こんにちは。吹奏楽系ベーシスト、Cheenaです。
今回は前回の楽器改造とは打って変わって楽器パーツのメーカーさんのお話です。
高品質なギター・ベース用パーツで名をはせ、バンドをやっているほとんどの人がその名を知っているであろうブランド、GOTOH。1960年より続くメーカーの名を後藤ガットと言います。
しかし、後藤ガットは、元は1950年より「後藤ガット研究所」として、ヴァイオリンやガットギターの部品や弦を生産していました。
今回は、そんな後藤ガット、そしてGOTOHブランドの、いつもは見かけないパーツを見ていきます。
GOTOH / ST31 STEALTH Key
まずはこちら。「The world's smallest Tuning-Key」、「世界最小のチューニングキー」というキャッチコピーで展開される、「ST31」ステルスチューニングキー。
超小型なペグはギターを始めウクレレなど多数の楽器に使用可能で、ヘッドへの埋め込みや側面への設置など、高いデザイン性をもち、また通常のノブの半分から3分の1程度の重量ゆえに楽器の軽量化も可能です。 GOTOHの紹介画像では(おそらく)8弦ウクレレの副弦を張るために使っています。
GOTOH / SPBJ-4 Banjo Machine Head
2品目はバンジョー向けのペグ。同じ形のものがウクレレ向けにも出ています。
ヴァイオリンのペグと同じような、ペグポストからまっすぐと伸びるペグボタンが特徴的です。
ギター用ペグ等のウォームギア(ねじ・斜歯歯車機構)とは違う、プラネタリーギア(遊星歯車機構)という構造を採用し、高精度と高耐久を実現しています。
GOTOH / VA-01 Violin Adjuster
3つ目はこちら。何だこれは!と思うかもしれませんが、これも楽器パーツです。
これはヴァイオリン用のアジャスターと呼ばれるパーツ。テールピースに付けて使う、高精度チューナーです。
ヴァイオリンにはギアを利用したペグが付いていないため、高精度なチューニングを行うにはこれが必須なのです。
ギタリストなら「フロイドローズのファインチューナーだけ」と言えば伝わるかもしれません。
GOTOH / NBS-Art-02
4品目。見慣れたネックプレートですが、細かな刻印がされています。
こちらはGOTOHのLuxury Modeシリーズのネックプレート。これ以外にも、テレキャスターのブリッジプレートやコントロールプレート、汎用のネックプレート、ノブの天面、果てはペグボタンにまで機械刻印を行った、芸術性の非常に高いパーツです。
サウンドハウスでは、Luxury Modeシリーズは全品扱っているようです。ペグは「GOTOH A**LX」、それ以外は「GOTOH ART」で検索するとヒットします。(ペグを検索の際は**を入れて検索してください。型番がいろいろありますが、全てヒットします。)
→ Luxury Modeシリーズ ペグ 一覧
→ Luxury Modeシリーズ「GOTOH ART」一覧
いかがでしたか?今年創業60周年を迎えた後藤ガット社の技術力、そして革新を求めて新たな機構や素材に挑戦する姿は国内外から非常に高い評価を得ています。
時には通販だけではなく、公式サイトのカタログを覗き、ラインナップを楽しむのもいいでしょう。
[後藤ガット有限会社 公式サイト] https://g-gotoh.com/
それでは、よい楽器ライフを!