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歌いにくい人は確認しておきたい!「ハイラリンクス」とは?

2019-11-14

テーマ:sound&person

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

今回は、発声に関する用語「ハイラリンクス」についてのお話しです。
ボイストレーニングについて、インターネットで調べたり、ボイストレーニングスクールに通っている方は聞いたことがあるかもしれませんね。
歌っている時、次のような心当たりがある人は、ぜひ、読み進めてみてください。

・歌声が平べったい感じに聞こえる
・喉の奥の気道が狭くなっている感じがして苦しい
・高音が詰まってしまって出せない

それでは、さっそくいきましょう!

「ハイラリンクス」とは?

ハイラリンクスという言葉。
英語表記にしますと「highlarynx」になります。highは「高い」、larynxは「喉頭」という意味です。
つまりハイラリンクスは「喉頭の位置が高くなっている状態」を指す用語です。
(※喉頭は、いわゆるノド仏のこと。)

なぜ、こんな言葉がボイストレーニングに出てくるのかと言いますと、発声時「喉頭があがる」状態が起こると声に変化がでます。
具体的には、声に芯が入り「カーン」とした明るい響きの声、キンキン声、になります。

ハイラリンクス状態に「良い 」か「悪い」は、ありません。
明るいカーンとした音色がほしい時は、敢えてノド仏をあげて歌うシンガーさんもいます。

ただ、人によっては、ハイラリンクスを改善した方が良いだろう、という人がいるので少し詳しく見ていきましょう。

どんな人が改善すべきなのか?

1、改善すべき人

※「改善」というのは「ハイラリンクスもローラリンクスにも調整できる=喉に柔軟性を持たせるということ」と捉えておいてください。

◆ 発声時、常に、ハイラリンクスになってしまう人

特に、中音域~高音域あたりになると、ノド仏は上がりやすくなります。高音域になっても、ノド仏があがり過ぎない状態も作れるようにしておきましょう。
発声した瞬間、反射的にノド仏が大きく動いてしまうのは、筋肉運動の「癖」になっている状態です。

◆ 喉に苦しさを感じる人

歌っている時に、喉が苦しくなるという人は、ハイラリンクスが起こる事によって声帯を強く閉じすぎてしまう場合があります。
程度がひどい場合は、息が止まってしまう寸前のような声になります。ハイラリンクスを直すことで、総合的に、喉の力みを取っていくことができます。

◆ 深い音色の声を出したい人

音色として、ハイラリンクスは、かん高い印象の声になるので、太く深い響きのある声にはなりにくい。
自分の声が、子供っぽく聞こえる、平べったい感じの声に聞こえるから直したい、という場合は、改善していくべきでしょう。

2、なぜ、ハイラリンクスになるのか?

ノド仏は、筋肉で吊られている?!

ノド仏(喉頭)は、喉にある筋肉によって懸垂されています。つまり、ぶら~んと浮いているので、意図して、上下に自由に動かすことができます。
食べ物を飲み込むとき、ノド仏に指を触れてみると、飲み込む瞬間、ノド仏が上に「ぐぃ」っと上がるのが分かると思います。
これは、食べ物を食道に流す為の嚥下運動といって、気管にフタをして、誤って気管に食べ物が入っていかなようにするための運動です。

それとは逆に、発声時は、気管は広く保てている方が良い響きが確保できます。だから、ノド仏が上がる「ハイラリンクス」は、音色が浅くなるのです。
ハイラリンクスになる原因は、ノド仏を持ち上げてしまう喉の中の筋肉群(嚥下運動に使われる筋肉群)が過剰に働いているから起ります。

3、ハイラリンクス改善方法

ハイラリンクス癖を取り除き、体に記憶させていく。ノド仏が上がる人は、それが「癖」となっている人が多いです。
癖とは、無意識に行われるもの。

自分の目に見えるものであれば、意識して改善できますが、喉の中は見えません・・!
そこで重要になるのが「間違った記憶の書き換え作業」です。
重要なヒントになるのが【裏声発声】です。裏声発声は、高音でも喉に苦しさは感じにくい。不思議だと思いませんか??
声は、同じ声帯から生まれているのに、裏声で出すと高い声も楽に出る。だったら、なるべく、その裏声の喉の感覚に近い状態で地声も出せばよい。この事実がハイラリンクス改善の手がかりになります。

私の個人的な体験、経験を踏まえたアドバイスとしましては、意図していないハイラリンクスになる人は、歌っていると、かなり喉が詰まったような声になり高音が出しにくくなります。
ノド仏は上がってもいいという見解もありますが、やっぱり「上がり過ぎる」と声は出しにくくなります。
特に、地声を張り上げてしまう歌い方になるような方は、一度、鏡の前で歌ってみて、チェックしてみるとよいでしょう!

それでは、また、次回!

まとめ

ハイラリンクスとは?

  • ノド仏(喉頭)が高い位置にある状態のこと
  • 声の音色は、カン高く明るい印象の声になる
  • 音色に変化を持たせたい人、喉が苦しくなる人は、改善(=喉に柔軟性を与える)すべきである

KAN

仙台Loose Voice 代表講師
日本ボイスアドバイザー協会認定
東京の大手ボーカルスクールや横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。 喉締め発声を改善し高音を楽に出す、従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ500人以上の指導に当たる。 現在は、仙台にて、レッスン実施中。
スタジオHP https://www.loosevoice.com/
twitter https://twitter.com/loosevoice

 
 
 
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