みなさんこんにちは!最近滝や水辺に行くのですが、雫の落ちる音でカリンバを連想します。カリンバといえば、オルゴールのような癒しの音色で有名です。金属の冷たさも、あたたかさも感じるような音色は、唯一無二の魅力だなと感じます。
そんなカリンバのルーツを辿ると、アフリカはジンバブエのショナ族が祭事などで古くから用いたムビラという民族楽器に行き着きます。
今では世界のさまざまなメーカーがカリンバを製作していますが、種類は多様です。サウンドホールのある響きが豊かなホロウボディカリンバ、サステインが長く煌びやかな音色のソリッドタイプカリンバ。そして今回使うのは、ピックアップを搭載したカリンバです!
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL17P-KO カリンバ
↑明るくカラッとした響きが特長のコア材を採用した、ホロウボディカリンバ。十分な音量と響きが得られます。
また、付属のチューニングハンマーでトーンバーをトントン叩くことで簡単にチューニングができ、音階が変えられます。
もともとは、C4-E6のCメジャーにチューニングされていますが、私は「C, Db, Eb, F, G, Ab, Bb, C…」や「C, D, Eb, F, G, A, Bb, C…」などにチューニングを変えてみました。チューニングを変えるだけで、音のフレーズや雰囲気もさまざまに楽しめるので、表現の幅が広がります。
エフェクターにもたくさん種類がありますが、私が今回つなぐのはこちらです。
その名の通り、ビートに合わせて音をスライスしてくれます。左二つのつまみを回して、テンポやバランス、エフェクトのかかり具合などを細かく設定でき、右二つのつまみを回して、スライスパターン、バリエーションを設定できます。
つなぎました。

使ったケーブルはこちらです。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / GIC010R/BLACK
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / GIC010/BLACK
アンプにつないで音を出すことができますが、今回はオーディオインターフェイスにつなぎ、DAWで音を録音してみます。
まずはエフェクトなしの、ナチュラルなカリンバの音です。
自然な音の減衰が、カラッとした響きをもたらしていて、心地良いです。たくさん音を弾きたくなります。
続いて、DAW(Logic)付属のリバーブをかけてみます。
空間が広がり、カリンバの音色の唯一性や透明感が際立った感じがします。
エフェクターをONにし、シンプルなTremoloを試してみます。
音の揺らぎが楽しいです…!
いくつかつまみを調整して鳴らしてみました。

つまみの全体像がうまく写らなかったので図形にしてみました。(右二つの数字はつまみの位置です)




プツプツと途切れる感じや、ビートが加わってくれるので、余白や拍の使い方が普段と違う楽しみ方ができました。
つまみの加減や組み合わせを変えると、それぞれ鳴らそうと思う音やリズムも変わってくるのでとてもおもしろいです。
カリンバ演奏全体にもいえることですが、エフェクターにつなぐことで、良い意味で意図しない要素が加わる感覚がありました。音階が限られているという、制限的な要素も、プラスに働いてくれている気がしました。普段ギターやピアノで曲を作っている方、カリンバでも、制作いかがでしょうか・・・!(笑)
読んでいただきありがとうございました。
私は今回スライサーを使いましたが、みなさんもぜひお好みのエフェクターをつないでみてください!エフェクターの世界も非常に沼が深そうです。