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心にグッとくる歌い方ご紹介します!

2022-03-17

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

心にグッとくる歌い方にはいろいろな方法があると思います。今回は、一番わかりやすい「抑揚をつけて歌う方法」をご紹介したいと思います。普段歌っていない方も少し気をつけるだけで、聴いている人の心にグッとくる歌い方になりますので、ぜひ参考にしてください。

歌い出しは声量を抑える

歌い出しは声量を抑えて歌うと感情表現がしやすくなります。自分のめいっぱいの声量で最初から歌うと、それ以上の声量が出せなくなるので感情の表現が難しくなります。抑揚をつけたいなら、自分のめいっぱいの声量の半分くらいで歌い出すとその後のメロディーに抑揚がつけやすくなります。

息を出しすぎない

声を出し慣れていない場合や、肺活量が少ない場合は息を出し過ぎると長いフレーズを歌うのがつらくなります。息を出し切ってしまえば声を出すのに精一杯で、歌声に抑揚をつけることはできません。息を出しすぎないようにするには、息を吸ったらお腹に蓄えるイメージで発生する必要があります。

イメージは風船に入れた空気を、風船の口を少しだけ開けて小出しにする感じです。風船から圧力を感じるので一気に出してしまいたいですが、がまんして少しづつ出す感じです。息を出すときにお腹を引っ込めないで、逆に少し膨らますイメージで声を出すと息が出にくくなります。

口を大きく開けない

口を大きく開けるとパワフルな声で歌うことができます。ただ、曲全体にこれをしてしまうと力強いだけの歌い方になってしまいます。抑揚をつけるためにおすすめなのは、口を横に開いて歌う方法です。口を横に開くと息がでずらくなるので少しソフトな歌い方になります。また、声が明るいトーンになります。とくに高音を歌う場合は高い声が出しやすくなるのでおすすめです。

次の歌詞を考えながら歌う

歌っているときは、今歌っている歌詞に集中してしまうことが多いですが、頭の中で半分は次の歌詞のことを考えながら歌いましょう。次の歌詞を歌う心構えができますし、歌詞が滑らかに繋がるようになります。また、歌詞の意味を考えながら歌うことにもなるので、意味にあった感情を表現することにもなります。

歌詞を滑らかに繋ぐ

歌詞の繋ぎが滑らかな方がより感情がこもって聴こえます。それには、母音を意識して歌いましょう。例えば「きみがすきー」だったら、「きいみいがあすうきいいい」のように、文字を2つに区切って歌うと滑らかに繋がるようになります。ただ、あまり極端にやりすぎるとしつこい感じになるので、心の中で意識して母音の部分は少し音量を下げて短めにするなど工夫する必要があります。

一番高い音は思いっきり声を出す

歌に抑揚をつける場合に必要なのがメリハリです。歌の一番盛り上がる部分は、曲の中の一番高い音の部分であることが多いので、そこは思いっきり歌いましょう。瞬間的なものなので、そこだけは息を多く出してもOKです。

歌詞をよく理解する

歌詞には作詞をした人の感情を表した部分と、出来事を淡々と歌っている部分があります。感情を表した部分は、抑揚を強くつけて歌います。その歌詞にあった表情をして歌うのもいい方法です。悲しいときには悲しい表情で、嬉しいときには軽くほほえんで歌うと、自然とその表情にあった声のトーンになりやすいです。

出来事や風景、見た様子などを歌っている部分は、話すように淡々と歌うといいです。感情表現の歌詞とメリハリがつくので、感情表現の歌詞がより生き生きとしてきます。

息を混ぜたウィスパーボイスで歌う

声に息を半分くらい混ぜたウィスパーボイスで歌うと、聴く人の感情が引き込まれるような声になります。ウィスパーボイスは息を多く使うので長いフレーズは歌いにくいので、息継ぎの回数を多めにして単語を区切るように歌うと歌いやすくなります。強調する部分は普通の声で歌って、ウィスパーボイスと普通の声を混ぜて歌うと心にくる歌い方になります。

エッジボイスを使う

ガラガラした声をエッジボイスといいます。「あー」と普通にうたっていて喉をだんだん開いていくと「あ・あ・あ・あ・あ」というぶつ切れの声になります。これがエッジボイスです。小さいときにふざけて宇宙人のマネとかしたときの声です。これをフレーズの先頭に0.5秒とか1秒とか入れると心の底から絞り出したような声に聴こえます。エッジボイスは母音(あ・い・う・え・お)に使うと簡単にできます。

自分の声にあったキーで歌う

カラオケで歌う場合はキーの調整をしますが、意外と自分にぴったりのキーよりも少し高めで歌っている方が多いと思います。歌手は高い声が出せる方が多く、高い声の方がインパクトがあるのでなるべく高いキーで歌っているのだと思います。試しにいつものキーよりも2つぐらい下げて歌ってみましょう。サビが余裕を持って歌えるはずです。

抑揚をつけるためには、ギリギリでるくらいのキーで歌ってしまってはいけません。余裕のあるキーで歌った方が聴いている人に余裕が伝わって聴きやすくなります。

歌に抑揚をつけて聴いている人に喜んでもらいましょう

いろいろと歌に抑揚をつける方法をご紹介しましたが、大切なのは聴いている人に喜んでもらえるように歌うということです。YouTubeなどで投稿する場合も、マイクの先にいる動画を見ている人たちにとどけるつもりで歌いましょう。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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オカリナスナイパー

エレクトーンを10年習い、18歳のときにエレクトーンの教師かウエディングプレーヤーになろうとしたが、実力不足とさぼりぐせのため挫折。35歳ぐらいのときに植村花菜のトイレの神様を聞き、ギターに目覚める。その後子どもにギターをゆずり、自分はボーカルに専念(車の中で練習)。現在、子どもと一緒にyoutubeで弾き語りをアップしています。チャンネル登録者大募集中の、しがないグラフィックデザイナーです。たまにライターもやってます。サウンドハウスLOVE!!
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