世界中のギタリストから人気のBlackstarから新しいギターアンプ、ID:CORE V4 が発売されました。
この新製品は10W、20W、そして40Wの3モデルが同時に発売されており、2~3万円前後と非常に手ごろなものとなっています。そのリーズナブルな価格とコンパクトな外観にもかかわらず、ID:CORE V4はパワフルで非常に高機能です。今回はこのID:CORE V4を詳しくレビューしていきます。
まず先述の通り、このアンプのコンパクトさに注目です。最も小さい10Wモデルは34cm x 26.5cm x 18.5cm、40Wモデルでも43.4cm x 33.6cm x 18.5cmというサイズ感。重量も3.7kgから6.2kgと、持ち運びやすさも特徴。ストリートやアンプのないBarなどでの演奏に最適なサイズと言えるでしょう。

音量については、10Wから40Wまでのバリエーションがあり、用途に合わせて選択できます。10Wでも十分な音量が出るため、自宅での練習にも安心です。すべてのアンプには1Wボタンが付いており、出力を抑えることができます。この機能により、自宅での練習時には音量を気にすることなく、ボリュームやゲインの調整が可能です。どのワット数のアンプを購入しても、同じ音量に設定できるため、ライブなどで40WのID:CORE V4を使用していても、自宅で同様のセッティングで使用できるというのは非常に便利です。

音色に関しては、やはりBlackstarの特徴が光ります。デジタルアンプであっても、真空管アンプの音色に迫ることができます。クリーンウォーム、クリーンブライト、クランチ、スーパークランチ、OD1、OD2、合計6種類の音色を切替え可能。特にクリーンの音色が2つも用意されているのは、クリーンサウンドが好きなわたしにはとてもありがたいです。クリーンブライトでリズムを奏で、クリーンウォームでジャズ風のソロを演奏するなど、さまざまな使い方ができます。また、歪みに関しても、デジタルアンプにもかかわらずとても自然な歪みが特徴的です。実際に真空管アンプと比較してもほとんど違いは感じられないでしょう。Blackstarお馴染みのISFコントロールにてアメリカンな明るいファンキーサウンドから、ブリティッシュの温かみあるサウンドまでコントロールが可能。もちろんその中間も選択することもできます。どの機種においても2つのスピーカーが搭載されており、スーパーワイドステレオより臨場感のある、まさに「音に囲まれる」ような体験ができます。
エフェクトには、ディレイ、モジュレーション、リバーブが各4種ずつ搭載されています。アンプ本体には、それぞれのエフェクトに対応したボタンとつまみが各1つ配置されており、直感的な操作が可能です。もちろん、より細かな設定をしたい場合は、専用アプリ「Architect」を使用して調整することもできます。シンプルな操作から細かな調整まで、幅広いニーズに対応しています。また、作成したパッチは別売りのフットスイッチで操作することも可能ですが、一番小型のID:CORE V4 10はフットスイッチに対応していないことにご注意ください。
BLACKSTAR ( ブラックスター ) / FS-11 FOOTCONTROLLER
いかがでしたか?
今回紹介したBlackstarのID:COREシリーズはエントリークラスのアンプながら高品質で、機能も充実しているので、初心者はもちろん熟練のプレイヤーまで、幅広い方に最適な1台です。
ぜひ、手に取ってチェックしてみてくださいね。