サウンドハウスが代理店を務めるヘッドホンブランドDIRECT SOUND(ダイレクトサウンド)より、待望の新型モニターヘッドホン2種類が発売されました。
DIRECT SOUNDと言えば、ドラマーやライブステージなどで演奏するミュージシャンから、高遮音性ヘッドホンで人気を博したブランド。
今までにDIRECT SOUNDから発売されたヘッドホンは、主に「高遮音性」という特徴を持ったヘッドホンが主力。大音量の中でモニターを必要とするミュージシャン向けに人気を得てきました。海外では有名ミュージシャンが使用し、結構有名だったりします。
さて、今回発売されるヘッドホンは、音楽制作やレコーディングでの使用を目的としたモニターヘッドホン。セミオープン型タイプの「DS-73」と密閉型タイプの「DS-74」をラインナップしています。
さっそく「DS-73」からチェックしてみます。

「DS-73」は、DIRECT SOUND初となるセミオープン型タイプのヘッドホン。セミオープン型というだけあって、ハウジング部分はメッシュ構造になっていて、赤いカラーが印象的ですね。

しかも、イヤーパッドの内側は、R側だけが赤くなっていて、左右の判別がしやすくなっています。左右を確認するため、ヘッドバンドあたりのL・R表記を確認する手間がありません。現場での使用を考慮している感じですね。

ヘッドバンドは、かなり柔軟性があって結構広がります。これなら頭の大きな人も装着できそう。側圧も強すぎず弱すぎずといった印象で、メガネを着用しているわたしでも、窮屈に感じることもありませんでした。
気になる音質の第一印象は、セミオープン型ながらも低域の量感がはっきりしていてとても聴きやすく感じました。オープン型にありがちなパンチの足りない印象はなく、ベースやバスドラムの存在感もしっかりと捉えることができます。聴いていて気持ちがいい。音の解像度もしっかりしていて、音の1つ1つをしっかりと聴きとることができます。楽曲全体のバランスを取りやすそうな音質に感じられました。

そして、密閉型タイプの「DS-74」も視聴してみます。
装着したときのサイズ感は「DS-73」と同じ。ハウジングは密閉型タイプでシルバーのカラーリングになっています。イヤーパッドは厚みがたっぷりしていて、耳を覆うオーバーイヤータイプなので付け心地はなかなか良いです。

「DS-74」の音質は典型的なモニターヘッドホンの印象でした。低域から高域までフラットで、どの帯域が強調されているようなこともなく、均一に聴こえます。音の解像度も十分。密閉型なので遮音性もしっかりとしており、周囲の音が気になるような場所でのモニターやレコーディング時の使用にもおすすめです。
両モデルともサウンドハウスにて好評発売中!
Sound&Recording にも掲載されているので、ぜひ覗いてみてください!