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バック・トゥ・ウイングス・アンド・ナウ ドームに轟いた、強烈なシャウターと熱いホーン・グルーヴ ~2018年11月1日 東京公演~

2018-11-28

テーマ:イベント・ライブ情報, ギター, 管楽器, ショーレポート, アーティスト&楽曲

2018年9月に発売されたポール・マッカートニーの最新作「エジプト・ステーション」。
全米でTOP10シングルをリリースしていた1980年代のアルバム「パイプス・オブ・ピース」にも通ずる、健やかさと華やかさに満ち溢れた素晴らしいポップ・アルバムでした。
結果、見事に36年振りの全米1位を獲得。米ハリウッドにあるキャピトル・レコードの壁面には、ポールがこの古巣のレコード会社へ戻って来たことを祝うかのように、本人のメッセージが大きく綴られていました。

そんなヒット・アルバムを引っ提げて始まった今回のワールドツアー。
日本では、東京ドーム、来日初となる名古屋公演、そして、7千人規模での両国国技館公演も行われました。きっと伝説の公演として語り継がれることでしょう。
かくいう私は、家族持ちという予算の都合上、東京ドームの2日目だけ参戦。
両国や名古屋に行ける方が羨ましいですが、実際に11月1日に体験した公演は、そんなジェラシ―も、吹っ飛んでしまう程の素晴らしさでした。

熱心なファンには大人気のマッシュ・アップアルバム「Twin Freaks」からの曲をはじめ、ニッチなナンバーが、会場内に流れるのを毎回楽しみにしている方も多いのでしょうか。
開演30分前くらいには、ほとんどの席が埋まっておりました。
会場が暗転すると、前回の来日同様「A Hard Day's Night」から公演はスタート。
続くウイングス時代のシングル・ヒット「Junior's Farm」。シャウトボーカルで健在ぶりを披露しています。新作リリース後のツアーだからでしょうか、前回以上のパワーを感じます。

今回のツアーでは、いくつかの曲でホーン・セクションが加わっているのも大きな特徴でした。ソウルフルに響くホーンが入ったことで、グルーヴ感が増しているところが魅力的です。特にニューオーリンズ風の、イナタいファンクやブギーテイストが一層強まった「Letting Go」と「Lady Madonna」は、アルバム「Wings Over America」を思い出させます。また「Got Get You Into My life」はウイングス末期のライブバージョンを彷彿させていました。
75年、そして80年に来日公演の中止という出来事を体験していた多くのファンが長い間の鬱憤を晴らせたという想いもあるのではと想像します。

中盤のアコースティック・コーナーでは、ビートルズ最初期にフォーカスした場面も。デビュー前にレコーディングしたという「In Spite Of Danger」。
ポールがレコーディング時にジョージ・マーティンに、お前が歌ってみろと言われて、緊張して声を震わせながら歌ったというエピソードを話してから始まった「Love Me Do」。そして成功し始めた時の代表曲「From Me To You」。若き日々の不良ロック時代を思いだしながら歌っているのでしょうか。このローファイなカッコよさは実にパンクです。
一方、新作からは、この日は3曲が披露されました。アルバム以上に分厚いサウンドが印象的で、他の曲ももっとライブで聴きたかったところです。

今回は、デビッド・ボウイの「円軌道の幅」のギター・イントロ・メロディーに導かれてスタートした、73年のシングル曲「007/死ぬのは奴らだ」。
照明はもちろん、爆発する火薬演出が年を重ねる毎に激しくなっていました。サウンドもホーンが加入したことにより、否応もなくライブ映画「ROCK SHOW」を思い出してしまい、熱きウィングス・ファン心も焦げそうな迫力に圧倒されてしまいました。
やはりこの曲だけは、毎回コンサートから外せないナンバーとなっていますね。今回も全体的にビートルズ時代のナンバーが中心でしたが、この日は珍しく定番のイエスタデイをやらなかったせいか、終始ロックなライブといった印象でした。

さて、先程から触れております、ブラスセクションの貢献はやはり大きく、大円団のアビーロード・メドレーでは、曲に高貴な響きと、ロックダイナミズムを増幅。やはりここでもウイングスの演奏による「Long And Winding Road」と「Soily」を思い起こさせてくれました。

今回のホーン入りアレンジを体感して、ブラス心に火がついたアナタ!
サウンド・ハウスでは初心者の方も気軽に楽しめる、金管楽器をご用意しております。

PLAYTECH / PTTR-200N

吹奏楽やジャズ系のバンド、アマチュアオーケストラのスタートに最適なモデル。「Got Get You Into My Life」を「カンボジア救済コンサート」バージョンで吹き荒らしてみたいです。

PLAYTECH / PTSL-200C

ローポジションが取りやすく音程は全く変わらないコンパクトトロンボーン。「San Ferry Anne」のエンディングを一度はやってみたいです。

PLAYTECH / PTTS-200

ポールやビートルズに限らず、サックスをフィーチャーしたロックの名曲は数多くあります。入門モデルながら金属製サムフック、硬質鋼バネを搭載したテナーサックスで、熱きグルーヴを楽しんみてはいかがでしょうか。

コンサートでウイングス熱に再び火がついた方。
ホーンを片手にビートルズ・バンドに参加して、後期ビートルズやウイングスナンバーをエンジョイしてみてはいかがでしょうか。
私もいつかトランペット片手に、「Single Pigeon」をプレイしてみたいと夢見ながら、東京ドームCITYを後にした一夜でした。

【SET LIST~1st.nov. 2018 TOKYO DOME】
A Hard Day’s Night
Junior’s Farm
Can’t Buy Me Love
Letting Go
Who Cares
Got To Get you Into My Life
Come On To Me
Let Me Roll It
I’ve Got A Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
Nineteen Hundred Eighty-Five
Maybe I’m Amazed
We Can Work It Out
In Spite Of All The Danger
From Me To You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being For The Benefit Of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band On The Run
Back In The U.S.S.R.
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

【Encore】
I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End

営業部 / 市原 雅之

45歳にしてオヤジバンドにベーシストとして参加。バンドでサウンド・ハウスの存在を知りその勢いで入社。 趣味はUKロック、60年代ソウルやソフトロック等のレコード・コレクション。最近はSPレコードも愛聴しています。ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイとP.I.L.を愛する永遠の29歳。

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