ジャズを知っている人からはまたピアニストかよ!と突っ込みが飛んできそうな人選。前回紹介したBill Evansと同様に、私が影響を受けた好きなジャズピアニスト、チック・コリアをご紹介します。
改めましてこんにちは、商品部の西田です。
ビル・エヴァンスのような涼しげなサウンドから、一方で熱いラテンのリズムまで、まさに変幻自在なピアニスト、それがチック・コリアです。出生名はアルマンド・アンソニー・コリアと言います。78歳にして今でもまだまだ現役、なんとYouTubeのチャンネルも開設しています。YouTube Chick Corea
今回はジャズの帝王マイルス・デイヴィスのバンドに加入した青年期から往年の名曲までをご紹介!
1.Spain / Light as a Feather (1972)
チック・コリアの代名詞、リターン・トゥ・フォーエバーの代表作。イントロにアランフェス協奏曲第2楽章を引用し、アップテンポなラテンリズムがたまりません。
以後様々なライブで演奏もあり、バリエーションに富んだアレンジを聴くことが出来ます。日本人ジャズピアニストの上原ひろみと共に演奏している「Duet」(ゲイリー・バートンとの共作のことではないですよ?) バージョンが特にお気に入りの一曲です。あとはジャズ・ボーカリストのアル・ジャロウがカバーしていることでも有名です。
2.Armando’s Rhumba / My Spanish Heart (1976)
名前の通り、アルマンド(チック・コリア)のルンバ。アルバムにもありますが、このアルバムは全体を通してスペイン調の楽曲が多いです。イントロから強烈なインパクトがありますが、手拍子と足踏みだけでリズムを取り、とことんスペイン気分を味わえますね。バイオリン・ソロがとても熱く、気分が高揚してきます。個人的な感想ですが、無表情で立っているチック・コリアが少しだけ面白いです。
3.Windows / Sweet Rain (1967)
情熱的なチック・コリアから一転、モーダルな楽曲。この幅広さこそチック・コリアらしさと言えるでしょう。始まりこそとても穏やかなものの、スタン・ゲッツ(テナーサックス奏者)のみせる情熱的なアドリブ・ソロに引き込まれてしまうこと間違いなし。
後にアルバムNow He Sings, Now He Sobs (1968) にてトリオ演奏も行っています。こちらはロイ・へインズ(ジャズ・ドラマー)の抑揚のつけ方が絶妙です。
4.Return to Forever / Return to Forever (1972)

チック・コリアといえばリターン・トゥ・フォーエバー。一応これはチック・コリアのソロ名義なのですがチック・コリアの代名詞とも言えるフュージョンバンド第一期、第一作目がこのアルバムです。ジャケット写真を想起させるような哀愁と清涼感をあわせ持つ雰囲気にどっぷり浸かることのできる、12分にもわたる大作。リターン・トゥ・フォーエバー第一期はラテンに影響を受けたフュージョンというのがふさわしいサウンド、第二期以降はもう少しロックに傾倒していきます。
5.My Spanish Heart / Antidote (2019)
2019年突如として始動したチック・コリアの新プロジェクト、スパニッシュ・ハート・バンドの1作目。そうです、1976年に録音され、45年もの歳月を過ぎようとしているあのスパニッシュ・ハートです!今回はあえて表題曲ではなくバンド名にもなったMy Spanish Heartをご紹介しています。せっかくなので原版のMy Spanish Heartも掲載しますね♪
My Spanish Heart / My Spanish Heart (1976)
My Spanish Heart版は1枚目の4曲目に位置する間奏のような意味合いとして創られているように感じます。Day DanseからMy Spanish Heartを挟みNight Streetsの繋ぎは必聴ものです。一方Antidote版はこれからもまだまだ現役だといわんばかりのサウンドは圧倒されるばかり。やはりチック・コリアらしい繊細な音使いも感じる事ができますね。近年のサウンドにきちんとブラッシュアップされていて、圧巻です。
家での時間も長くなったこの時期、勉強や仕事のお供にご紹介したジャズをお聴きいただければと思います。しかしそれなら耳が痛くならないヘッドホンや置き場所に困らないスピーカーが欲しいですよね?というわけで今回ご紹介するのはこちら。
JBL ( ジェービーエル ) / JBL Charge5 ブラック Bluetoothスピーカー
AKG ( アーカーゲー ) / K701 開放型ヘッドホン 3年保証モデル
ご存知JBLとAKGのBluetoothスピーカーと開放型ヘッドホンです!JBL Charge5はなんと防水仕様、勉強や仕事中だけでなく、一日の疲れを癒すお風呂もオシャレタイムに早変わり。K701などの開放型ヘッドホンは外に音が漏れてしまうことから今まで手が出せなかった方もいるのではないかと思います。しかし、家の時間が増えた今なら気にすることなく堪能する事が出来ますよ!そして開放型ヘッドホンは密閉型に比べ耳への負担が少なく、長時間装着していても蒸れにくいのもポイント。ぜひこの時期こそご検討ください。
さて、今回までオシャレなジャズらしいジャズ楽曲でお送りしてきましたが、来る熱い熱い夏にピッタリな曲もあります。次回はそんな楽曲を特集しようと思いますのでお楽しみに!
それでは!