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ワールドカップの興奮を味わう!

2026-06-18

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

北米で開催される2026年のワールドカップ。一次リーグ初戦、オランダと日本代表の戦いとなれば、応援しないわけにはいかない。日本代表が予選を突破し、その初戦がアメリカ・テキサスで行われると知った瞬間、自然と自分の指はパソコンのキーボードへ向かっていた。気づけば、アメリカへ観戦ツアーに行く段取りを始めていたのである。

自分にとって、20年近く住んでいたアメリカへ行くことは、ちょっとした散歩に近い感覚だ。何ら心の負担はない。沖縄や北海道に行くような気持ちでリュックひとつを背負い、アメリカへ2〜3日旅をすることも少なくない。しかも飛行機の中ではびっしり仕事ができるので、会社の業務にも支障はない。機内Wi-Fiが利用できるようになり、ノートPC2台をフル活用できるようになったのは本当にありがたい。

また、今回はお金の心配もほとんどいらなかった。会社の貴重な財産を無駄遣いすることは避けたいので、往路はシンガポール航空の無料航空券でロサンゼルスへ向かい、そこからアメリカン航空に乗り換えてダラスへ。復路はJFK経由で、JALのマイルを利用して羽田に戻る計画を立てた。幸い、すべての航空券をマイルで確保できたので、ほっとした。とにかく、何としても日本代表を応援したい。その思いに突き動かされ、アメリカへ向かったのである。

そもそも、サッカーにまったく興味のなかった自分が、なぜここまではまってしまったのか。その理由は、歴史に名を残す日本代表とイランのジョホールバルでの大決戦を、現地で見たからにほかならない。

当時、シンガポールで音響機材の展示会が開催されており、ちょうどそのタイミングでワールドカップ最終予選が、隣接するジョホールバルで行われることになった。勝てば日本代表が史上初めてワールドカップ出場を決めるという大一番である。せっかくなので見に行かないわけにはいかない。そう思い、すぐさまジョホールバルのハイアットホテルに予約を入れたところ、なんと日本代表が貸し切りにする直前で、一部屋だけ空いていた。まさに滑り込みだった。その結果、試合直前まで日本代表と同じホテルで過ごすことになった。これもまた初めての経験であり、実に楽しかった。

試合は、延長戦にもつれ込む激闘となった。そして土壇場で岡野雅行選手がゴールを決めて勝利した。2万人の観客が歓声を上げ、スタジアムが歓喜の渦に包まれる中、自分もその場にいた。日本代表がワールドカップ出場を決めた瞬間の興奮。その情熱は今も心の中に残り続けている。それ以来、サッカーに興味のなかった自分でも、日本代表だけは応援し続けている。

そして今回のオランダ戦。初戦に勝てば、ワールドカップ優勝への可能性が一気に高まる。そう確信して応援することにした。絶対に負けられない試合だったが、結果は2対2の引き分け。先制を許す苦しい展開だったものの、終了間際に追いついたことは大きかった。三笘薫選手は怪我で出場できず、試合途中には久保建英選手も怪我をしたように見えた。それでも伊東純也選手が投入されてからは攻撃のテンポが上がり、戦術にも厚みが増した。その結果、同点に追いつくことができたのである。見ている側としてはハラハラする試合だったが、それこそがサッカーの醍醐味である。

今回の試合では、なんとオランダ国王夫妻が、日本の天皇皇后両陛下とともに観戦されたそうだ。長年の友好国であるオランダと日本。その両国を象徴する方々がサッカーを通じて交流し、激戦の末の引き分けを笑顔で称え合ったことだろう。これもまた、サッカーが国家レベルにおいても友好を深める素晴らしいきっかけになるのではないだろうか。

次の試合はメキシコでのチュニジア戦。この試合は絶対に圧勝してほしい。そして6月25日には、再びテキサスでスウェーデン戦が控えている。今回のスウェーデン代表は絶好調であり、想定以上の強敵となる可能性が高い。そのため、この試合が一次リーグ突破の鍵を握ることになるだろう。もし再び特定航空券が取れたら、またすかさずテキサスまで散歩に出かけるかもしれない。それほどまでにこのスウェーデン戦は重要なのである。

こうしたスポーツへの関心があるからこそ、日々15時間働いていても、ふとした息抜きとして海外への散歩も楽しめる。仕事だけではなく、このような情熱があるからこそ人生は面白い。

この旅には、最後におまけのアクシデントがあった。帰国便のJALが、なんと10時間も遅延し、深夜に出発して羽田に午前2時頃に到着する予定になったのである。JALのヨーロッパ路線で事故があり、乗客を救援するためにエアバス機を飛ばした結果、機材が足りなくなり、ニューヨーク便に影響が及んだという。さすがに羽田到着が深夜2時というのは厳しい。そこで無料航空券ではあったがJALに電話して、翌日の便への変更をお願いしたところ、快く対応していただけた。

ところが、その便もまた遅延。本来13時35分発の予定が、2時間ほど遅れるとのことだった。そこで当日の朝10時半にウーバーに乗り込み、のんびりと3時間ほどかけてJFK国際空港へ向かうことにした。途中、ニューヨーク近郊では渋滞に巻き込まれたものの、出発予定時刻の約1時間前には空港に到着した。

ところが、JFKの空港でチェックインしようとしたところ、JALのチェックインカウンターがどこにも見当たらない!不思議に思い、他の航空会社のカウンターで聞いてみると、JALはすでにカウンターを閉め、スタッフも帰ってしまったという。ありえない!
すると、別の航空会社の方が「あそこにJALのスタッフがいますよ」と教えてくれた。少し先のほうに、日本人らしき方が紺のスーツを着て立っていたので、慌てて駆け寄り、「チェックインしたいのですが……」と声をかけた。しかし、すでに受け付けは終了しているという。それでもその方はすぐにオフィスに電話し、セルフ端末から登録しようとしてくれたが、エラーになって何もできない。時間は刻々と過ぎていく。再び電話をかけ、急いでオフィスへと向かい、しばらくして戻ってきた時には、ボーディングパスの紙を手にしていた。

「これで何とかいけるぞ」そう期待が高まる中、彼はカウンターの裏に回り、一人で作業を続けた。そして、ついに発券に成功。さらにVIP職員専用の通路を利用して保安検査場を通してもらい、何とか飛行機に乗ることができた。
こういうハプニングも旅の醍醐味である。人生は、何事も経験である。これでまたひとつ学んだ。JALのJFK便は、出発1時間前でもスタッフがいなくなることがある。やはり、オンライン・チェックインは事前に済ませておくべきだということである。

人生は、長いようで短い。今できること、今やるべきことは、今すぐ実践する。それが自分の信条であり、ビジネスにも通じている。やるなら徹底的にやる。応援するなら全力で応援する。仕事をするなら、結果が出るまで突っ走る。そうして歩んできた人生だけに、これからも変わることはない。ある日、目が覚めなくなるその時まで。

サッカーをよく知らない自分でも、今回だけは日本が優勝するチャンスがあるのではないかと、本気で思えて仕方がない。しかも、自分が少年時代を過ごしたアメリカでワールドカップが開催される。そうであるなら、行かないわけにはいかない。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月刊地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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