今回はDJにつかう小物のお話です。

今回注目していくのはこちら、ターンテーブルの上にのっているシートについてです。一般的にはスリップマットと言ったりターンテーブルマットと言ったりします。使い方としては、ターンテーブルとレコードの間に敷くことでレコードをスクラッチした際の滑りを良くしたり、ターンテーブル本体の共振が針先に伝わるのを防いだりする役割があります。 さて、今回はDJをする際どんなスリップマットを使えばプレイしやすいのか、リスニングをする際にはどのようなものを選んだらいいのかといったことを検証してみます。
■ 材質
● フェルト
Dr. SUZUKI ( ドクタースズキ ) / Dr.Suzuki slipmats - skratch 12” スリップマット
Glowtronics ( グロウトロニックス ) / Solid Black Out
レコードプレーヤーにも付属していることの多い超定番のタイプです。音は他の素材と比較すると丸い感じ、柔らかい感じになると言われております。スクラッチをしたりDJをしたりする方は基本的にこの材質のマットを使っています。
Dr. SUZUKI ( ドクタースズキ ) / SLIP SHEET 8枚入り
バトルなど本格的にスクラッチをする方は上記のスリップシートをスリップマットとターンテーブルのプラッターに敷くことでさらに滑り具合がよくなります。
● コルク
Glowtronics ( グロウトロニックス ) / Black Hole - Cork
Glowtronics ( グロウトロニックス ) / Circles - Cork
レコードショップでも見かけることのあるコルク製のスリップマットです。静電気の低減、振動の吸収、レコードのグリップ力向上など、音質向上効果が期待できます。フェルトに比べて抜けがいい印象です。フェルトより厚みがあるためスクラッチなどには少し不向きです。インテリア性も大変グッドです。ターンテーブルにコルクのマットが置いてある古民家カフェとか憧れます。
● ゴム
TECHNICS ( テクニクス ) / RGS0008 SL1200MK3D用防振ゴムマットE
OYAIDE ( オヤイデ ) / BR-ONE
滑らないので完全にリスニング向けです。フェルトやコルクに比べて振動が少なくなることもありノイズも抑え気味になります。繊細な音を表現するジャンルの楽曲をリスニングする際には大変おすすめです。
● マグネシウム
サウンドハウスでは取り扱いがないですが、とにかく高音域が良くなるとの評判、自分も非常に気になっています。DJに使うにはフェルトなどのマットの上に重ねるなどの工夫が必要ですがぜひやってみたい!
■ おすすめブランド
● Dr.SUZUKI

スリップマットと言ったらまず思い浮かぶのがこちらのブランド。バトルに参加するターンテーブリストが求める抜群の滑りと安定感。DJに大変おすすめのスリップマットを手掛けています。純日本製。
● Glowtronics

最近サウンドハウスが取り扱いを始めたGlowtronics。とにかくおしゃれでございます。幾何学模様やBuddhaの柄など何ともそそられるデザイン。ストリートブランドの洋服が好きな人にはたまらないかもしれません。何とシリーズによってはこちらのブランドのスリップマット、光ります。

蓄光仕様のもの、ブラックライトが照射されると光る仕様のものなどがあります。クラブで自分のもっていったスリップマットで空間が演出出来ちゃいますね。こういった細かいところまでおしゃれに演出できるDJはかっこいい! クラブDJだけでなく、自宅でレコードプレイを楽しみたい方にももちろんおすすめです。単色でシックな印象になりがちなレコードプレーヤーにも、デザイン性に富んだスリップマットを使ってあげれば見た目も気持ちも華やぐこと間違いなしです!
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?DJをするにも、自宅でレコードを楽しむにも必要になってくるスリップマット。せっかくならお気に入りのマットでレコードを鳴らしてあげたいところですね!皆さんもお気に入りの一枚を見つけてみてはいかがでしょうか?