アメリカンな雰囲気で人気のバースツール
アメリカンな雰囲気で人気のバースツールは様々なメーカーから発売されていますが『思ったように組み立てられない!』という話も聞きます。
実際、バースツールはどれも国内メーカーの家具ほど精密にはできていないし、力技で組み立てる部分もあります。これぞアメリカンなのだ!!
メーカーによって細かい違いはあれども大まかな造りは同じです。
という訳で組み立て解説をしていきたいと思います。

パイプと座面です。
この時点でほとんどの場合、脚となるパイプは内側に曲がっていることがほとんどです。広げる必要がありますが、後述します。

付属のネジやナットです。メーカーによって若干種類がちがいますが、ほとんどの場合ネジは4本セットで3種類あります。

これは座面固定用のパーツです。上下に分かれており、回すと

この様になります。こんなポケモンいたような。

説明書ですね。ほとんどの場合、このようなペラ1の説明書が入っています。
STEP1 脚の組み立て
脚パイプは重なる部分が↓のように凹んでいます。

凹みを合わせると、この様になります。

そしてリング状のパイプをはめます。

はい、ここでつっかえて入りません。
ではどうするのか。

パイプを立てて画像のように少し押して曲げてください。
両方の足を内側に軽く曲げたら。

後は力技です、下に押してネジ穴の位置まで合わせてください。

ネジ穴の位置まで合わせましたが、画像のように必ず隙間ができます。
今回のこの製品は、↓のような筒状のメスネジねじが付属しているので割とネジがはめやすかったです。


一番短いネジとメスネジを使用し固定します。

この時にネジはまず軽くはめるだけにして、締めこまないのがポイントです。1か所ずつきつく締めてしまうと他の穴の位置はまず合わなくなります。
軽くネジをはめて合わせた後に締めこんで固定するのは、さまざまな組み立て式の製品の基本です。
この部分のネジは、製品によっては普通のネジとナットが入っています。
脚パイプが曲がり過ぎていると、ネジとナットが届かない場合があります。その場合は↓のように

力技で広げてください。力が入りづらい場合は、一度リングを外して広げてください。
このパワーで組み立てる感じ、これぞアメリカン!!
4カ所ともネジを軽くはめたら締めこみます。


脚が組み合がったと思いますが。これで平面に置いて立ててみると

必ずガタつきます。後ほど修正しますので、ひとまずは気にしないでください。
STEP2 座面の取り付け
座面固定のパーツを脚に乗せて

4カ所ネジとナットをはめ込みます

ネジとナットを軽くはめた後に締めこみます。

これをひっくり返して

座面の裏面の穴に合わせてネジを取り付ければ完成だ!?
STEP3 ガタつき調整
完成だ!!と思ったかもしれませんがまだです。
先にも上げましたが絶対にがたつきます。
製品によっては、これを調整するためのプラスチックのリングが入っています

低い脚のゴムを引っ張って抜いて

中にプラスチックリングを入れることで、高さを調整できます。

入れたり抜いたりしてガタつきを調整してください。

遂に完成だ!!アメリカンでカッコイイぜ!!
プラスチックリングで調整してもがたつく場合や、プラスチックリングが付属しない製品の場合は、高くなっている脚を力技で広げてがたつきを無くしてください。
最終的にはパワーなのだ!This is AMERICA!!
いろいろな国の製品を見ていると、その国独自の造りをしていることがあります。
エレキギターなども、ほとんどは体格の大きい外国人を基準に設計されているので、日本人には少し小さいサイズのギターの方が合っているという意見も聞きます。
過去にFENDER JAPANから発売されていたミディアムスケールのストラトキャスターなど持ってみると、意外にしっくり来たのを覚えています。
車などもドイツ製の車でドイツ国内向けに製造された物は日本向けに製造された物よりアクセルやブレーキが重い、なんて話も聞いたことがあります。(本当かどうかは知らない)
そう考えると、ロックンロールを演奏するにはアメリカンな心がないと上手くロックのグルーヴを出せないかもしれません。
アメリカンな製品を使ってアメリカンな心を育ててみれば、あなたのロックグルーヴも一段上がる!!かもしれない。
という訳で上手く組み立てられることを願っています。