボズレの原因

2019-05-13

テーマ:実録 ! サービスマン日記, 照明

EK PRO K5SPOTのゴボ位置がずれてしまうという症状の個体を預かりました。

まず動作チェックするためテストモードで起動させましたが、ゴボの動作含め、カラーホイールやフォーカス、ヘッドのパン/チルトなど全ての動作に問題がみられませんでした。

次にDMX信号を入力しコントローラーで操作しようとしたところ、本体のディスプレイにNO SIGNALの表示が現れ、エラーになりました。聞いていた症状とは全く違う不具合を目の当たりにするということはよくあります。配線を確認していくと、DMX入力端子からドライバー基板への配線の1本がターミナル部分で少し浮いていました。
単純な接触不良でしたので、配線を再接続して直りました。しかし肝心のゴボ位置のずれがまだ確認できていません。

何度か動作チェックしていると、不意に、イニシャライズ時にエラーが発生し始めました。エラーの詳細は表示されないのですが、ゴボのエラーを疑い、ヘッド内部を確認。ゴボ周りを隈なく調べていると、ゴボホイールが特定の位置で、近くの配線を束ねている結束バンドに干渉してしまうことが分かりました。

K5 SPOT故障箇所

手でホイールを回してもかなりの負荷がかかっていましたので、ゴボ位置ずれが発生する原因と十分に考えられました。

故障の要因となった結束バンド

ゴボ位置ずれの主な原因としては、センサーの故障、ドライバーの故障などはこれまでみてきましたが、こんな結束バンドひとつが機材のエラーを起こす原因だったとは思いもよりませんでした。
幸い、高負荷によってモーターやドライバーなどが故障しているわけではなかったので、ホイールや各パーツに干渉しない位置で配線を束ねて修理FIXとしました。

サウンドハウススタッフ

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