さてさて今回は?
前回の反対!
はい?ということは…シンプルの反対ってこと?
それっ!
じゃあ、複雑?
それそれっ!
複雑というとなんか語弊が有るな……色々できるもの、かな?
それ!高性能、高機能!
今はそういう便利なのも色々ありますよね。では、いってみますか。
ヨシ!まずはこちら!
PIGNOSE ( ピグノーズ ) / PGG-200FM SBL
ピグノーズ?
アンプ内蔵!
高機能と言うかなんと言うか……
言うでしょ!初めてZO-3の存在を知った時はびっくりしたもの!
あぁ。なるほど。多機能ということですね。フェルナンデスの名作。確かに、初めて見た時はちょっとびっくりしました。今では他メーカーもアンプスピーカー内蔵ギターをリリースしてますがその先駆け……なのかな。
でっしょ!ちなみにこのピグノーズはボリュームをフルにするとイイ感じのドライブサウンドに!
そうなんですね。
さてお次は……!
MOOER ( ムーアー ) / GTRS W800 Pearl Black
ムーアー?ってあのお手頃エフェクターの?
そうみたい。さすがエフェクターブランドらしくいろんなエフェクターが使えるみたいだよ。
それだけじゃなくアンプモデルもかなり選べますね。チューナーも内蔵だし。
すご!便利すぎ!さらに、「Bluetoothによるスマートフォンとの接続により、アプリから様々な設定を行うことができ、プレイする際にはGTRSコントロールノブだけで様々なサウンドプリセットを切り替えることができます」ですって。
我々が持ってるNUXのアンプもそうですけど、アプリで細かく調整できる機材、ある時期から増えてきてますね。あれ、実際に使ってみると、ほんとに便利。スマホで調整できるの。手元で簡単にできちゃう。
ねー。
とにかくこのムーアーはヘッドレスなのが好印象です(笑)
ホーリーはそーだよねー(笑)
それに、実際に触ってみないと分からないですけど、スペック見る限りでは、パーツもしっかりとしたヤツ使ってますね。これはかなりコスパ良さそう。流石はムーアー。
だよね。さらに、ワイヤレス・フットスイッチを使えば、プリセット切り替えもできちゃう。至れり尽くせりだね。別売りではあるけど。さてお次はッ!
VOX ( ヴォックス ) / VOX VGA-5TD PO パールオレンジ
?Fホールがあるし見た目はクラシカルと言うかオーソドックスですが…?
どっこい!中身は最新式なのだー!
どっこい(笑)
「AREOS-Dデジタル・モデリング・システムを搭載し、圧倒的なサウンドクオリティによる18のモデリング・サウンドを実現。一般的なエレクトリック・ギターのほか、さまざまな種類のアコースティック・ギターや バンジョー、シタール、ギター・シンセに至るまで、数多くのサウンドを奏でることができます」だってさ!
なんかもう凄すぎて……昔もエフェクター内蔵ギターってありましたけど、最早次元が違い過ぎますね。おじさん付いていけない(苦笑)
ねー。フルアコとしてはもちろん、ディストーションギターもアコギサウンドも12弦アコギもイケるし、バンジョーとかシタールも!
多彩過ぎるけども、このルックスのギターからシタールやシンセの音が出てくるのはちょっとシュールな気もします……違和感あるというか(笑)
かもね。さっきのムーアのはエフェクターでの多彩さだけど、こちらはモデリングとシンセ的な発想での音作り、って感じかな!?
なるほど。色々な音が出る、というのは同じですけど、基となる発想がちょっと違うということかな。自分はどう使うのか、しっかり考えてから選ぶ必要がありそうですね。
これ1本欲しいなぁ……。
色々できすぎて迷いそうですけどね。
さて!ここからはアコギを紹介!
え、アコギで高性能ってことですか?
まずはこれっ!
YAMAHA ( ヤマハ ) / LL-TA VT
え、これまたごく普通のルックスですが?
「YAMAHAの新技術により生音でもボディトップの振動を通じてエフェクト音を鳴らすことに成功!」なのだーー!ドヤー!
ドヤってますけどYAMAHAさんの功績です(笑)
だねッ!
