みなさん、ジャズはお好きですか?スリリングなビートに素晴らしいアドリブ…THEオシャレ・ジャンルと言えるジャズ。今回もまたその音楽史に迫ります。
チャーリーパーカーに始まり、デイジーガレスピー、バディーリッチ、ソニーロリンズ、バドパウエル…挙げればきりのない最高のミュージシャンが活躍したビバップ時代。1940年頃に成立したと言われますが、もちろんモダンジャズの進化は止まりません。フォークロックからハードロックが生まれたように、ジャズにも多種多様な進化がみられました。1950年代頃には主流をコード主体のビバップに置きながら、反対に旋律を主体としたモードジャズが生まれました。私の好きなビルエヴァンスもこの頃活躍したアーティストです。
1960年代に入り、ジャズの巨人マイルスデイビスがこれらを融合したような新たなスタイル「新主流派(メイン・ストリーム)/ポスト・バップ」を生み出しました。モードジャズ寄りの音楽ではありますが、また少し異なる様相を見せます。今回はそんなポスト・バップから現代のジャズ音楽まで聴いていきましょう!
■ Seven Steps to Heaven / Miles Davis [Seven Steps to Heaven (1963)]
初めて聞いた時の感動は忘れられません、まるで体に電気が走ったような衝撃を受けました。同アルバムに収録されているSo Near, So Farもおすすめです。一緒にレコーディングしたピアニストはハービーハンコック、ベーシストはロンカーターと、この先のジャズを率いていく黄金メンバーによるいわゆる「神テイク」といえるでしょう。 音と音の間、イントロから徐々に駆け上がっていく高揚感、何をとっても完璧なテイクです。
■ Maiden Voyage / Herbie Hancock [Maiden Voyage (1965)]
ハービーハンコックといえばこの曲かWatermelon man, Chameleonというくらいの定番かつ有名曲。大海原を駆けるヨットをイメージする、ゆったりとしたリズムとメロディ構成はタイトルに相応しいと言えます。オンコードを多用し、浮遊感を持たせる工夫も注目のポイントです。
■ Continuum / Jaco Pastorius [Jaco Pastorius (1976)]
あまりメジャーではありませんが、ウェザーリポートのベーシストであり天才ジャコパストリアスのソロアルバムから一曲。アコースティックベースに光を当てたのがスコットラファロなら、エレクトリックベースを昇華させたのはジャコでしょう。フレットレスベースを使った柔らかい音に包まれる感覚は必聴です。夜寝る際のお供にもいかがでしょうか?
■ Bright Size Life / Pat Metheny [Bright Size Life (1976)]
ジャコパストリアスと忘れてはならないのがフュージョン界の巨匠パットメセニーです。特にこのBright Size Lifeはメセニー初のリーダー作品というから驚き。美しく、どこか切なさを感じるような旋律と、音色の世界に飲み込まれるといった感覚はメセニーならではです。パットメセニーといえばLast Train Homeも有名かと思いますが、不思議と感じとれる切なさの度合いが違うように感じるのではないでしょうか。
■ Goldwrap / E.S.T. [Tuesday Wonderland (2006)]
私の好きな曲です。E.S.T.とは「Esbjörn Svensson Trio」の略で、スウェーデンのジャズピアノトリオ。4つ打ちリズムの裏に、凛としたピアノの旋律が響く楽曲。特に音にフェイザーのようなエフェクトをかけている点は、古き良きモダンジャズとはまた違った面白さがありますね。北欧ジャズはこういった実験的な音楽が多いので、他の楽曲もぜひ探してみてください。
■ Strasbourg/St. Denis / Roy Hargrove [earfood (2008)]
最後の曲はロイハーグローブの名盤Strasbourg/St. Denisです。非常にシンプルなコード構成をしており、ヒップホップなどの影響も感じられます。このことからジャズのジャムセッションに限らず、ソウルなどでも締めとして演奏されることも。とりあえずセッション、アドリブをやってみたいという方はこの曲を参考にしてみるのも良いでしょう。
さて、ここまで6曲ご紹介してまいりました。どれか一曲でも印象に残りましたら幸いです。
良い音楽を聴くには、良い環境から。自宅のリスニング環境を一段階アップグレードするための商品を今回はご紹介いたします!
AURALEX ( オーラレックス ) / Home Office Kit 12"×12"×2" 40枚入り チャコールバーガンディ
部屋の角に音が反響してキンキンする…そんなお悩みを解決してくれる一手が吸音材です。吸音材とは音を吸収・拡散させて、音の反射を防ぐための素材です。
部屋の壁に貼るものですからデザインもこだわりたいところ。中でもAURALEXはデザイン性に優れています。今回ご紹介したHome Office Kitはタイルのような形状になっており、部屋の模様替えついでに…とか妄想が膨らみます。ただ縦横に並べるだけでなく、大きなひし形を作るように配置するのもグッド。色はチャコール/バーガンディ/パープルとチャコール+バーガンディ/パープルの計5種類をラインナップしています。
またそれぞれSonoFlatという商品と同一のものですので、足りないなと思ったときはこちらもチェック!Home Office Kitは40枚入り、SonoFlatは14枚入りです!
AURALEX ( オーラレックス ) / SonoFlat 2″ 14枚 30cm x 30cm チャコール 厚さ5cm 吸音材
アイソレーションパッドをスピーカーの下に敷けば、机などの共振を抑えることも可能。こちらもあわせて導入を検討してみてくださいね!
AURALEX ( オーラレックス ) / MoPAD モニター・アイソレーション・パッド
いろいろ組み合わせて使えるのが吸音材の面白いところ。リスニングだけでなく、テレワークや配信の背景など使い道も広がります。みなさんもぜひ素敵な音楽環境を作り上げてください!

画像例: SonoFlat, MoPAD, LENRD Bass Traps