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VIZI SCAN LED PROの修理

2016-11-12

テーマ:実録 ! サービスマン日記, 照明

こんにちは、技術部の松井です。
今回は、インテリジェンススキャナーの照射される光の色が薄くなったという事でお預かりした、AMERICAN DJ / VIZI SCAN LED PRO(現在廃番商品)についてです。

早速現品を確認したところ、全体的に汚れが付着し、レンズが曇っていました。触ってみるとベタついたので、おそらくフォグマシンのスモークがかかったようです。カバーに割れがあり、隙間からもスモークが侵入していると考えられることから、分解してクリーニングとともに、LEDへの電源部のチェックを行いました。

LEDへの電圧は正常に安定して出ていたのですが、電源部のコンデンサー2本が劣化していましたので、これを交換。あとはレンズ周りのクリーニングです。外側のミラーやレンズ、カバーを外して、手の届く範囲でしたら、お客様にメンテナンスのご案内もできるのですが、この機材は内部の手の届かないところにも複数のレンズがあります。

画像だとわかりづらいのですが、矢印のところにフロストレンズ、フォーカスレンズ、カラーホイールのレンズなどが複数あります。厄介なのは深層部にあるLED直前のレンズです。ここは色々と分解してパーツを外さないと手が届きません。

さて、一通り分解して綺麗にしたところ、LEDは綺麗に出力されるようになりました。LEDの照度低下は、内部の故障ではなく汚れが原因でした。
スモークマシンなどの液体汚れが着きやすい場合は、頻繁にメンテナンスをした方がよいですが、もし機材の配置を変えられるのであれば、それで改善されるかもしれません。
レンズは空拭きやクリーナー等を布に散布してから軽く拭きとってもらえれば簡単に落ちる汚れが殆どだと思いますが、頑固な汚れの場合でも、レンズが破損しないように力の入れ加減には注意しましょう。また、内部のレンズでも長めの綿棒などで届く場合は、掃除してみるのも手です。照度低下の場合は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

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