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高校軽音ドラムの話2 ~曲の叩き方~

2021-07-02

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

はじめましてかもしれないTwylです。
前回( 高校軽音ドラムの話1 ~最初に買うもの~ )は最初に必要な事前準備についてお話ししました。
準備ができたら早速曲を叩いてみたいですよね(基礎練習はまたの機会に)。

☆前置き

これから書く練習方法はあくまでも一例です。 こんな感じの方法をお勧めしますが、実際に練習するときは参考程度に考えてください。
難しい曲をしてもいいし、譜面だって見なくてもいいし。 もちろん先に基礎練習をしてもいいですよ。というか、人によってはその方が良いこともあります。

あと、「基礎練習」より先に「曲の叩き方」を書いた理由ですが、

曲を叩いていて手が追い付かなかったり、リズムがわからなかったり という事象を体験した後の方が成長が身に染みて分かるので「先に一度挫折してもらおう!」という魂胆です。
挫折せずに進めたらそれはそれで良いんですけどね。

☆ドラマーが一曲叩くまでの流れ

一般的な高校生ドラマーは既存の曲をカバー演奏するところから始めると思います。 なので流れとしては、

  • 曲を選ぶ
  • 聞いて曲を覚えたり、譜面を手に入れる
  • 練習する

…で、完成!という感じですね。

バンドでやる場合は自分で叩けるようになった後に、バンド練習("合わせ"とか言うこともあるよ!)がありますね。
今回はバンド練習の手前、「原曲に合わせてドラム一人で叩ける」というところまでの流れを紹介します。

☆各項目の解説

1. 曲を選ぶ

◇個人でやる場合

自分の好きな曲を選びましょう。

・その曲のBPMで8分音符を叩くのは余裕?
・パッと聞いて、訳の分からないフレーズはない?

等を考えるとと、その曲が叩けるか判断できますが、最初くらい当たって砕けてもいいと思いますよ。

◇バンドでやる場合

バンドでやる場合はバンドメンバーが決めたり、部活でやる場合は顧問が課題曲を決めたりもしますね。
あとバンドでやる曲を選ぶ場合は他パートの実力も考慮しよう!
逆に考慮されてないような曲を選ばれて「叩けない!」ってなったら早めにメンバーに相談しよう!
ライブで失敗するほうがバンドメンバーにも迷惑だから…

ネットで簡単な曲とか調べるのもあり!…なんだけど 有名な曲とか文化祭とかで盛り上がる曲を載せていることもあって、割と難しいことがあるので注意が要ります。
どんな曲でもしっかり聞いて、メンバー全員が「行ける」と判断してから挑みましょう。
そうじゃないと、ライブ前になって急に「できない!!」ってなってしまったりしますからね。

2. 聴いて曲を覚えたり、譜面を手に入れる

譜面とか面倒と思うかもしれませんが(少なくとも私はそうでした)
ドラム始めたばっかりだと音源から聴き取れないパーツ、音色が多いので、 最初はドラム譜を見るのがおすすめです(ドラムパートの譜面はドラム譜とかDrumScoreとか言います)。

YouTubeやらに上がっていたり、 「バンドスコア」という形で楽器屋さん、本屋さん、ネットショップに売っていたり 少し前のものは図書館にあったりもします。

あとは無料でバンドスコアがみられるサイトがあって

U-フレット(https://www.ufret.jp/ ) ※基本はギターのTab譜だけど、バンドスコアもある。

songsterr(https://www.songsterr.com/) ※海外のサイトなので洋楽が多い

有料(1譜面 数百円)だけど
piascore(https://store.piascore.com/

なんてサイトもあったりします。

それでもなければ他の曲を選ぶか、採譜するかですね。 採譜はまだ難しいと思うので、数曲叩けるようになって慣れてきたらにしましょう!

3. 練習する

特にコツはないのですが強いて言うなら わからない、速い等で叩けないフレーズは簡略化することですかね。

特にバンドでの練習を早期からするために「とにかく一曲通して叩くこと」が重要な時にします。
例えば「ハイハットが8分だと速くて辛いから、4分にしよう」とかですね。

ただし応急処置に過ぎないので、速さに慣れてきたら、もう一度簡略化前のフレーズで練習してみると良いと思います。

そして、その「速さに慣れる」のに一番効くのが基礎練習なので、みんな口を揃えて「基礎連しろ!」って言うんですよね(他にも理由あるけど)。 結果、口うるさくしすぎて嫌われることが多いんですよね、基礎練…
でも基礎練習が大事なのは変わりないので、またの機会に詳しく話しますね~。

あと、部活や音楽スタジオで練習するだけじゃなく、家で「エアドラム」するのもありですよ。 譜面や動きの理解になるので実際に動いて練習できる時間が増えます。

☆完成!

原曲に合わせてそれとなく叩けたら完成でOK! 細かいところは気にしない!数こなして上達するのが一番!

☆ちなみに

激しい練習を続けてると手にマメができます。火傷みたいなやつ。水ぶくれ?
普通に練習していてもできるので安心してください。でもあまりにも多い時は、もしかしたら手に力が入りすぎているのかも。

他にも「筋肉痛」とか「腱鞘炎」とかも発生することがありますが、ドラムで怪我するときは大体は基礎不足、地力不足です。 そういう時は大体速さが足りないので基礎練習するしかないです。

あと、長い時間イヤホンや耳栓をつけてると耳に悪いので、一時間に一回くらいはイヤホンを外して、譜面見たり水分補給したりして休みましょう。

☆宣伝

既存曲を採譜して楽譜を投稿してたりします。YouTube ( https://www.youtube.com/channel/UCjMs7DrdAHPFxH-LvTa-k0w )

専用のTwitter( https://twitter.com/Drum_Scores )にご連絡いただければ採譜した譜面を差し上げます。

実際のところはYouTubeに譜面動画あげていて、それのネタになる曲が欲しいだけなので
「実際に叩くかはわからないけど譜面が欲しい」とか
「興味本位」とか
「こいつドラムの採譜ホンマにできんの??」とか
軽ーい気持ちで曲を投げてくださいね。
数日で返しますので。
あと、文章のみにはなると思いますが個別に叩くコツとかも教えます。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Twyl

高校(2018~)でドラムをやって、調子に乗って進学した途端に記事を書きだした人。 ドラムのことをできる限り皆様にお届けします。 音楽は何でも聞いてます。JazzからEXTRATONEまで大好きです。 質問や「こんな記事が欲しい」とかはTwitterに送ってください。 喜びます。めっちゃ。
Twitter https://twitter.com/twyl0505

 
 
 
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