ここから本文です

お題:マイルス・デイヴィス

2018-06-08

テーマ:やすおの それ、座布団一枚

ミュージシャンのお言葉いただきます!やすおのそれ、座布団一枚! ミュージシャンのお言葉いただきます!やすおのそれ、座布団一枚!

素晴らしい音楽を残したミュージシャンは素晴らしい言葉を残しています。そのお題を素敵に解釈。日々の生活に無理やりでも役立ててしまおうというコーナーです。

さて、今日のお題は?

人名
マイルス・ディヴィス
名言
同じフィールズでも、分野(fields)でなく
感覚(feels)を変えなきゃだめだ。

この名言は、ジャズ界でも定評のある評論家レス・トンプキンスとのインタビューにおけるマイルスの言葉。
レスは、このインタビューで気難しいマイルスを打ち解けさせ本音を引き出したと言われています。
前後の会話では、具体的にミュージシャンの名前が出ています。
例えば、デイブ・ホランドやスタン・ゲッツ。
彼らの演奏スタイルについてフィールズ(分野)を確立したとレス・トンプキンスが評すると、マイルスはこう反論したと言います。

続けてボクシングに例え、
「重心を変える必要性がある。足を踏ん張った姿勢では何もかも出来ないものだ。
上体から何回もパンチを繰り出していると、下に降ろしたくなる。それなら腰から打たないとだめだ。
プレイヤーもそういうことをしないといけない。」
感覚的な表現だが、一つの居場所で胡坐をかかず、それでいて重心を変えながらあらゆるアプローチを目指せということなのだろう。

臨機応変に立ち振る舞うためにも、ひとつの場所に胡坐をかいていたのでは、進歩がないという力強い言葉。
フィーリングを重視しながらも、重心は自在に!ジャズ・シーンだけではなく、ボクシング、さらには普段の生活に至るまで適応できる言葉ではないでしょうか。
これが進化のための極意か!マイルス自身もこのインタビューを受けた69年以降、快進撃を続けます。
『IN A SILENT WAY』『BITCHES BREW』という傑作群を産み出し、70年代に向け躍進していきます。
これらの原動力になったのも自らの名言だったのかもしれません。

あっぱれ!座布団一枚!

なかじまやすお

自由気ままに雑多なことを書きなぐっていきます。根底にあるのは「愛と音楽」。世の愛すべき事象にスポットを当て、音楽好きに共感してもらえる記事を執筆していきます。プライベートでは、週末となればドラムを叩き、ライブや映画、展覧会などを楽しむアクティブ派。

 
 
 
サウンドマートスキル出品を探す サウンドナビアフィリエイト記事を書く

カテゴリーから探す

翻訳記事

ブログカレンダー

2025年4月

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30

ブランドから探す

ブランド一覧を見る
FACEBOOK LINE YouTube X Instagram TikTok