
これまで、サイケデリック編、ブラック・ミュージック、クラブ・ミュージック編、HR&HM編と3回に渡り、ラーガ・ロックの名曲を通して、ELECTRO-HARMONIXの名機、RAVISH SITARの楽しさをお伝えしてきました。
RAVISH SITARとは、ギターをインド楽器シタールと、ビーンと伸びる低音楽器のタンブーラの音色に変身させるエフェクターですね。最終回までお読みくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。どれも長かったでしょう(笑)。
それにも拘わらず、一部の読者の方から熱いリクエストのお声を頂いたため、このシリーズを再開いたします!
エレハモ同志の皆様、お付き合いの程よろしくお願いいたします。
今年2018年は、ビートルズがインドを訪問して50周年。海外では、訪問に因んだ展覧会が開催され、「Beatles In India」なるドキュメンタリー映画が制作中というニュースもありました。
近頃発表されたポール・マッカートニーの新曲”Come To Me”では、間奏とエンディングにおいて、シタール風な音色のギタープレイが聴けます。インド楽器の音色を取り入れた音楽、ラーガ・ロックに、ロック・ファンからの熱い視線がこれからも注がれていきそうです。
さて、第1回目のサイケデリック編で、ご好評をいただいた ザ・サークルというグループ。シタールを取り入れた事により、軽快なビートの美しいメロディが、カラフルなサイケデリア・ビートに変貌しました。1990年代のソフトロック・ブームでも人気が再燃した曲です。
今回は、そんなザ・サークルのように、爽やかなソフト“ラーガ”ロックを、独断と偏見で5曲チョイスしました。今回も、CDや動画で簡単に聴ける曲ばかりなので、カバーする時のご参考になれば幸いです。

シタールやタンブーラの音色をできる限り原曲に近いフィーリングで響くように、ツマミを設定しました。そして、今回はケーブルを少しリッチにして、EX PRO / FLシリーズのケーブルを使用しました。それまで使用していたスタンダードなケーブルと比べ、音圧が強く、アナログでホットな響きがします。
楽器本来の個性がさらに強くなったように感じるサウンドです。RAVISH SITARとの相性もバツグン。60年代、70年代ロックが好きな方には、もう、たまらない音質ではないかと思います。
それでは、まだまだ続く、ラーガ・ロックの森の奥へと進んでいきましょう。
 
1. Lemon Pipers / Green Tambourine (1968年)

バブルガム・ロックでお馴染みの米ブッダレコードからリリースされた、1968年の大ヒット曲。イントロで美しきシタールの音色が、流麗なストリングスとともに、木漏れ陽のように降りそそいでくる、まさに王道のソフトロック・ナンバー。
低音と高音でタンブーラっぽく鳴らしているA面メロも楽しく、フランジャーと組み合わせて弾いても楽しめそうです。まさに名曲だと思います。
シタールは聴こえないものの、レノン・シスターズによるガール・ポップ・バージョンも、人気の高いキラー・チューンです。気になる方はチェック!
2. The Poppy Family / Happy Island(1969年)

太田 裕美風ボイスが印象的な、カナダのラーガ・ポップ。シタールと打楽器タブラが導入され、歌姫の声に、下町風の人懐っこさが強調された、実に聴きやすい一曲です。
「Free from the City'」も、サバービアの人気曲として親しまれていましたが、今回はラーガ・ロック、ソフトロックという観点から、この「Happy Island」を推したいです。60年代のA&Mポップ(カーペンターズやロジャー・ニコルスなど)のように、トランペットがおしゃれに鳴り響く軽快なアレンジはまさにソフトロック。
シタールが効果的に混ざっていながらも、神秘的なムードをあまり感じないシティ・ポップ仕立て。ブレイク後の、決めエンディングはまさにA&M ポップそのもの。女子ボーカルでソフトロックやっている方はぜひお試しを。
3. Margo Guryan / Sun(1968年)

スパンキー・アンド・アワ・ギャングのヒット曲「Sunday Morning」の作者である女性シンガーソングライターの1968年のアルバム「Take A Picture」に収録された、ソフトロック・キラーなサイケポップチューン
。流麗なストリングスと、クロディーヌ・ロンジェを彷彿とさせるウィスパー・ボイスが魅力的です。Bメロでギラギラと鳴り響くタンブーラのサウンドが、曲をどんどん昇華させていく展開が眩しいです。
思いっきりパワーコード風に鳴らしてみても楽しめました。
4. The Hard Times / Sad, Sad, Sunshine (1967年)

アメリカのコーラス・ビート・グループの曲で、シングルにもなったナンバー。作曲はアル・クーパー。アル・クーパーは後年、自身のアルバム「EASY DOES IT」(1970年)において、この曲を取り上げています。そのセルフ・カバー・バージョンでは、ほぼ全編においてシタールや、打楽器タブラをフィーチャーしていますが、The Hard Timesのイントロは、ギターの音にエフェクトをかけてシタールっぽく弾いているものと思われます。
ビーンと伸びるタンブーラの音も、低めのコーラスワークで、一生懸命奏でているところが微笑ましいバージョンです。
インド楽器を大々的に導入したアル・クーパーによる再演も素晴らしいですが、RAVISH SITAR を使って、バンドでカバーするなら、このThe Hard Times版をおすすめしたいです!
5. The Twilights / Time And Motion Study Man(1967年)

オーストラリアのビート・グループによる、シタール入りハーモニー・ポップのプレミアムシングル・ナンバー。キャッチーなビートに乗せた、ビーチ・ボーイズ風コーラスワークに、シタールの音色がどんどん絡みつくのがカッコいいハーモニー・ラーガ・ビート。
バンドでカバーしても実に楽しめます。カバーしながら改めて聴くと、コーラスのメロディも少し神秘的に聴こえてくるのは気のせいでしょうか。
この「RAVISH SITARで弾きたいラーガ・ロックこの5曲」。第3回目のHR/HM編で終わる予定でしたが、リクエストにより、今回新たにソフトロック編としてご紹介いたしました。
まだまだ続く(?)このブログシリーズ、エレハモの名機RAVISH SITARとラーガ・ロックを楽しんでいただけるきっかけとなれば幸いです。
最後に、冒頭で触れました、間奏とエンディングで、シタール風なギターが楽しめるポール・マッカートニーの新曲。
これも、もしかしたらRavish Sitarを使用しているのでしょうか。それでは、その新曲「Come On To Me」をお贈りしてこのブログの扉を閉じたいと思います。
फिर मिलेंगे। !
Paul McCartney - 'Come On To Me (Lyric Video)'
Ravish Sitarで弾きたいラーガ・ロックこの5曲!!
●第1回 サイケデリック編
●第2回 クラブ・ミュージック/ブラック・ミュージック編
●第3回 ソフトロック編
●番外編 HR/HM編












 









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