Shureの人気デジタルワイヤレス「SLX-Dシリーズ」が、新たに「SLX-D+シリーズ」としてリニューアルされました。
「名前が少し変わっただけ?」と思われがちですが、実は中身は大きく進化しています。
本記事では、旧モデルSLX-Dと新モデルSLX-D+の違いを、導入検討中の方にも分かりやすく解説します。
結論:SLX-D+は“運用が劇的にラクになる”進化モデル
まず結論から言うと、SLX-D+は
→ 音質はそのままに、運用性・管理性・安全性が大幅向上
したモデルです。
特に以下のような現場では、違いを強く実感できます。
- ライブ・舞台
- 会議・講義
- 設備常設
- イベント・レンタル用途


SLX-D vs SLX-D+ 比較表

| 機能/仕様 | SLX-D | SLX-D+ |
|---|---|---|
| チューニングレンジ | 806MHz-810MHz | 806MHz-810MHz |
| チャンネル数 | 最大10ch | 最大10ch |
| オーディオ品質 | 24-bitデジタル 118dBのダイナミックレンジ |
24-bitデジタル 118dBのダイナミックレンジ |
| レイテンシー | 3.2ms | 2.8ms |
| 暗号化 | なし | AES-256 |
| ShowLink®Ease | 利用不可 | ・周波数自動設定 ・受信機から送信機を遠隔制御 ・干渉軽減 ・ShowLink®Ease経由で送信機のファームウェアアップデート ・WWB MobleならBluetooth経由でも管理可能 |
| ソフトウェアと アプリの管理 |
・Wireless Workbench ・Wireless Workbench Mobile(Wi-Fi) ・Shure Update Utility |
・Wireless Workbench ・Wireless Workbench Mobile(Wi-Fi & Bluetooth) ・Shure Update Utility |
| DSP/ミキシング | ハイパスフィルター | ・オートサミング(2chおよび4ch受信機) ・デジタルフィードバックリダクション(DFR) ・ハイパスフィルター |
| オーディオ出力 | アナログ | ・アナログ ・Dante(SLXD4QDAN+のみ) |
| 電池 | 単3電池/SB903 | 単3電池/SB903 |
進化ポイント①:遠隔操作「ShowLink® Ease」

SLX-D+最大の特徴がこの機能です。受信機から送信機をワイヤレスで制御できるようになり、
- パラメーター制御
- ① デバイスの特定
- ② RFミュート(電波の消音)
- ③ RF出力(電波強度)
- ④ マイクオフセット
- ⑤ ハイパスフィルター
- ⑥ 操作のロック/解除
- 自動RF設定
- ① 周波数が更新されれば自動的に送信機も更新
- ② RF干渉が起きた際に自動で周波数変更
- ファームウェア更新
などが手元で完結します。

従来はステージ上の送信機を直接触る必要がありましたが、SLX-D+ではその必要がありません。
→ トラブル対応のスピードが段違いに向上
進化ポイント②:自動セットアップ&干渉回避
SLX-D+は“考えなくても安定する”設計へ進化しています。
- 一度リンクすると、SLX-D+受信機と送信機は接続を維持
- 干渉検知 → 自動で空き周波数へ移行
これにより
→ 「音が途切れた!」という現場トラブルを未然に防止
特にイベント現場では大きな安心材料です。
進化ポイント③:スマホで管理(Bluetooth対応)

従来のSLX-DはWi-Fi環境が前提でしたが、SLX-D+はBluetoothにも対応。
- スマホ(モバイルデバイス)から直接接続
- 最大7台の受信機を管理
- RF状態の可視化
- 受信者を特定し、必要に応じて名前を付けたり変更したりできる
→ ネットワーク不要でもすぐ運用可能
現場の自由度が大きく向上しています。
進化ポイント④:ハウリング対策(DFR搭載)

新搭載の「デジタル・フィードバック・リデューサー(DFR)」により、
- 最大16個のフィルターがハウリングを検知し、低減。
- 設定オン/オフが可能
- 常設の会議室や教室などの環境で、便利な機能
→ 音響知識がなくても安定した音作りが可能
会議室・学校・施設用途に特に効果的です。
進化ポイント⑤:拡張性とプロ用途への対応
SLX-D+ではシステム拡張も強化されています。
- 最大10ch同時運用(B帯)
- アンテナカスケード(最小構成:4ch受信機2台、2ch受信機1台)
※この構成で分配器が不要。他社製品と比較すると大きなメリットになります。 - オーディオサミング機能
- Dante対応モデルあり (サウンドハウスでは現在取り扱いがありません)
→ 中〜大規模現場にも対応可能
進化ポイント⑥:セキュリティ&信頼性
- AES-256暗号化対応
- 低レイテンシー(2.8ms)
→ 企業・配信・放送用途でも安心
進化ポイント⑦:デュアルレシーバーが1Uサイズからハーフラックサイズに


旧モデルユーザーも安心:互換性あり
SLX-D+は旧SLX-Dと
→ 同一システムで併用可能
ただし注意点として:
新機能(ShowLink等)は旧機種では使えない
とはいえ、段階的なアップグレードが可能なのは大きなメリットです。
他注意点としては、
- SLX-D+コンポーネントは、現行のSLX-Dコンポーネントと下位互換性がありますがすべてのコンポーネントは最新のファームウェアに更新する必要があります。
- SLX-D+ TXとSLX-D RXは自動的に同期します(旧RXが更新されている場合)。
- SLX-D TXとSLX-D+ RXは手動同期が必要で、RXフロントパネルの簡単な手順でガイドされます。
こんな方におすすめ
SLX-D+は特に以下の方におすすめです。
- 現場のトラブルを減らしたい
- → 自動干渉回避&遠隔操作で解決
- 設備として安定運用したい
- → DFR+自動化でメンテナンス性向上
- スタッフの負担を減らしたい
- → スマホ管理&自動設定
まとめ:買い替える価値はある?
SLX-D+は単なる後継機ではなく、
→ “運用のストレスを減らすための進化モデル”です。
特に
- 現場対応の効率化
- トラブル耐性
- 管理のしやすさ
この3点を重視する方には、非常に大きなメリットがある商品です!
ここまで、SLX-D+シリーズについて、説明してきましたが、いかがでしょうか。ご不明点があれば、ぜひお問い合わせください。
また、余談ですが、SLX-D+シリーズになって、エコなパッケージ変更になっています。

個人的には今までの固いイメージよりもお気に入りです!
さて、最後におススメポイントのまとめですが、
- 音質はそのまま(安心)
- 遠隔操作でトラブル即対応
- 自動化で誰でも扱える
- 拡張性アップで長く使える
→ これから導入するならSLX-D+が断然おすすめです!!ぜひご検討ください!!







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