それにしても生音にエフェクトってどういうこと?説明読んでも、いまいち分からない……(苦笑)
この、トランスアコースティックっていうシステムが載ってるものを弾いたことがあるけど、ホントに生音にコーラスとかリバーブとかかかるの!
あぁ、弾いてましたね。確かにアンプ繋がなくてもエフェクト掛かってるのが不思議でした。
仕組みは良く分からないけど、気持ちいいの!
よかったね(笑)それに、機能は勿論凄いんですけど、そもそもの造りが良さそうですよね。ギター本体の造りが。
あぁ。そうだね。しっかりとしてた印象あるな。しっかりとしたアコギの音に、程よくリバーブが掛かったりして……なんか、自分が上手くなったかのように感じるの!
その辺りは、流石YAMAHAというべきですかね。まずはしっかりとした楽器があった上での、高性能というか。
だね!これのエレガットがあれば1本欲しいなぁ。
あとは?まだあります?高性能?
次で最後!こちら!
LAVA MUSIC ( ラヴァ・ミュージック ) / 2020Limited LAVA ME 2 X CHEMIST CREATIONS WHITE
これはまた……見た目からしてかなり個性的な。真っ白なボディに漢字で『化学製品』?
大胆なデザインよね。化学製品の文字通り、ボディとネックはカーボン製!
おぉ。白い指板も印象的ですね。
指板とナット、ブリッジはウッドファイバー!
って何?
よく知らないけどたぶん化学製品(笑)
知らないのね(笑)木材使ってないのかな?最近、木材高騰が原因の一つで楽器メーカーが倒産、という悲しいニュースもありましたが……そういう点では、これからの楽器でもあるのかな。
うん!そして、これもさきほどのYAMAHAと同じく生音にエフェクトが!
かかるの?
うん!ディレイやコーラスが。
同じような仕組みなのかな?しかし、このルックスだからどんな音出ても驚かない気がします(笑)
確かに、YAMAHAみたいな普通のルックスからエフェクティブな音が出る方がビックリするよね。
そうそう。
あ、手持ちのサオで高機能あった!これ、究極かもしれない!
何ですのん?
こちら!
我々の大好きなスタインバーガーじゃないですか!(嬉)
うん!元々持ち運びに関してもサウンドバリエーションに関しても便利なギターだけど、僕はさらに改造してもらってギターシンセピックアップを増設!
すご……
もとからピエゾPUついてるし、
・EMG PUのパワフル&クリーンなギターサウンド
・ピエゾによるエレアコ的サウンド
・ギターシンセによる摩訶不思議サウンド
と色々出せるのだー!
えぐ……それと、たしかカポも?
デフォルトで付いてるのだ!音程も自由自在!
やり過ぎ感がすごい(笑)もはや合体ロボットみたいっすね。
今回は以上です!
胸やけしそうなんで充分です。今回はギターメインでしたけど結構ありましたね。それにしても、色々な発想で開発された楽器があるもんですね。
そうだね。色々な音が出るという面でみても、選択肢はかなり増えてきてる印象あるけど、どういう使い方をするのか?で選び方も変わってくるだろうから、選択肢が増えた分、選ぶのは大変かもね。
ですね。昔のことを考えると、嬉しい悩みではありますけどね。あ、傷彦さんのメインギターのテスコも色々スイッチが付いてて、色々な音出ますよね?
よくぞ聞いてくれました!そうそうカラフルなスイッチがね、可愛いのよ。
で、効果は?
よく知らないッ!
知らんのかい(笑)
今使ってるのはライブで使いやすいように改造してあるから違うし、復刻版によって機能が変わるのだけど、スイッチ切り替えでピックアップの組み合わせを選べたり、フェイズアウトサウンドが出せたり。 モノラルステレオ切替スイッチで1〜3弦と4〜6弦がスプリットされて出力なんてこともできたりするものもあったみたいだよ。
なるほど……
でもまあ、僕はざっくりだからさ!そこまで細かい機能は滅多に使うことないやー、と。
今回のテーマ、台無し(笑)
まあまあ、今回と前回で両極端な物を紹介したので、
自分に合ったシンプルさ、あるいは高機能な物を選びましょうね。
流石うまくまとめた!そう、すべては…?
愛ゆえに!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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